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忘却図書館 00年代ベスト

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忘却図書館 00年代ベスト
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#2008年11月

【忘却度40%】とり・みき「冷食捜査官」

2008年11月28日。  大好きなシリーズです。  これ「犬家の一族」にも数話収録されてて、それを含めて後年の作品と合わせて1冊になったんじゃないかなと思います。  とり・みき先生の作品の中でも私的ベスト5に入るかな。 <ネットで調べてみる>  雷の「ゴロゴロゴロゴロ」という効果音が、そのまま階段から何かが転げ落ちていくものになる小ネタとか(それもポチョムキンの乳母車とか蒲田行進曲の階段落ちとか)、何度も同じコマを見返したりしたなあ。  密度がすごくてお得感が半端ない

【忘却度70%】牧薩次「完全恋愛」

2008年11月26日。  仲良い読書女子の薦めで読みました。  というかそもそも牧薩次先生=辻真先先生には個人的に大事な思い出がありまして。  小学生のとき、辻真先先生の「仮題・中学殺人事件」「盗作・高校殺人事件」などに夢中になり(このシリーズの主人公の名前が「牧薩次」)、初めて作家の方にファンレターを出したのでした。  しかもいま顔から火が吹き出すのを堪えて書きますが、小学生が考えたしょうもないトリックのアイデアまで書いて。  するとそんな子供のファンレターに、辻真先

【忘却度50%】姫野カオルコ「ツ、イ、ラ、ク」

2008年11月7日。  仲良い読書女子が、すごく大好きと言っていたので、出たのはこの数年前でしたが買って読みました。  教師と女子中学生がやりまくる話(要約の仕方)、私も大好きでした。 <ネットで調べてみる>  後年、私は教師と女子高生がやりまくる小説を書きました。  「ツ、イ、ラ、ク」に影響されたわけではないのですが、その読書女子に読んでもらうことを第一の目的にしてたので、遠回しに影響されてたのかも(どっちだ)。