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Lights will guide you home

最近、バスを逃す機会が多い。
徒歩30分の帰路を歩くのにも慣れてきた。冬の夜空は空気が凛としていて、頬を撫でる風が冷たくて、割と好き。だから、たまには歩いて帰るのも良い。そう思える。

そして、目につくのは街路樹を飾っているイルミネーション。
この前、友達に「東京は普通に過ごしていてもイルミネーションに遭遇できるから良いよね」と言っていた。確かに、そう。適当な駅前でも、この時期は綺麗に飾ってくれているので、煌びやかな光景が目前に広がっている。私のほぼ無人で歩く帰り道を、照らしてくれる光。

イルミネーションの設営をしている時を、覚えている。
自治体のおじちゃん達が夕方、自前のクレーンなのかな?に乗りながらせっせと飾り付けをしていた。

「もうちょっと右の方が良いんじゃないかな?」
「おい!もっと[電球を]丁寧に投げろよ!」
(丁寧に投げる、って何?笑)
「バランス悪くないか?あっち[別の樹]に比べてこれ、少なくない?」

バスを待っている間、漏れ聞こえた会話。
おじちゃん達の頑張りとセンスは今、一年で一番暗い時間を明るく照らしてくれてるよ。

(ここからちょっと暗い表現があります)

最近、上の方でまた色々決まってしまったみたいだ。
上の方々はいつだって、マジョリティに入っていない人の事を蔑ろにする。マジョリティに入っていると、小さな声は無意味に聞こえる。
「みんなのために」
その言葉は嫌いです。
「しょうがない」
それは、あなたが発する言葉じゃない。

みんな、頭使いすぎだよ。
イルミネーションの飾り付けにセンスを懸ける位のことで、笑ってくれる人はいるよ。
大事なことって、なんだろうね。難しいね。私たちはすぐに考えすぎてしまう。

街路樹の光は、等しく降り注ぐ。
一番暗くて、一番寒い時期を人の手で明るくしてくれる。
とりあえずは、この光があるから、私は明るいところに向かって、前に進み続けられているよ。

途中まで書いて、この曲が思い浮かんだので、タイトルはそれにします。




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