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【忘却度70%】「楊德昌電影読本 エドワード・ヤン フィルムブック」

1995年8月。

 日記に記録ないんですがいまでも書棚にある本シリーズ。刊行時期でここに入れました。
 「エドワード・ヤンの恋愛時代」の日本公開に合わせて発売されたムック本でした。配給会社の宣伝女子が送ってくれました。
 エドワード・ヤンは「恋愛時代」がいちばん好きでした。

 これは違うところでも書いた話なんですが、ちなみにこの当時、この映画関係者まわりで話題になってたんですが、「牯嶺街少年殺人事件」の、写真いちばん右の少年、当時の私に顔も体つきも何もかもそっくりでした。

 あと牯嶺街(クーリンチェ)といえば、2012年9月、初めて台湾旅行に行ったのですが、ガイドの女性に「クーリンチェって近いですか?」と聞くと、「それどこですか?」。ガイドさんが他の方に聞いて場所を確かめた後で、「なんでそんなとこ知ってるの?」。
 台湾人がすべてこの映画を知ってるわけではないことがわかりました。
 グーグルマップでも見直しましたが、大通りの1本裏の、本当になんでもない通りでした。

<ネットで調べてみる>

 さてこれも違うところで書いてる話です。
 この翌年、この本を送ってくれた配給会社の方から、エドワード・ヤンの新作「 麻将」(麻雀)の、邦題を考えてほしいという依頼がありました。
 そして確か、簡単なプロットとスチールだけ見て、いくつかの案を出して、そのうちのひとつが「カップルズ」だったのですが、後にそれが正式タイトルにいなりました。
 実はその案を出したのは試写の前。
 あれ、4人の少年たちのそれぞれの恋模様の映画だと思ってたけど(そんな説明文をもらってました)、違うなと気づいて、その旨確認もしたんですが、配給の方々はすでに「カップルズ」でいこうと決めた後でした。
 後日、エドワード・ヤン監督自身が、この邦題を気に入ってるというコメントをどこかで出したと聞いて、ほっと胸をなでおろした次第です。

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