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【忘却度20%】フロント・ページ

1989年6月20日、(前夜の)テレビ放送で鑑賞。

 結局いちばん好きな映画監督はビリー・ワイルダーで、いちばん好きな俳優はジャック・レモンで、いちばん好きなキャスティングはジャック・レモン&ウォルター・マッソー。

 そりゃ好きですよ。忘れないですよ。あらすじけっこう忘れてるけど。忘れてるんかい。

 これ、戯曲が元で、ああ名前出てこない、映画化されたやつの再リメイクなんですよね。そっちも見てるのに出てこない。

 あれなんて言うんだろう、机のガラガラあける扉がキーになってて、「3回叩いたら開けろ」って取り決めしてたら、激昂したときに思わず3回叩いちゃって、中から出ちゃいけない人が出てくるくだりとかね。

 新聞記者の話なんですよね。

(以下、ネタバレです)

 あ、いま急にラストを思い出した。辞めて結婚相手と違う場所に行こうしてるジャック・レモンと、それを引き止めたい上司のウォルター・マッソーの小競り合い。結局、友情でジャック・レモンの旅立ちを許し、自分の時計をプレゼントするウォルター・マッソー。

 列車で旅立つジャック・レモンを見送るいいシーンの後で、ウォルター・マッソーは駅員に「さっきの列車に乗ったジャック・レモンを引き戻してくれ」。駅員「どうしました?」マッソー「時計を盗まれた」。

 お見事なオチ。

 ビリー・ワイルダーでもジャック・レモンでもないけど、ウォルター・マッソーって「サブウェイ・パニック」でもラスト決め顔が決まる俳優なんですよね。

<ポスターを見てみよう>

ビリー・ワイルダー「フロント・ページ

 これは初めて見ました。

<ネットで調べてみる>

 そうだ、ハワード・ホークス監督、ケーリー・グラント主演「ヒズ・ガール・フライデー」のリメイクだったんだ(その前にも「犯罪都市」という映画化があったといま初めて知りました)。当時もその情報を知ってて、いつか見なくちゃと思いながら、いまだに見てないかも。

 吹き替えクレジットを見たら、ジャック・レモンは愛川欽也さんはもちろん……2021年はジャック・レモンも愛川欽也さんもどっちも知らないですよね。

 という昭和ノスタルジアついでに、このウォルター・マッソーが上條恒彦さんだといま知ってびっくりしてるけど、これも昭和の人しか知らない単語ばかりですよね。


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