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忘却図書館 10年代ベスト

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2023年11月の記事一覧

【忘却度30%】「GIRLY PHENOMENON 60/70 キュートでオシャレなガールズ・ファッションイラスト」

2017年1月19日。  「パンナム小説」はヒロインの70年代ファッションにもしっかり描写していて、しかもシーンごとにコーディネートを変えるというのを自分に課しました。  この本と、2つ後のファッション本は本当に参考になりました。  付箋貼りまくり。 <ネットで調べてみる>  この時代のこういうイラストって、本当に見てて飽きない。

【忘却度30%】清水潔「桶川ストーカー殺人事件」

2016年12月1日。  事件ノンフィクションブームは続きます。  ストーカー被害に悩んでいたうえに殺害されてしまった女子大生が、警察・マスコミのせいで、遊んでるちゃらい女の子が通り魔に殺されたのように報道されて、しかも迷宮入りに。  その暗部と真相を暴いた名著です。 <ネットで調べてみる>  犯人グループはもちろん、警察、マスコミに憤りつつ、読み終わるとそんなことより、ただただ被害者の無念を思って、涙出てしまいました。

【忘却度50%】一橋文哉「モンスター 尼崎連続殺人事件の真実」

2016年11月25日。  北九州監禁連続殺人事件に続き、こちらもとんでもない事件。  主犯の女と彼女の手下と10数人の被害者の相関図を見るだけでもめまいがするくらいで、当時ネットに「サザエさん一家にたとえるとわかりやすい」という書き込みが拡散されてたほどでした。 <ネットで調べてみる>  個人的には、主犯の女を裏で操っていたヤクザの男が、北九州事件のやり口を詳細に「参考」にしてたというくだりに驚きました。

【忘却度10%】豊田正義「消された一家 北九州連続監禁殺人事件」

2016年11月21日。  この何年、何十年でいちばん衝撃を受けた本かもしれません。  ある男(死刑囚ですがネットに普通に名前は出てきます)が、結婚した女の両親など家族数人を、巧みな話術や肉体関係でほぼ洗脳状態に陥れて、「通電」と呼ぶ電気ショックなど完全奴隷化、食事や睡眠や会話なども全部言いなりに。  そして用済みの人間を家族同士で殺させ、死体を完全に遺棄させる。  人は(しかも複数人同時に)これほど完璧にマインドコントロールされるのかと、とにかく恐ろしくなります