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忘却図書館 00年代ベスト

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【忘却度90%】アガサ・クリスティ「スリーピング・マーダー」

2008年10月14日。  この日の日記。「単行本持ってるが段ボールから出すのが面倒で、アガサ・クリスティ「スリーピング・マーダー」文庫を買う」。  「ABC殺人事件」「予告殺人」に続いての、クリスティ再読3冊目です。  そしてこれ、書いてるとおり単行本持ってるのです。  中学1年生のころ、近所の母親の友達のおばさんがクリスティの文庫を全部持ってたので、片っ端から借りて読んでました。  ただ当時、まだ文庫化されてないのが数冊あり、その早川書房の単行本を数冊、おこづかい貯め

【忘却度30%】アーサー・C・クラーク「幼年期の終り」

2007年11月25日。  これも「星を継ぐもの」同様、いまさらすぎましたね。  古典中の古典、名作中の名作。  人類の終焉説、この小説に賛同です(子供か)。 <ネットで調べてみる>  ちなみにこの日の日記。 「息子と2人で、11:20品川発のぞみで大阪。ユニバーサルポートホテル。初USJ。スパイダーマン、バックトゥザ・フューチャー、ウォーターワールド、夕飯、ET。  眠れず深夜、アーサー・C・クラーク「幼年期の終り」読み始める。5:00まで」  なんでそんな日に読んで

【忘却度40%】「クララ しあわせをさがして」

2007年3月24日。  「スイミー」で書きましたが、これも運命の出会いの本。  前項の金栗四三のエピソードも入れた、このとき書いてた小説。前にもちょっと書きましたが、高校時代に水泳部で遠泳をやっていた女の子2人の物語でした。そしてその遠泳の舞台は江ノ島。  という執筆とはまったく関係なくこの日、息子と江ノ島水族館に行きました。  いま書いてる小説の舞台だなあとそれだけでも感慨深いんですけど、このとき売店で目に飛び込んできたのがこの本。しかも展示品かぎりの在庫1冊(ビニー