【忘却度30％】トム・ロブ・スミス「チャイルド44」

2008年10月11日。

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

　仲良い読書家の女の子のおすすめで読んでみたら、本当に面白かった。
　旧ソ連を舞台にした、連続殺人鬼チカチーロ事件をモデルにした作品。
　「連続殺人は資本主義の結果であり犯人は存在しない」という建前の中で犯人を探す主人公と、その妻に横恋慕した上司のせいで主人公も追い詰められてくくだり、「ハラハラドキドキ」という使い古された言葉がぴったりすぎる展開でした。文句なし。

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　本作は後にトム・ハーディ主演で映画化されてますが、こちらは残念ながらいまいちでした。