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忘却図書館 00年代ベスト

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忘却図書館 00年代ベスト
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#忘却度70

【忘却度70%】アナイス・ニン「小鳥たち」

2009年3月11日。  仲良い読書女子に借りました。  まだエロ小説なんか表に出せない時代、貴族か金持ちのためだけにそんな話を書いたといういきさつの短編集だったと思います。  なぜか唯一しっかり覚えてるのが、絞首刑を見守る群衆の熱狂の中で、見知らぬ男に後ろからやられて絶頂してしまう女の話。  読み直したくなりました。  この忘却図書館書き始めて、倉橋由美子先生「聖少女」以来2冊目で、いますぐにネット注文しました。 <ネットで調べてみる>  ヘンリー・ミラーの愛人でもあ

【忘却度70%】牧薩次「完全恋愛」

2008年11月26日。  仲良い読書女子の薦めで読みました。  というかそもそも牧薩次先生=辻真先先生には個人的に大事な思い出がありまして。  小学生のとき、辻真先先生の「仮題・中学殺人事件」「盗作・高校殺人事件」などに夢中になり(このシリーズの主人公の名前が「牧薩次」)、初めて作家の方にファンレターを出したのでした。  しかもいま顔から火が吹き出すのを堪えて書きますが、小学生が考えたしょうもないトリックのアイデアまで書いて。  するとそんな子供のファンレターに、辻真先

【忘却度70%】立花里子「絵ロ本」

2008年9月1日。  立花里子さん好きは「めちゃイイ!」で書いてますが、これはご自身の著書です。 <ネットで調べてみる>  2008年にすっぱりと引退されましたけど、いまもお美しいんだろうなあ。

【忘却度70%】佐藤ゆりな写真集「秘めごと」

2007年9月14日。  グラビアの歴史の中で、そんなに有名ではないかもしれないですけど、佐藤ゆりなさんの本作の前の「ラブホテル」という作品が(写真集・DVDともに発売)衝撃的な名作で、それ以前とそれ以降の「過激さ」の定義を変えたと私は思ってます。  なんだ急に。 <ネットで調べてみる>  テレビなどに出るタレント的なグラビアの人でなく、私がとりわけ好きだったのは、佐藤ゆりなさんと大塚麻恵さんでした。  顔のタイプは違いますが、共通点は「過激なんだけど上品」。

【忘却度70%】マルト・ブロー「黒衣の下の欲望」

2004年6月17日。  恵比寿有隣堂で購入。  フランスの女性弁護士が、自らのSM的主従関係とセックスを描いた作品。  これは完全にジャケ&タイトル買いです。  最後主人公は、ご主人様から他のご主人様に「譲渡」されるんですよね、確か。 <ネットで調べてみる>  後年私、官能的な小説を書いてます。そしてそこそこヒットしたりしてます。この時点でそういった小説を書きたいとは思ってたんですが、この「黒衣の下の欲望」を読んだことが、「あ、自分でも書けるな」というきっかけのひとつ