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【ムーンライダーズ】最後の晩餐

1991年4月23日。
「明後日発売の、ドントラ以来、ムーンライダーズ5年ぶり(!)の新譜「最後の晩餐」を、借りたサンプルで先に聴く」
 
4月27日「六本木WAVE。サンプルテープで聴いてたが、ムーンライダーズ「最後の晩餐」を改めてCD買う」
 
 いちばん好きなバンドがムーンライダーズですが、高校3年で「DON’T TRUST OVER 30」(ドントラ)というとんでもないアルバムを発表して活動中止(次項で書きます)。
 しかしその間、大学1年から4年までちょうど初期ピチカート・ファイヴが埋めてくれたと書きましたが、ピチカートがメンバーチェンジした社会人1年目のタイミングで、ムーンライダーズの復活。

 そしてオープニングナンバーは「Who’s gonna die first ?」最初に死ぬのは誰だ。
 もう出だしの「一番目の息子は部屋に鍵をかけて鏡の前でピンクに髪を染める/二番目の娘は部屋に靴を持ち込み夜になると窓から外に這い出す」でガツン、です。
 ドントラでは子供と愛人と妻に別れを告げて姿を消し、「30歳以上を信用するな」と歌ったわけですが、今度は「おまえたちを残して僕は先に逝けない」ですからね。

 でもやっぱりいちばん口ずさんでるのは「涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない」でしょうか。慶一さんの詞がすごすぎます。
 「ぼくは君のアンダーウェア いつでも脱ぎ捨てるためにいる」「もし君が年老いて動かなくてもぼくは死んでゆくわけにはいかない」


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