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【忘却度10%】17歳の肖像

2010年3月4日、サンプルDVDで鑑賞。

 大好きな映画でございます。

 若い女が大人の男に、様々なことの手ほどきを受けるという「マイ・フェア・レディ」フォーマット。そして、いろんな世界を見せてくれる、大人でなんでも知ってて金持ちでセックスもすごいと思ってた男が、実はたいしたことなかったというからくり。

 そういう意味では本作、後で出てくると思いますけど、「ラストタンゴ・イン・パリ」とか「エレジー」とかと同じジャンルなんですね。

 そしてこのフォーマット、私自身の小説でもよく使ってるんです。それくらい大好き。

 大学生のころとか、まわりの可愛くて聡明な女の子たちに大人の男とつきあってると聞いたり、大人の彼氏を紹介されたりするたびに落ち込んでましたけど、自分が大人になってわかったことは、「あのときの男たち、しょーもなっ!」。

 そしていつか自分も、若い男に恨まれる大人になっていたのでした。

<ポスターを見てみよう>

17歳の肖像

 ピーター・サースガードがまさにそんな大人を抜群に演じてて、私の中で株爆上がりでした。

 このポスターのコピーのとおり、あの頃に戻っても、私も私を止めたりしませんね。すごく後悔しても喪失感を味わっても、「エデュケーション」したいと思います。

 何言ってるんだいきなり。

<ネットで調べてみる>

 というわけで個人的にとても刺さりまくる映画でした。なので、必ずしも上記のような見方をする必要はないと思います。

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