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忘却図書館 00年代ベスト

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#忘却度50

【忘却度50%】姫野カオルコ「ツ、イ、ラ、ク」

2008年11月7日。  仲良い読書女子が、すごく大好きと言っていたので、出たのはこの数年前でしたが買って読みました。  教師と女子中学生がやりまくる話(要約の仕方)、私も大好きでした。 <ネットで調べてみる>  後年、私は教師と女子高生がやりまくる小説を書きました。  「ツ、イ、ラ、ク」に影響されたわけではないのですが、その読書女子に読んでもらうことを第一の目的にしてたので、遠回しに影響されてたのかも(どっちだ)。

【忘却度50%】コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」

2008年7月6日。  何がきっかけで読んだのかは忘れましたが、名作です。  近未来、荒廃した世界を、南に向かう父と息子の話。  この数年後、ヴィゴ・モーテンセン主演で映画化もされたのですが、そちらもすばらしいです。  話は完全に覚えてますが、その記憶がもはや映画のほうが大きいと思うので、大好きですけど忘却度は50%としました。 <ネットで調べてみる>  ある事情から人口が半分となった日本で、物言わぬあるものを連れて、ときに暴徒に襲われ、ときに集落の人々に助けられながら

【忘却度50%】トマス・ハリス「ハンニバル」

2000年10月3日。  私にしてはめずらしく流行りの小説などを買って読んでるんですが、これは当時、ブルータス誌でハンニバルの映画化作品のほうを大特集することになり、私も編集と執筆を担当していたからです。  ところで本作、原作と映画はクラリス・スターリングがどうなるかが、まったく違う結末なんですよね。 <ネットで調べてみる>  後に映画から(勝手に)教訓を導き出すという連載をやっていて、それは本にもなったのですが、この映画の教訓は「セクハラに喜ぶ女性がセックスできるとは