2024/07/20の日記

プロペトという塗り薬がある。乾燥肌の保湿に使われている薬で、ワセリンだからぺっとり(ベトベトに感じる人もいるかも)している。何が言いたいかというと、「プロペト」という名前はこの薬の質感とよくマッチしていていい名前だよねということ。半透明のぷるんとした見た目で、触るとねっとり・べっとりとして、重さがあって、塗るとちょっと温かい、乾いた皮膚をふやかすような薬(実際かさぶたに塗るとふやけて痒くなる)。プロテクト・ペトペトでプロペトなのかもしれない。そうだったらいいな。

この世のほとんどあらゆる製品には名前がついていて、それぞれに名付け親がいるはずだ。人間に名前をつけるのも本当に難しいと思うけど、プロダクトの名前を考えるのも相当難しいだろう。特に食品に名前をつけるのってめちゃくちゃ大変なんじゃないか。「パルム」とかも「甘くてミルクの優しい風味がしそう」な名前だもんな。「爽健美茶」「綾鷹」「伊右衛門」「生茶」とかどれも素晴らしい名前だと思う。全部ペットボトルのお茶なのに、味や風味の特徴をぴったり言い当てている。

こういう食品開発の人は、味が出来上がってから名前を考えるのかな?それとも製品名を決めてから味作りをするのか。コンセプトが先にありそうだから後者かな。「今度のお茶は"爽"で頼むよ」って言われてあの味をみんなであーでもないこーでもないって言いながら作ったんだとしたら、なんだか納得できる気がする。


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