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忘却図書館 00年代ベスト

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【忘却度70%】アナイス・ニン「小鳥たち」

2009年3月11日。  仲良い読書女子に借りました。  まだエロ小説なんか表に出せない時代、貴族か金持ちのためだけにそんな話を書いたといういきさつの短編集だったと思います。  なぜか唯一しっかり覚えてるのが、絞首刑を見守る群衆の熱狂の中で、見知らぬ男に後ろからやられて絶頂してしまう女の話。  読み直したくなりました。  この忘却図書館書き始めて、倉橋由美子先生「聖少女」以来2冊目で、いますぐにネット注文しました。 <ネットで調べてみる>  ヘンリー・ミラーの愛人でもあ

【忘却度90%】アガサ・クリスティ「スリーピング・マーダー」

2008年10月14日。  この日の日記。「単行本持ってるが段ボールから出すのが面倒で、アガサ・クリスティ「スリーピング・マーダー」文庫を買う」。  「ABC殺人事件」「予告殺人」に続いての、クリスティ再読3冊目です。  そしてこれ、書いてるとおり単行本持ってるのです。  中学1年生のころ、近所の母親の友達のおばさんがクリスティの文庫を全部持ってたので、片っ端から借りて読んでました。  ただ当時、まだ文庫化されてないのが数冊あり、その早川書房の単行本を数冊、おこづかい貯め

【忘却度30%】アーサー・C・クラーク「幼年期の終り」

2007年11月25日。  これも「星を継ぐもの」同様、いまさらすぎましたね。  古典中の古典、名作中の名作。  人類の終焉説、この小説に賛同です(子供か)。 <ネットで調べてみる>  ちなみにこの日の日記。 「息子と2人で、11:20品川発のぞみで大阪。ユニバーサルポートホテル。初USJ。スパイダーマン、バックトゥザ・フューチャー、ウォーターワールド、夕飯、ET。  眠れず深夜、アーサー・C・クラーク「幼年期の終り」読み始める。5:00まで」  なんでそんな日に読んで