20分間の時間旅行
ぼくは、今日、こんな体験をした。
お昼ごはんを食べて、道の駅の駐車場にクルマを停め、エンジンを止めてやすんでいた。
おなかがいっぱいになると、いつも、だいたい眠くなる。
その時も猛烈な睡魔に襲われて、運転席に座ったままで、目を閉じた。
ふと目が覚めると、時計は1時16分だった。
ここから5分のところに、仕事場があって、1時半には着いておきたい。人が早く来て、待っていると思う。
「起きなきゃ。」と思いつつ、ついつい、また眠ってしまった。
ふたたび、目覚めたときは、12時56分だった。
まだ少し時間があるなと思った。そして、どういうわけか、1時16分には目が覚める確信があったので、安心して目を閉じた。
そして、三度(みたび)目覚めたときに時計を見ると、1時16分だった。
もちろん、仕事先には時間までに余裕で着いた。
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その時は、不思議には感じなかったことが、今となっては、不思議に思う。
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