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児童養護施設でお金の教育を体系的に開始したい!


こんにちは!
「福祉×お金の教育」のテーマで活動をしている、Ocalea+です🌼
児童養護施設や里親家庭など「社会的養護」の分野での、お金のトラブルを防ぐための活動をしています。 お金の準備をできるだけ簡単に整え、安心して出発できる社会を作ることを目指しています。

今回は、児童養護施設の職員さんが、施設の子ども向けにお金の教育を体系的にしっかりとやっていきたいと思った時にできることをご紹介します。

施設で体系的にお金の教育を始めるには?
ステップを紹介します!

①職員向け講座で基本を学ぶ

まずは、大人自身がお金の教育について学ぶのをおススメします。
どのような全体像なのか、ポイントは?どのように伝えるのが効果的か?

私たち大人世代が金融リテラシーを学んでいないため、お金の教育に困っている職員さんや、誤った認識で自立支援をしている職員さんがいらっしゃいます。

こちらの動画をご参考にしてください。

②金融リテラシーマップを見て、どこに注力するか検討

「お金の出発準備」ステップリストとして、下記からダウンロードできるようにしました。
どのような学齢で、何を理解できると理想的かが、1ページでまとまっています。

こちらを使って、どこに課題を感じるか、どこに取り組みたいかを考えることができます。

③施設として方針・目指す姿を決定

上記①②を参考に、施設としてお金の教育に関する指針(どの項目に注力するか、どこまで目指すか、どのような姿を目指すか)これらを決定します。
もちろん、既存の自立支援の方針の一つとして、盛り込むのでもOKです。

さらに、個別の子どもの支援計画の中にも、金融リテラシーの観点で目標や施策を入れ込みます。

④お小遣いの教育サイクルを取り入れる

具体的なお金の教育方法は様々ありますが、共通してできることは、まずは、お小遣いの中でサポートしていくこと。

お小遣いを渡す前に、先月の支出を子ども自身がふり返ったり、買いたいモノをリストアップしたりなど、できる所から取り入れます。

⑤ワークショップやマンツーマンなどで、子どもが学ぶ機会を作る

もうひとつできるのが、外部の講師やツールも使いつつ使って、子どもが集中的に学ぶ機会を作ることです。
もちろん職員によるマンツーマンの支援でもOKです。

もちろん、1回のお話しで全ての問題が解決することはありません。
ただ、思っているよりも、子ども達は講座からでも多くの気付きを得ます。

<私が提供した講座での子どもたちの声>
・職員に貯金しなさいと言われ続けていた理由に気付いた。
・自分がお金を使いすぎてしまう傾向にあることを知れた。
・大人になってからの費用が結構お金がかかる事にすごく驚いた。
・家賃は1/3以下、娯楽交際費は10%以下、貯金は10%以上、というのが一番大事にして覚えておきたいと思った。

無料相談や、講座提供(子ども・職員向け)も行っています。
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