ハワイとわたし

昨日ハワイの動画を沢山見て、ハワイのお話に触れる機会があって、色々思ったことがあるから、書き綴っておこうかな。

よく聞かれることでもあるしね。

ハワイは一言で言うと、わたしの実家で、そして圧倒的に「還る場所」です。

これだけ読むと、地元愛がかなり強い人みたいだけど、そして実際そうなのだけど、それだけではありません。ハワイ以外の所でもこの想いを持つ人は多いと思うけど、ハワイでは特に沢山の人が抱える想いだと思っています。それは、「育ってきたコミュニティに恩返しができるような、誇れるような人になるまで帰れない」という想いです。わたし達にとって、地元はいつでも戻れる、ホッとできる場所ではなく、いつか胸を張って帰れるように頑張る目標です。

それはなぜか?

いきなりリアルな話になりますが、ハワイは地価が高く(物価はゆうてトントンな気がする)仕事もほとんどが観光業に繋がっています。そして観光客が増えても仕事には限度があるので、希望者全員が観光業に就ける訳ではありません。

もちろん、特に観光関連の仕事に就く興味が薄い人もあります。

ハワイは観光客をそれなりに上手く特定区域に留めることに成功していると思いますが、やはりみんなより少しだけ多く不利益を被ってしまっている層もいます。わたしも、現在は特に不利益を被っていないですが、自分の家の前を常に観光キャにワサワサされたら良い思いはしないでしょう。

まあ、とにかくそんな感じで、ハワイできちんと生計を立てたい場合は基本的にフリーランス、または長期リモートが主な仕事の選択肢となります。リモートはコロナウイルスの影響もあって世界中で加速しているので、今後の普及率に期待はしていますが、どんな仕事でも会社から長時間離れるとなるとある程度のスキルが求められます。

そこで、冒頭で述べた文に戻ります。誇れるような人間になるまでは帰れない。その思いは幼い時から刷り込まれます。特に私立の高校に通った子には根強い感覚だと思います。ハワイには大学が一校しかありません。だから大学進学を考えた時に、かなりの確率でハワイを出て行く必要があります。当たり前すぎて、疑問に思う人はあまりいません。

ハワイを、家族の元を、友達と散り散りになって、海を渡って勉強を続ける。

高校から意識しだす人は増え、卒業後の夏は家族や友達と毎日ディナーや遊びをする人も少なくありません。そして、大学から慣れ親しんだ場所からは離れるので、高校の勉強は鬼のように大変です。大学に入った時に勉強で大変な思いをせずに、環境に慣れることに専念できるように、です。

そんな感じなの。だから、就職はハワイですると思っていた、とか。ハワイと日本どっちが好き、とか。ハワイには帰れなくていいの、とか。

帰りたいに決まっているじゃないですか。

帰れない人もいるんです。

国が大変だから帰れない人が全てではありません。何も携えないまま戻ったら、次の世代に受け継げるものがなくなるから、まだ帰れない場所も存在するのです。

日本は好きな国であり、ハワイは還るべき国である。比較できるものではありません。

知らないことは仕方がない事です。でも、知ってくれると嬉しいです。無知から発言される言葉から、少しずつ心が削られて行く人もいるので、気づけた場合は、この文章の何かを思い出してくれると嬉しいです。

xx

追記:とりあえず感情を書きなぐってみたから後々整理して書き直すかもです。

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