見出し画像

001. はじめに

 プレゼン資料を作るとき、まず考えるのは2つの「時間」です。ひとつは発表の持ち時間、もうひとつはプレゼン準備にかける時間です。

 発表の持ち時間が10分の場合、スライドは10枚程度が望ましく、これを1分1枚の法則といいます。発表スタイルにもよりますが、1枚のスライドを30秒以下で送るようなプレゼンは聞き手にとって忙しない印象を与えます。反対に、1枚のスライドに90秒以上かけてしまうと、聞き手は「まだ終わらないのか」と感じ、あなたのプレゼンに飽きて注意を逸らしてしまうでしょう。決められたフォーマットがあれば別ですが、自分で一からスライドを作る場合は1分1枚の法則に従うのが無難です。

 プレゼン準備にかける時間には、発表の中身を練る時間とスライドを作る時間があります。後で詳しく説明しますが、話したいことがまとまらないままパワーポイント画面に向かってはいけません。プレゼンまでに時間がなくて焦る気持ちは分かりますが、行き当たりばったりに作ったスライドをなんとか継ぎはぎしても、それは単にわかりづらいプレゼン資料にしかならないし、あなた自身も「ちょっと違うな」と思いながら説明する羽目になります。

 プレゼン準備にかける時間がありすぎて困る、ということはありません。プレゼンをすると決まったその日から準備を始めましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?