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【忘却度80%】オレの獲物はビンラディン

2017年9月9日、サンプルDVD。
 
 ニコラス・ケイジがロバに乗って日本刀片手にビンラディンを捕獲しようとする話。
 
 映画誌の連載にも、「しょうもない映画ばっかり出てるくせに、たまにしっかりした映画でしっかり芝居したりするからめんどうくさい」とニコラス・ケイジについて書きました。
 以下、ちょっとその原稿からピックアップしておきます。

<原稿引用>
 
 さてそんなニコラス・ケイジのキレキレバージョンの新作が「オレの獲物はビンラディン」。
 
 「ボラット」や「ブルーノ」の監督作なので当然一筋縄ではいかない内容で、タイトルどおり、神の啓示を受け、アメリカ政府が捕まえられないビンラディンを、日本刀を持って単身探しにいくという男の話。そしてこれが実話ベースというのだから驚きです。
 ニコラス・ケイジがどれだけいいかといえば、こんな荒唐無稽な話なのに、「このおっさんだったらやりかねない」感をびしびし漂わせてるところです。まだまだイケるじゃん、ニコラス・ケイジ! というかいつもこのくらいの芝居をしてくれればいいのに!
 
 余談になりますが、この映画、ニコラス・ケイジの担当医役でマシュー・モディンが出ているのが、ファンにはたまらないキャスティングでした。私のオールタイムベストテンに入る「バーディ」の主演コンビ、その30年以上ぶりの2ショット。
 「バーディ」は精神がおかしくなったマシュー・モディンを、親友のニコラス・ケイジが必死に元に戻そうとするのですが、今回は立場が逆転してるのも、「バーディ」ファンはくすっとしてしまうのでした。

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