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【フィフス・ディメンション】

1990年12月12日。
「14:00、神保町TONYレコード。フィフス・ディメンションのベストLP買う」

 突然ですが数年前に書き終えたんですけど、残念ながら未発表のままになっている小説があります(簡単に言えば2社ほど出版社の担当に見せたけど「ニッチすぎる」とボツを食らいました)。
 
 1976年。羽田空港国際線滑走路に、各国のエアラインのスチュワーデスや機長たちが制服姿で、フィフス・ディメンション「UP,UP AND A WAY」に合わせて踊るミュージカルシーンの夢から主人公が目覚めるところから始まります。

 海外への渡航など夢のまた夢だったころ、世界中のことを教えてくれるのはテレビの洋画劇場だったあの時代。そんなアテレコスタジオで出会った2人の声優の恋物語を、70年代東京のファッションと映画と音楽と街を背景に描いた小説です。
 私はこれを通称で「パンナム小説」と呼んでます。以下忘却図書館にも書きましたが、ご興味ある関係者の方がいらしたらぜひご連絡を。

  というわけで、もともと知ってましたけど、この90年に買ったフィフス・ディメンションのLPに収録された「UP,UP AND A WAY(ビートでジャンプ)」が、執筆中ずっと私の頭の中で流れてました。

 この曲、もともと本国ではTWA航空のCMソングで(フィフス・ディメンションではなく)、後にフィフス・ディメンション版がパンナム航空のCMソングになりました。
 オーストラリアの航空会社のCMソングにもなったらしく、ものすごくエアラインと相性がいいんですね。歌自体は気球のことを歌ってます。
 
 TWA版。

 
 パンナム版がなかったのでこちらの編集ビデオを。

 ちなみにフィフス・ディメンションといえば「輝く星座(アクエリアス)」がまず有名ですが、そのへんはご興味ある方は検索を。

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