マガジンのカバー画像

忘却図書館 10年代ベスト

41
忘却図書館 10年代ベスト
運営しているクリエイター

2023年2月の記事一覧

【忘却度80%】日本の天文学の百年

2015年1月5日。  この前年に「ハレー彗星フィーバー」「ハレー彗星」「ハレー彗星がやってくる!」と、ハレー彗星勉強をしてましたけど、(タイムトラベル恋愛小説も書き終わって)、いよいよハレー彗星小説に取りかかります。  この前日には偶然にも、カール・セーガン原作の映画「コンタクト」をテレビでやってたりして、やはり「小説執筆時の偶然」だなあと思いつつの、届いた本書。 <ネットで調べてみる>  これ大判で分厚いんです。値段も高かった。  でもこの「100年」の中で

【忘却度60%】ミヒャエル・エンデ「モモ」

2014年12月5日。  このとき書いていたタイムトラベル小説、仮題「猫とポルノとバックギャモン」で、ヒロインの少女時代の愛読書が「モモ」と「ソフィーの世界」という設定にしたので(一応「時間」に関係する物語)、読み直してました。 <ネットで調べてみる>  「日本での発行部数は本国ドイツに次ぐ」。  こういう「日本(だけ)ではとりわけ人気」という作品や人物をまとめた本、企画したらいけるんではないかとふと思いました。  ハインライン「夏への扉」とか、映画「小さな恋のメロ

【忘却度80%】ヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界」

2014年12月5日。  世界的ベストセラーですから。  と、えらそうに書いてますけどこのときが初読。読んだ理由は前項「モモ」に。  逆に私は、2000年に試写で本作の映画化作品を見てるのですが、それは「ノルウェーで映画化されたが、日本を含む一部の外国で公開されただけ」で、DVDも絶版というやつです。すごく貴重な体験だったかも。  でもこれ、すごく面白かったんですけどね。普通に主人公が本当は何者だったのかという仕掛けに、「おお〜」と声が出ました。  というドラマ部分で