見出し画像

宇和島の兵頭葵さん縁の地を歩こう第3弾「九島死闘編」

 まず、前回の記事が思いのほか多くの方に読んでいただきましてね。兵頭葵さんファンの方、宇和島市の方、そして、潜在的な甲斐心愛ちゃんファンの方々に感謝です。

 ただ、第3回にしてちょっとした問題に直面しましてね。
 それは、このままこの連載を続けて行く上で、「ただ単に縁のある場所に行って、写真を撮って終わりで良いのか?」という疑問がムクムクと湧き上がってきたんですよ。
 「電気グルーヴのメロン牧場 花嫁は死神」の中で石野卓球さんが、「洋楽のコンサートに行くと、たまに確認作業になる時がある」とコメントしていたんですが、なんとなく、僕のこの連載も確認作業になってはつまらないな、と思ったわけです。
 そこで、今回行く場所は兵頭葵さんに加えて、何か一つ発見して帰ろうじゃないか、と僕は構想しました。

 しかしですね。
 宇和島にゴロゴロ兵頭葵さん縁の地があるかというと、なかなか思いつかなくて、困った僕はSTU48の公式HPをチェックすることにしました。すると、「瀬戸内MAP」なるものがありましてね。
 愛媛県のところをクリックすると、兵頭葵さんと宇和島市にある「九島」が紹介されているではないですか!

 よし、今回はこの九島なる島に行ってみるか、と思ったんですが、島なんで船がないとダメだよねえ、と諦めムードだったところ、母が「いや、橋が出来たから、自転車でも行けるよ」と教えてくれましてね。
 なんと、僕が地元に居る時には、まだ九島に橋は出来てなかったのに!
 そこで、急遽、弟に自転車を借りて九島を目指すことにしました。

 そうそう、九島に行かれる方は、是非、映画「海すずめ」をチェックしてから行くのがおすすめです。宇和島市の図書館で働く、自転車課の人達を主人公にした作品で、九島が重要な場所として登場します。

 さて、まずは九島へ向けて出発。
 宇和島市街にある我が家から15分ほどで、九島大橋に辿り着きます。


 市街と九島をつなぐ橋は、走っていると気持ち良い風が吹いていました。
 あんまり車は通らないので、橋の途中で写真も撮れました。

 まずは、橋を渡ってすぐに出てくる展望台へ。
 映画「海すずめ」にちなんだものなんですね。


 で、この展望台の一番上に九島のガイドマップがあるので、是非、ゲットしてください。なんとなく島の見どころが分かりますよ。

 展望台を降りると、いよいよ出発です。
 船と海が繋がっている建築が素敵です。

 島には自動販売機の数が限られてそうなので、ひとまず、アクエリアスのペットボトルを買っておきました。この後の僕のカウントが正しければ自販機がある場所はかなり限られているはず。

 よし、まずはSTU48のマップに載っていた「怪獣に似ている岩」を目指すか!
 少しだけマスクをずらすと、海の香りがしました。
 橋の下からのショット。


 映画「罪の声」でこういうカットありましたね。あれは瀬戸大橋でしたっけ?
 明石海峡大橋でしたっけ?

 自動車が通れない細い道もあり、自転車で走りながら、時々気になったものの写真を撮っていきます。
 いくつか並べてみました。

 自転車を走らせながら気づいたことがあります。
 まず、九島に着いた時は、海の色がそこまで綺麗ではなくてですね。
 STU48の「瀬戸内MAP」に乗っている写真は海の色がきれいで、「ははあん、これは盛ったな?」と思っていたんですが、それは海の近くに人間がいるところの海の色で、徐々に人間が少ないところや、海の向かいに人間がいない、ただ島があるだけのところに出ると、海の色がクリアーになっていきます。


 そういえば、STU48の曲で「海の色をしっているか?」という曲がありましたね。

 本当に進めば進むほど、この歌詞の意味を感じましてね。
 本当に自分の眼で見ることで、海の色の違いを実感しました。
 この曲のメロディーを鼻歌まじりに、自転車を走らせます。 

 まずは、兵頭さんが島をバックに撮っていたであろうスポットに到着。ううむ、なんだか「真サムライスピリッツ」でこういうステージがあったような。


 で、さらに自転車を5分ほど走らせて、怪獣に似た形の岩を発見。


 ううむ、平成VSシリーズのゴジラっぽい輪郭ですね。

 写真を撮り終えて、これでまあ、ひとまず九島編は終わりかな、と思って自転車を走らせたら、何か地面に書いてあるわけですよ。

 5キロ?
 手元のスマホで調べてみると、なんとこの島、一周10キロあるそうんですね。
 10キロ?
 今年、38歳になる人間に10キロはきついぜ、と思いつつも、丁度半分の5キロ地点。もう行くも地獄、戻るも地獄状態ですよ。
 この日は春の日差しが「コケティッシュ渋滞中」でまあ、暖かったというか、もう自転車で走ってたら暑い状態でした。 
 とにかく、次は「海すずめ」のロケ地である鯨大師なる場所を目指すしかない、と自転車を走らすんですが、僕が疲れて来たのもあってペースはゆっくりです。
 ふと、顔を上げると山桜が咲いていました。
 ずっと海ばかり見ながら走っていましたが、目線を上げることで気付くこともあります。青空も美しい。

 なんとか山の上にある鯨大師にも到着。
 「おおっ、映画で観たとこだ!」と嬉しくなるも、ふとももが悲鳴を上げている状態です。くそ、もっと楽なところにしとけば良かった、と思いつつ下山。


 地面を見ると、あと1キロの表示。


 既に買ったアクエリアスのペットボトルは空です。
 辛いがこうなったら、やるしかない。
 脳内BGMをSTU48の自転車曲である「ペダルと車輪と来た道と」に変更だ。

 もう歌詞を口ずさんでいると、自分の今の気持ちとリンクしすぎて、笑いそうになりました。
 漫画「弱虫ペダル」で描かれてたダウジング走法とかを試しつつ、風を味方にします。

 

 そして、なんとか島を一周してゴール。
 再び、自販機でアクエリアスを買ったんですが、本当に美味しかった。
 それからぼんやりと海と行き交う船を見ていました。
 ううむ、心地の良い疲れです。

 一周走ってみて思ったのは、兵頭さんはどうやって各撮影スポットまでいったんだろう、と疑問が湧きましてね。車で行けるとこまで行ってそこから歩きかな?とか、最近、自転車仕事してたしチャリ?とか(確か、大三島に行ってましたよね)。現地に行ってみたからこそ、兵頭さんに「あそこまでどうやって行ったんですか?」とか「当時は、船で渡ったんですか?」とか、色々と話してみたいことが増えました。

 そして、今回の発見としては、STU48の曲はサイクリングに合う!
 いつもは街の中で聴いている曲が場所を変えると、全く違う響き方をするので、ご自分の走るペースに合わせて、是非ナイスミュージックを選んで見てください!
 ちなみに散歩には、「風を待つ」がお勧めですよ。
 次回は、絶対楽なとこに行く。っていうかもう、甲斐心愛ちゃんの可愛い動画を観るだけの2時間にする!と言いたいとこなんですが、実はもう行くとこを決めております。来週も期待せずに待ってください!

こんな大変なご時世なので、無理をなさらずに、何か発見や心を動かしたものがあった時、良ければサポートをお願いします。励みになります。