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スミレと夏至


気付いたら6月ももう終わりが見えます。毎年早いよ…。


最近教授たちと議論していて、ここ8週間でインテンシブに学んでいたことが頭の中で一気に集約して、ばちばちと弾ける感覚を最近味わっていました。この感覚が好きで、追い求めていて、世界の見方が変わるパラダイムシフトと呼ばれる瞬間をずっとずっと体験していきたいからここまで走ってきたようなものです。

だから、この前マネージャーさんにも言ったけど、「頭が良い」という言葉があまりしっくりこない。というか多分私は、勉強は得意というわけではない。というか、勉強が得意って何なのだろうか…?点数の取り方が分かっている、ってことなら、私はそんなの全然知らない。だから、テストで20点台とか余裕で取ったことあるし、気分が乗らない時はエッセイとか数時間でとりあえず書き散らして提出している。

知りたい。どうしてそうなの?どうしてそういう仕組みなの?この人の提唱していることはどういう意味?世界の基盤がこう動くなら、これを足したらどういう反応を引き起こせるの?これとこれは繋がってるんじゃないの?ああ、待って、もしかしてこれ全部繋がっているんじゃ…探究心と弾ける快感を追い求めた先に私がいる。

納得にたどり着いた瞬間は本当にエクスタシー。そして一縷の虚無感。もうこの考えを追い求める道は一旦収束したんだ、となる。今は本当に色々が繋がって、網目が視えたような瞬間に浸っているから、問いが浮かんでこない状況。一種の燃え尽き。

でも、きっとまた何かのきっかけで、私の知識欲は刺激される。食欲だって、睡眠欲だって、生存欲だって、好奇心の前では溶けきってしまう私のバグ。

この前友達と話していて、これは本当に母の影響が大きいな、と感じた。知識のためならお金をいくらでも投資してくれた母。「本ならいくらでも買ってあげるよ」と小学生の頃言われた言葉に忠実にここまで生きてきた。高校から自分もお金を出して、自分の問いに納得のいく答えを見つける過程は加速した。制限のかけられなかった私の好奇心は興味の対象が向く網羅具合が凄まじい。今じゃ私の年間購入する本の量に驚愕し、学生をいつまで続けるのかハラハラさせるお母さん、それでも応援してくれてありがとう。学生はやめるつもりはやっぱりないよ。でも、私はちゃんと歩いています。知識だけじゃなく、知性と品性を兼ね揃えた女性になれるように。

次のカタルシスが作動するまではちょっと時間が空くから、今は空白の時。だから、その時までは生活のシンプルな楽しみに溺れていよう。




…ここからB面です。笑 
実はハイブリッド型でした。


私じゃなくても良いけど、私でよかった

そう思えるように意識している。最近はそう思えることが多いけど、やっぱり人間というものは欲深い生き物なので、私「が」よかったと言ってもらいたいなぁ〜と思ってしまう時もある。

最近文化人類学の勉強をしていて、人間を人間たらしめることは私たちの葛藤と苦悩の末に下す決断と、その決断を下した後も思い悩む繊細さにあるという考えに今の所は行き着いている。

行動や雰囲気に赴きを置くけど、というか言葉にされると割とビビるけど、それでも言葉の力を知っているからこそ、言動の一致が巻き起こす感動を知っているからこそ求めてしまう私の矛盾と面倒な所も人間が故。

本を貸し借りする友達

イギリスでもできました。わーいい。
しかも日本語の本です。遠い果てで日本語の本を貸し借りする間柄というシュールさ。だけど、課題で英語の本をめちゃめちゃ読んでいるので、日本語で本を読めるのは楽しい。

今日は2人でiPadを交換しあってお互いのKindleの漫画を読む会でした。気になっていた「ブルーピリオド」読めて楽しい。絵画、やっぱり好きだなぁ、という気持ちにさせてくれる良きお話。

5時間ぶっ通しで本を黙々と読んで、たまに本の感想を言い合ったり、全然関係ない話を吹っかける関係が心地よいです。

社交性のある内向的な人

人と話すのは好きだけど、刺激が多いので疲れちゃう時もある。ここ最近しっかりと意識したけど、私は1日のどこかで自分の時間がないと疲労が溜まっていくタイプです。ルームメイトの事は大好きだけど、そして別に会話しない時もあるけど、自分だけの時間があまり取れず若干蓄積されてきているなぁ…と思う今日この頃です。

因みに刺激といえば人の作品に触れる時もそう。多分人のバイタリティに触れる時の心の動きにメンタルが追いつかないのかなぁ、と思っている。

こんな感じだから、私に取って「一緒にいて疲れない人」というのは本当に貴重です。でも、それって刺激が少ないってことなのかな?それって私に取ってどういうこと?とも考えています。

Royal Post from England, Week 4-5

ここからはイギリス生活の気づき編。今回はちょっと多い気がするからここ以降もタイトル区切り。


イギリスで写真を撮るときは一声かけるのがマナー

イギリスは可愛い所が沢山。映画ロケ地に使われた所も沢山あるので、自分の職場や家を撮影されていることに慣れている人も多いです。写真がダメな所は少なく、基本写真オッケーなのですが、カメラを向けられたら自分が映りたくない人などは反射的に顔を背けるので、単純に一声かけると良きかと思います。

イギリスの人は「できない」と言って人を悲しませることを嫌います。ルールを守ることよりも、目の前の人を悲しませないように自分のできる範囲のことをしたがる人が多い。どうしようもない時は「ごめんね」となりますが、どうにかならないものか割と考えてくれます。(そのおかげで臨時の終電が発車したりします。わろた)

そのせいでガバガバで大丈夫か…と思うこともありますが、イギリスの人々に関して、私は好きな要素です。

ミュージカル観劇→パブで盛り上がるのは鉄板コース

ミュージカル観劇は静かにやるもの…ではなく、思い思いに感想を口にしたり、ツッコミを入れたり、合いの手を入れるインタラクティブコンテンツ。最後のお辞儀は普通にみんなで盛り上がるパーティ。そのまま街に出て行って深夜まで唯一営業しているパブとバーに。今の時期はテラス席も多くて夜風が気持ち良いです。

お酒が飲めない人は、ジェラート屋さんも真夜中過ぎまでやっていますヨ。

マーケットは交流の場

土日はマーケットの日です!毎週出店しているお店同士は仲が良く、おしゃべりしていて和みます。接客はこちらから質問しないと何も話しかけてこないスタイルで、のんびり見られます。買う個数を増やすと値切ってくれることも。フードの屋台はレストランではあまり見かけない中東やアジアのカジュアルフードが安い値段でいっぱい売られていて美味しいし楽しい。閉店間際だと残り物の寄せ集めをかなり安く売ってくれることも。歩いているだけで楽しいから、これも私の好きな習慣。

酔っているときは歌うイギリス人

ほとんどの人がいきなり歌い出す。なぜだ。笑
中にはオペラ歌いだす人も。なぜだ。
イギリスの家は窓が薄いので全部聞こえます。平和だ。笑

明日は夏至

長い長い日中もそろそろ終わり。
寒いようですが。笑 先週まで26度だったのに最近は13度。振り幅大きすぎるぞ、イギリス。


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