【忘却度30%】気狂いピエロ
1989年5月11日、深夜テレビ(おそらく「ミッドナイト・アートシアター」で)鑑賞。
これが初見だったか再見だったかはわからず。
「勝手にしやがれ」に次ぐ、「ゴダールでも覚えてる映画」です。
見つかった! 何が? 永遠が! 海と太陽が、溶け合う!
ほら、当時どうかしてた少年だったんで、このラストのランボーの詩もすらすら出てくるしょう。ああ恥ずかしい。
ビジュアルやシーンはよく覚えてるんですが、話の筋を覚えてない。それともいつものように、筋はあってないようなものだったのでしょうか。
日本では当初、タイトルはこれで「きちがいピエロ」と読ませてたのが、それで何らかしらの配慮で「きぐるいピエロ」になってたかと。後年、さらに何の配慮か知らないけど、テレビでやってるとき「ピエロ・ル・フ」と原題をカタカナにしてたのには、逆にその配慮にぞっとしました。
<ポスターを見てみよう>
バリエーション多いなあ。でも基本的にはベルモンドの青塗り顔がメインになってるかな。
アンナ・カリーナ美しかったなあ。あと日差しのいい南方で撮ってるからか、ゴダール映画の中でいちばんビジュアルがいいと思う。
そういえば互いの車を近づけて乗り出してキスするシーン、後にトレンディドラマのオープニングで浅野温子と三上博史がやってたなと、余計なことを思い出してみたり。
<ネットで調べてみる>
あれ、「ピエロ・ル・フ」で放映されたのは、1989年のフジテレビと書いてある。つまりこのときだったのか?
ということは上記、記憶違いでした。再見だったわけですね。
あのキスシーン見たくなってユーチューブで探したら、アップのスチールのイメージが大きかったけど、本編では引きの絵だけでしたね。
まあ他のゴダール作品は見直さないと思うけど、この映画だけはテレビでやってたらまた見ちゃうだろうなあ。