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忘却図書館 10年代ベスト

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#忘却度40

【忘却度40%】黒木昭雄「栃木リンチ殺人事件」

2017年5月21日。  事件ノンフィクションシリーズ。  日産の工場で働いていた青年が、職場の人間など数人にいじめを受け、金をせびられ、最終的にリンチのあげくに殺害してしまった、本当に残虐な話でした。  桶川ストーカー殺人もそうですが、本書もそこに至るまでの警察の怠慢も描かれています。 <ネットで調べてみる>  桶川事件もそうなんですけど、裁判を傍聴したジャーナリスト(このときは産経新聞記者)が、最初のイメージ操作(警察報道)と事実があまりに乖離してることに気づか

【忘却度40%】キャロル・オコンネル「クリスマスに少女は還る」

2016年2月14日。  初版は90年代だと思うんですけど、いまでも書店に行くと面出ししてることがある、超有名作。  これまでも適当に買ってきて、これ以降も100冊以上は買ってると思うんですけど、(それだけで言うのもなんですが)私が読んだ現代の海外ミステリでは、これがやはりぶっちぎりの1位になるでしょうか。  ミステリとしてというより、普通の小説としてすばらしい。 <ネットで調べてみる>  デビッド・フィンチャーで映画化してほしいなあ。もしくはトム・フォード。

【忘却度40%】壇蜜写真集「濃密」

2012年10月23日。  すでにグラビア界で大ブレイクしていた壇蜜さんの、映画初主演時の写真集です。サイン入りで送っていただきました。 <ネットで調べてみる>  この写真集、というかそれに伴うもろもろについては山ほど書けることがあるんですけど、それはまたいつかの機会に。

【忘却度40%】「いま堂々と読むSEX BOOK」

2011年6月8日。  と、悲しみにくれていたはずなのにこんな本。  かつて「ホットドッグ・プレス」という雑誌があったことは、「ノーライフキング」「1973年のピンボール」「この頃は、めっきりラブレター」「業界くん物語」などで書きました。  北方謙三先生が「小僧ども、ソープへ行け」と小僧を叱咤されてたのもホットドッグ・プレスです。  そんな豪華連載陣を擁したホットドッグ・プレスですが、80年代の大ヒット特集が「デートマニュアル」「セックスマニュアル」でした。どんなファッ