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虎に翼 感想

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元パラリーガルの視点から書きました。 皆さんと相容れない点、多々あると思いますが、ご容赦を。 参考になるなら、うれしいです。
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#考察

【虎に翼 感想】第119話 見ている方向はどこか

全員が、一方通行だった。 優未は最初から結論を出していたのだから、相談ではなく報告だっ…

おっちぃ
2か月前
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【虎に翼 感想】第118話 下の者たちは怒り、上の者たちは変化を恐れる

女性法曹の抵抗 悪い話だってことは明らかだから、寅子が話し出す前から泣き出したとて、弱…

おっちぃ
2か月前
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【虎に翼 感想】 第20週 まとめ

今週は、1週間分まとめてお伝えします。 昭和30年、春 寅子は、新潟地家裁三条支部から東…

おっちぃ
2か月前
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【虎に翼 感想】第86話 寅子のように言えるのか

先週の麻雀大会。杉田太郎の涙、航一の「秘密です」、寅子の「はて」には続きがあった。 航一…

おっちぃ
3か月前
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【虎に翼 感想】第81話 涼子、玉、稲との再会

涼子、玉との14年ぶりの再会 涼子と玉は新潟に流れ着いていた。どのような事情があったの…

おっちぃ
3か月前
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【虎に翼 感想】第72話 一方通行の寅子

寅子に足りないものは、“伝え方” と “もう一方の角度からものを見る” ということだったの…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第69話 臨界点を超えた寅子

今日の回は、誰しもが自由に感想を述べてよい回だと認識しています。どうぞご了承ください。 穂高教授は諦めていた。 教授の諦めは、“老い” のためでしかない。体調がすぐれず、死も意識し始めている。教授には、もう、体力も気力もないのだ。一度、生きることを諦めたことのある身としては、そう感じる。 寅子に共感するもしないも自由だ。昨日も言ったが、人間誰しも、自分のバックボーンや現状置かれている環境を元に、ものを考え、発言する。 だから私は共感しない。当然のことながら、共感している方々

【虎に翼 感想】第63話 大庭家、遺産相続問題は調停の場へ

遺産分割調停、第1回期日 大庭家の遺産相続問題は、家庭裁判所の調停の場へ移ることになっ…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第62話 大庭家、それぞれの思惑

パラリーガル時代に一番好きだった案件は、相続だった。 依頼を受けると、被相続人(亡くなっ…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第61話 大庭家、相続問題発生

昭和24年4月 花江がワンオペになっている。しかも頑張ろうとしてしまって、はるさんと同…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第60話 道男の巣立ち

道男の謝罪 はるさんの葬儀が無事終わった。祭壇には、花と写真とともにお骨が置かれている…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第59話 はるさんの死

寅子の言うとおり、急なことであった。そんなに心臓が弱っていただなんて。 花江が先にはるさ…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第58話 道男の傷をえぐる猪爪家

道男が余計に傷ついてしまった。昨日、轟が心配していたとおりになっている。よねに知られたら…

おっちぃ
4か月前
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【虎に翼 感想】第57話 それぞれの理想と現実

親を亡くした子どもたちの現実 轟法律事務所(旧カフェー燈台)に集まった明律大学同期の5人。 寅子とよねの言い合いに、男性陣は内心、懐かしさを感じていたのではないだろうか。 よねと轟は、事務所に子どもたちを集めて、僅かばかりの食事を与えていた。よねも貧しい農家の生まれだ。貧困は、家族の分断を生んでいた。よねの親と姉は今生きているのか不明だが、目の前にいる子どもたちは、戦争で親を亡くしている。 寅子の言うように、全員は救えないし、一人ひとりの行いは微力だが、少なくともこの子