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【忘却度80%】野坂昭如「生誕の時を求めて」

1993年2月22日。

 これまで出てきた野坂昭如先生の本のほとんどが、グーグル検索しても古書店のデータしか出てこなくて、内容紹介やレビューなどが全然出てこないのが悲しい。
 おかげで(自分が悪いんですが)、「そうか、あの話か」と思い出すきっかけも見つからない。
 さて本書。これ私が野坂先生の中でも、もっとも衝撃を受けた一冊です。
 しかし本当に悔しいことにほぼ覚えてない。
 しかもこれも検索で何も出てこないので、記憶をたぐるきっかけもない。
 「てろてろ」は破茶滅茶なテロものでしたが、本書は(破茶滅茶ではありますが)緻密さと現実にありえそうなシミュレーションもあって、たとえとして適切じゃないかもしれないですけど、村上龍先生の「愛と幻想のファシズム」っぽいテイストを感じました。
 もちろん、村上龍先生の二十年くらい前の作品なんですが。

<ネットで調べてみる>

 この本、もう一冊探して敬愛する映画監督にさしあげたりもしたのになあ。
 「生誕の時を求めて」を覚えてないとすると、これから出てくる数十冊、ほぼ記憶は全滅かと思います。がっかり。

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