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忘却図書館 00年代ベスト

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#忘却度40

【忘却度40%】とり・みき「冷食捜査官」

2008年11月28日。  大好きなシリーズです。  これ「犬家の一族」にも数話収録されてて、それを含めて後年の作品と合わせて1冊になったんじゃないかなと思います。  とり・みき先生の作品の中でも私的ベスト5に入るかな。 <ネットで調べてみる>  雷の「ゴロゴロゴロゴロ」という効果音が、そのまま階段から何かが転げ落ちていくものになる小ネタとか(それもポチョムキンの乳母車とか蒲田行進曲の階段落ちとか)、何度も同じコマを見返したりしたなあ。  密度がすごくてお得感が半端ない

【忘却度40%】「Stewardess : Come Fly With Me!」

2008年5月5日。  これもエアラインブームの2冊目です。  前の「Airline Design」ほどではないですが、これもビジュアル豊富。60〜70年代の飛行機とスチュワーデスは本当に絵になります。 <ネットで調べてみる>  そしてこの約10年後、ずっと私の中にあった「70年代の海外への憧れとエアライン文化」は、「70年代東京の街やファッション」と「70年代、洋画吹き替えのアテレコスタジオ」と結びつき、1冊の小説となりました。  自分の作品の中でも5本指に入るくらい

【忘却度40%】「クララ しあわせをさがして」

2007年3月24日。  「スイミー」で書きましたが、これも運命の出会いの本。  前項の金栗四三のエピソードも入れた、このとき書いてた小説。前にもちょっと書きましたが、高校時代に水泳部で遠泳をやっていた女の子2人の物語でした。そしてその遠泳の舞台は江ノ島。  という執筆とはまったく関係なくこの日、息子と江ノ島水族館に行きました。  いま書いてる小説の舞台だなあとそれだけでも感慨深いんですけど、このとき売店で目に飛び込んできたのがこの本。しかも展示品かぎりの在庫1冊(ビニー

【忘却度40%】西原理恵子「パーマネント野ばら」

2006年10月3日。  西原先生の中でもトップクラスに好きな作品。号泣です。 <ネットで調べてみる>  菅野美穂さん主演の映画がまた最高で。  菅野美穂さんはもちろんですが、小池栄子さんの芝居がすごくよくて。ラストの2人のやりとり、たまらないです。  ダメだ、書いてるだけで涙出てきました。

【忘却度40%】西原理恵子「毎日かあさん」

2004年3月19日。 (2022年現在、本書についていろいろあったことは聞いたうえで、当時の素直な感想を書きます)  2017年の14巻まで、発売されるたびに買ってました。  もともと西原先生の大ファンのうえに、おそらく子供も同世代(私の子供も2018年で大学生)。そりゃもう大笑いしつつ、ぼろぼろ泣いてと、全部の感情を揺さぶってくれました。  森久美子さん吹き替えのアニメ版は見たことないんですけど、小泉今日子さんと永瀬正敏さんの元夫婦共演の実写映画は見ております。おいお

【忘却度40%】「仮面ライダー龍騎超全集」

2002年10月31日。  仮面ライダー龍騎。息子が見てたので一緒に見始めたんですけど、気づいたら私、息子よりもハマってました。  当時、仕事関係者や友達に片っ端から薦めてたなあ。普通の雑誌に原稿も書いてたと思います。  そんなわけで本書は(後の「最終巻」まで)、版元の私の小説の担当編集者が、別部署に忍び込んでかっぱらってきてくれました(言い方)。 <ネットで調べてみる>  「555(ファイズ)」「ブレイド」、あとから見た「アギト」などにはそれほどハマらず、やはり「龍騎