街全体が雨に濡れる日
散文。
今日起きたら窓の外は土砂降り。もう、アスファルトに叩きつける勢いで雨粒が天から落ちてきている。昨日降ると言われていた雨が倍増しになって今日中に降ろうと決めた勢い。実際夜には止むらしいし。
友達とキャンパス近くで食べる予定だったお昼はリスケ。まあそうでしょう。そうだろうよ。気持ちは分かるがちょっと哀しい。でも家で掃除なりなんなりしていると、いやでも1人の時間って最近ないから重要だよな、と考え直したりするのでもう情緒なんてあってないようなもん。
キャンパス近くのご飯屋さんが最近また復活してくれているので、通っているカフェの1つに顔を出す。前までは全部現金オンリーだったのにコロナ禍を経てLINE PayやPayPayが使えようになったので、現金を持ち歩かない勢としては大変ありがたい。
そのカフェを、手作りパンとスープのカフェだと私は認識している。日替わりで展開されるそのランチしか食べないから。行く前はお食事系のクレープランチとかも美味しそうだなぁ、頼もうかなぁ、と考えているのにいざお店に着くと今日もスープが美味しそうで、「スープランチでお願いします」と勝手に口が動いている。クレープを頼めたのは今まで何回もお邪魔した内の1度切り。でも、牛すじのワイン煮込みスープに、手作りチーズパンですよ?食べない訳にはいかない。
しかも、私が頼んだ時にスープ作りがちょっと手間取っていると説明されて、少し長く待ったんだけど、私のプレートが出された後にはココナッツチキンシチューにしれっとメニューが書き換えられていた。そっちも美味しそうだけど、私はミネストローネ系の方が好みなので、スープランチ大正解。よくやった、私の本能。
因みに、完璧なる余談だけど、ここら辺でもう1つ、好きなカフェがある。その距離歩いてここから2分、とか。そこも長い間通っていたのだけど、そして今も通ってはいるのだけど、リニューアルに伴って私の一番好きだったメニューを消し去ったので、最近ちょっと足が遠のいている。チキンサラダとフレンチトースト、美味しかったのになあ。売れなかったのかなぁ。コンセプト変わったのかなぁ。哀しい。
食べている間に、雨がちょっと弱まった。あの、ちょっと空が明るくなる瞬間が好き。そもそも雨の日は私の好きな水の音がそこら中で響いているので、そんなに憂鬱にはならない。着る服とか靴とかいつもより手間取るのは確かだから、家出るのが一気に億劫になるの気持ちも分かるけど。あと低気圧。低気圧はいやだ。
秋とか冬もちょっと寒い位が一番良いと思っているので、最適よりちょっと薄着をよく身に纏っている。冷たい空気が頬を撫でるのが好きだし、暖かい所に入った時の全身を包む安堵感が好きだから。
1つの好きな瞬間から別の好きな瞬間へ自分のちょっとの工夫次第で繋いでいける感覚が好きなのかもしれない。これはこれで、と感じているけどちょっと何かが欠けている状態から、もっと良い状態に移ろう瞬間を体感するのが好きなのかもしれない。
...
低気圧でだるい身体で、授業に来てみたら、大雨だから出席だけ取って解散します、と教授に言われた。ウケる。教室だから関係ないやん。私の努力。
まあそれでも、解散なら5限の授業切って2本立て映画でも見に行くか。5限は出席取らない授業だからあとでアーカイブをちゃんと見ておけば問題ないし。
学生ってなんだかんだ自分の行動を自分の意思だけで決めれるから本当に自由で良い身分。もう間も無く学生生活の終わりが見えている今日この頃、しっかり満喫すると同時にその後も自分の事は自分で決められるような立ち回りができるよう考えたいな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?