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爆上げの予感!日本がリードする次世代エネルギー銘柄3選


日本が世界に誇る!次世代太陽電池の秘密

皆さま、こんにちは。きらくです。

突然ですが、皆さんは太陽光発電が最も発電する時期がいつかご存知でしょうか?意外にも、日照時間が長い夏ではありません。答えは後ほどお伝えしますので、考えてみてください。

どこでも発電、いつでも充電!ペロブスカイト太陽電池の革新

今日お話しする新しい太陽電池技術は、私たちの生活を大きく変える可能性を秘めています。

その新技術、ペロブスカイト太陽電池の特徴をご紹介します。ペロブスカイト太陽電池は、従来の厚くて重い太陽光パネルと異なり、柔らかい素材の上にも作ることができる、薄くて軽い太陽光電池です。

「軽いだけじゃ意味ないんじゃない?」そう思う方もいるでしょう。でも、軽いということは設置できる場所が格段に増えるということなんです。

例えば、ビルの壁面、車の屋根、さらにはリュックにだって貼り付けられるかもしれません。まさに「どこでも発電、いつでも充電」の時代が来るかもしれないんです!

しかも、ペロブスカイト太陽電池の主な原料であるヨウ素は、日本の生産量が世界シェアの約3割を占めており、世界第2位なんです。

そのため、エネルギーという大事なサプライチェーンを他国に頼らずに安定して確保でき、経済安全保障の面でもメリットがあります。

ちなみに、ヨウ素のシェア世界第1位はチリで約6割を占めています。

さらに、ペロブスカイト太陽電池は材料をフィルムなどに塗布・印刷して作ることができるため、製造工程が少なく、大量生産ができ、低コスト化が見込まれています。

まとめると、ペロブスカイト太陽電池は、①軽くて柔軟、②主要材料は日本が世界シェア第2位、③低コスト化が見込める、といった強みがあり、次世代エネルギーとして注目を集めています。

新技術のリスクと可能性 ペロブスカイト太陽電池への投資がもたらす社会貢献

「でも、新技術って結構リスクが高いんじゃないの?」そう心配する方もいるでしょう。確かに、現時点ではまだ課題もあります。

例えば、耐久性の問題など、乗り越えるべきハードルがいくつかあります。

「じゃあ、まだ投資するには早いんじゃないの?」そう思った方、ちょっと待ってください。

こうした課題こそ、私たちが太陽電池の開発や電池の原料を供給している企業に投資して、研究開発を間接的に支援することで解決に近づくかもしれません。

「早くから投資して、技術の発展を後押しする。そして、その恩恵を社会全体で享受する。」これも投資家としての一つの社会貢献だと思います。

さて、冒頭のクイズの答えですが、太陽光発電が最も発電する時期は実は5月なんです!意外ではないでしょうか?

多くの人は真夏だと思いがちですが、実は違うんです。

なぜかというと、暑すぎると太陽光パネルの性能が落ちてしまうからです。真夏の30℃を超えるような気温だと、パネルの表面温度は最大70℃~80℃にもなってしまいます。

しかし、太陽光パネルの主成分であるシリコンは、高温になると性能が低下する特徴があります。

一方、春は日照時間が長くなり、ある程度涼しく晴天も多い季節です。このバランスが、太陽光発電には最適なんですね。

政府も支援する次世代エネルギー技術

ここで、「ペロブスカイト太陽電池の開発はどの程度進んでいるの?」という疑問が湧いてくるかもしれません。

現在のペロブスカイト太陽電池は、耐久性は10年程度、発電効率も15%くらいの性能です。太陽電池の発電効率とは、太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換する際の効率のことです。

15%という数字は、実はそれほど悪くありません。しかし、どういう意味なのか、もう少し詳しく解説します。

想像してみてください。あなたが100円を投資して、15円のリターンがあったとしたら。「えっ、たった15円?」って思いますよね。太陽電池の15%効率も、そんな感じなんです。

つまり、太陽光が100単位のエネルギーを持ってきたとすると、太陽電池は15単位の電気エネルギーに変換できるということ。残りの85単位は熱になったり反射されたりして、電気にはならないんです。

「それって効率悪すぎない?」って思いますよね。でも、実は現在主流のシリコン太陽電池でも、一般的な効率は15-20%程度なんです。

つまり、ペロブスカイト太陽電池は、まだ改良の余地はあるものの、すでに実用レベルに近づいているんです。

日本政府も本気!ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた巨額投資と優遇制度

また、日本政府はペロブスカイト太陽電池について、2025年の実用化を目指す考えを表明しています。

そして、「グリーンイノベーション(GI)基金」という2兆円もの基金を作って、498億円もの資金をこの開発に投じているんです。

さらに、日本政府は再生可能エネルギーの電力を高く買う固定価格買い取り制度(FIT)で、ペロブスカイト太陽電池を優遇する計画です。

計画としては、2025年度にもペロブスカイト太陽電池による発電をFITに加え、通常の太陽光発電より電力を高く買い取るとしています。


これって、私たちが「これは来る!」と思って株を追加購入するようなもの。政府も本気で「化ける」と踏んでるから、こうした優遇制度を導入しているんです。

次世代エネルギーを支える!ペロブスカイト太陽電池関連銘柄3選

さて、ペロブスカイト太陽電池について説明してきましたが、具体的にどの銘柄を買えばいいのか気になりますよね。

そこでここからは、ペロブスカイト太陽電池関連銘柄を3つご紹介します。

ヨウ素生産国内首位!伊勢化学工業の魅力とは?


まず一つ目は伊勢化学工業です。伊勢化学工業は、ペロブスカイト太陽電池の重要な素材であるヨウ素生産で国内首位を誇り、その併産物として天然ガスも生産しています。

スマートフォンなどの電子機器の原材料としてヨウ素需要が拡大する中で、伊勢化学工業のヨウ素供給能力は大きな強みとなります。

伊勢化学工業の売上の内訳を見ると、ヨウ素・天然ガス事業が全体の売上の86%を占め、その利益率は24%に達しています。また、金属化合物事業が売上の14%を占めています。海外売上比率は45%に達し、国際的な高いシェアと多角的な事業展開が、伊勢化学工業の競争力を支えています。

ヨウ素事業は、最近の市況の堅調さと円安の価格効果により収益を押し上げています。また、金属化合物事業では、塩化ニッケルの需要が電子部品用として回復し、価格が低下しても黒字化を実現しています。

さらに、伊勢化学工業は新規坑井の開発に積極的です。千葉県と宮崎県で新規坑井(こうせい)を開発中であり、千葉大学などと共同でヨウ素の生産効率化や電子・半導体用途の開発を進めています。

坑井とは、地下の資源を採取するために掘削された井戸のことを指します。この場合、ヨウ素を含む地下かん水を汲み上げるための井戸を意味します。

急騰の理由はここにあり!伊勢化学工業の業績と株価動向を探る

次に、伊勢化学工業の週足チャートを見ていきましょう。まず、2023年7月からの急騰についてです。

株価は2023年7月10日の6,980円から急激に上昇し、2024年6月10日には40,500円を記録しました。これだけの急上昇を見ると、「なぜこんなに急激に上がったのか?」と疑問に思いますよね。

その理由は、伊勢化学工業の好調な業績やヨウ素に対する市場の期待感が影響しています。ここ数年の業績推移を見てみましょう。

2020年、売上高169億円、営業利益22億円でした。

そこから2021年には売上高204億円、営業利益27億円で、売上高は20%近く増加しました。

そして2年後の2023年、売上高264億円、営業利益53億円。「あれ?売上の伸びは鈍化?」って思った方、鋭いです!でも、営業利益は41%も増加。事業効率がグンと上がったんですね。

2024年の業績予想については、売上高330億円、営業利益68億円となっています。4年前と比べると、売上は2倍、営業利益は3倍に増加していることが分かります。

伊勢化学工業の業績はその株価と共に、大きく伸びているのです。

しかし、これほどの急上昇の後には必ず調整が入ります。実際、現在の株価は約20,000円付近で推移しています。

次に、移動平均線を見てみましょう。短期移動平均線(5週)は急上昇後に調整されていますが、依然として上昇トレンドを保っています。

「でも、これって一時的な上昇じゃないの?」と思う方もいるでしょう。しかし、中期移動平均線(25週)と長期移動平均線(50週)も上昇傾向にあり、株価の基調が強いことを示しています。

高利益率と安定した財務!K&Oエナジー(1663)の魅力を探る

次にご紹介する銘柄はK&Oエナジーです。

K&Oエナジーの売上の内訳を見ると、ガス事業が売上の79%、ヨウ素事業が売上の13%、その他の事業が売上の8%となっています。そして、ヨウ素事業の利益率は56%と、先ほどご紹介した伊勢化学工業と比べてかなり高い利益率となっています。

「でも、ガス会社がなぜヨウ素?」と思われるかもしれません。実は、天然ガスの採掘過程で得られる地下かん水からヨウ素を抽出しているのです。この独自の事業モデルが、K&Oエナジーの強みとなっています。

K&Oエナジーも伊勢化学工業と同様に、ペロブスカイト太陽電池の原料となるヨウ素を供給している会社として注目を集めています。

K&Oエナジーの財務状況を解明、高い自己資本比率と安定した長期資金

また、K&Oエナジーの自己資本比率は84.5%です。これは非常に高い数値であり、同社の財務の安定性を示しています。自己資本比率が高いということは、企業が外部借入に依存せず、自己資本によって資産を十分にまかなっているということです。

次に、固定長期適合率について見てみましょう。この指標は67.1%です。これは、固定資産が主に長期資本で賄われていることを示しています。長期資本には、純資産と固定負債が含まれます。

「固定長期適合率が67.1%って何を意味するの?」と思うかもしれませんが、これは、企業の固定資産投資が安定した長期資金で支えられていることを示しています。

自己資本比率と固定長期適合率を総合すると、K&Oエナジーは非常に健全な財務状態にあると言えます。

K&Oエナジーの株価急騰、2024年の驚異的な倍増劇を振り返る

K&Oエナジーの株価チャートを見てみましょう。2024年に入ってからの動きが目を見張ります。2023年末、株価は2,000円台で低迷していました。「もう上がらないのでは?」そんな声も聞こえてきそうです。しかし、ここからが驚きの展開です。

わずか半年で株価は倍以上に上昇しました。「急すぎる上昇は危険では?」そう思った方もいるでしょう。でも、チャートをよく見てください。

出来高もしっかり増えています。出来高が増えるということは、それだけ多くの資金が市場に流れ込んできており、K&Oエナジーの株を買いたいと思っている投資家がいることを意味します。

2024年6月17日、ついに4,310円の高値を記録。まさに「爆上げ」と呼ぶにふさわしい急騰でした。しかし、油断は禁物。最近はやや調整局面に入っているようです。ここからどう動くのか、投資家の注目が集まっています。

アイシンのペロブスカイト太陽電池開発に注目!(7259)

次にご紹介する銘柄はアイシンです。アイシンは、トヨタ系の自動車部品メーカーで、主力はパワートレイン関連で、自動変速機(AT)で世界首位を誇ります。

パワートレインとは、エンジンの力を車輪に伝えるための装置全体のことを指し、ATはその中でもエンジンの回転力を適切な速度に変換して車をスムーズに動かす重要な役割を担います。

アイシンの24年3月期の売上の内訳を見てみましょう。パワートレイン関連が売上の56%、走行安全関連が20%、車体関連が19%、CSS関連他が2%、エナジーソリューション関連他が3%を占めています。さらに、海外売上比率は50%に達しており、グローバルに展開しているのも特徴です。これだけ多岐にわたる事業を持ちながらも、それぞれでしっかりと結果を出しているのがアイシンの魅力です。

エナジーソリューション関連では、エネルギー・住生活関連製品の製造販売も行っています。新規事業にも積極的に取り組んでおり、子どもの車内放置検知システムや、空気中の水分子を極小サイズの水粒子に変換する技術、リアルタイム音声認識アプリ「YYProbe(ワイワイプローブ)」などがあります。

アイシンがペロブスカイト太陽電池関連銘柄である理由とは?

「何故、アイシンはペロブスカイト太陽電池関連銘柄なのか?」疑問に思った方もいると思います。その理由をご説明します。

実はアイシンは、次世代太陽電池の本命として注目されるペロブスカイト型太陽電池の実用化をめざし、研究開発に取り組んでいます。アイシンは、エネルギー関連製品の開発を進める中で、太陽光発電に可能性を見出し、1999年にペロブスカイト型太陽電池の前身となる「色素増感太陽電池」の研究に着手しました。2010年からは東京大学と産学連携での研究を推進しています。

アイシンのペロブスカイト型太陽電池は、素材に酸素や水を通しにくい薄板ガラスを使用し、耐久性を向上させているのが特徴です。20年以上の耐久性を目標に、実用化に向けた開発を続けています。

安定配当と成長を目指すアイシン、配当利回り3.41%の魅力とは?

配当も確認しましょう。アイシンの配当利回りは2024年7月2日時点で3.41%です。この数値は、投資家にとって非常に魅力的に見えるかもしれません。同社は安定した配当を基本とし、連続配当性向30%を目標にしています。

では、これまでの配当金の推移を見てみましょう。まず、目を引くのは配当金額の安定性です。2020年から2024年まで、年間配当金は120円から170円の範囲で推移しています。これは、アイシンが株主還元に一貫して力を入れていることを示しています。

しかし、配当利回りの変動が大きいのが気になりますね。2020年の4.50%から2021年には2.86%へと大きく下落しています。「なぜこんなに変動するの?」と思われるかもしれません。実は、配当利回りの変動は主に株価の変動によるものなのです。配当金額が一定でも、株価が上がれば利回りは下がり、株価が下がれば利回りは上がります。

2025年3月期の予想に注目してみましょう。年間配当は180円に増加する見込みで、配当利回りも3.43%に上昇すると予想されています。これは株主にとって嬉しいニュースですね。アイシンの配当政策は、安定性と成長のバランスを取ろうとしているように見えます。

最後に、アイシンの配当金支払いの配当基準日についてですが、期末配当金は3月31日、中間配当金は9月30日となっています。

まだ間に合う?アイシンの株価上昇トレンド

次はアイシンの株価チャートを見てみましょう。2023年3月20日の株価はわずか3,400円。「え?そんな安かったの?」って思いますよね。でも、ここからが凄い。わずか9ヶ月で、なんと2倍近くまで上昇したんです!

「うわっ、買えばよかった...」なんて後悔してる人もいるでしょう。でも、チャンスはまだあるかもしれません。

「いや、もう高すぎるでしょ?」そう思った方、ちょっと待ってください。株価の動きを詳しく見ると、短期と中期の移動平均線が上向きです。「移動平均線って何?」って方、簡単に言うと株価のトレンドを表す指標です。この2本が上向きなら、株価の上昇トレンドがまだ続いていると言えます。

でも、ここで注意が必要です。最近のチャートを見ると株価の上昇ペースが鈍化してきています。「え?もう買うのは遅い?」いえいえ、むしろチャンスかも。

なぜなら、アイシンの中間配当の配当基準日は9月30日であり、9月末に向けて株価が上昇することが期待されているからです。そのため、今が次の上昇のための「踊り場」かもしれません。







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