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【忘却度80%】ギヨーム・ミュッソ「時空を超えて」

2017年9月27日。
 
 この本にはいろいろ因縁がありまして。
 
 このとき、私のある小説の映画化の話が、わりと実現性高いレベルで進んでいました(低いレベルもたくさん経験してるのでわかります)。
 そして脚本も受け取ったのですが、正直、「いらない改変してるなあ」という代物でした。でもまあ、映画化が決まった段階でプロデューサーや監督にある程度委ねないとも思い、そこは黙認することにしました。
 
 そんなある日、サンプルDVDで公開前の「あなたそこにいてくれますか」という韓国映画を見ました。
 するとびっくり。この映画の中に、「私の原作にはない」「監督が勝手に改変した部分」とまんま同じシーンがあったのです。それも2つも。
 
 パクリだと言われたら私も困るので、その旨を制作側に伝えました。確認しますと返事がきて、公開になってからその韓国映画見たであろう制作側からきた連絡が、これまたびっくり。
 
「偶然同じようなシーンになってしまった。しかしこの(改変)シーンは大事なので変更できない。よって、この映画の企画自体なかったことにしてください」
 
 なんじゃそりゃ。
 
 じゃあ私の原作どおりに筋書きを戻せばいいじゃん。そう思いましたがもはや相手は聞く耳すら持たず。
 でも本当にこういう馬鹿馬鹿しいことが、映画化の話が進んでるときってよくあるんですよね。もう驚かなくなりました。

<ネットで調べてみる>
 
 というわけでその「あなたそこにいてくれますか」という映画の原作が、フランス人作家の本作なのでした。
 一応、最初と最後だけ確認しました。私の小説には全然似てなかったです。

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