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【忘却度0%】ひきしお

1992年3月7日、テレビの録画で鑑賞。

 世界的に見ても、この映画を見た回数が多いランキングがあったら私、かなり上位かと思います。

 もともと好きな話だというのもありますが、自分の小説にタイトルもシーンも引用したことがあるくらい。なのでとりわけ、よく覚えてるんですね。短編に、この映画に出てくる犬の名前から「メランポの首輪」というタイトルをつけたこともあります。

「やってよ! 犬みたいにするのが好きなんでしょう!」

 なぜそんな台詞から覚えてるんでしょうか私。

 孤島で暮らすマルチェロ・マストロヤンニ。そこへふとやって来たカトリーヌ・ドヌーブ。ドヌーブはマストロヤンニの愛犬メランポを殺し、その首輪を自分につけて従属する。

 そこへ今後は母が自殺未遂したとマストロヤンニの息子がやってくる。やむなく街に戻るマストロヤンニ。しかしその場にも首輪をつけたドヌーブがついてきて……。

 私にしてはめずらしく、すらすらとあらすじも出てきます。

<ポスターを見てみよう>

ひきしお

 あ、それだけこの映画が好きな私ですが、原題が「メランポ」だったことを初めて知り……あれ、他のポスターだと「LIZA」と書いてあるし、これはイタリアやフランスと、アメリカではタイトルが違ったとかそういうことですかね。

<ネットで調べてみる>

 なるほど、原作小説のタイトルが「メランポ」で、フランス語タイトルがヒロインの名前「リザ」、イタリア語タイトルの「LA CAGNA」を翻訳したら「雌犬」でした。

 それにしてもこのころの大スターは、平気でこういう映画にも出てるからすごいよなあ。

 ウィキにも「類似の題材の作品」として「流されて…」が挙げられてますが、私もこれも好きですけど、「ひきしお」のほうが思い入れが強いです。

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