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忘却図書館 00年代ベスト

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2022年9月の記事一覧

【忘却度70%】立花里子「絵ロ本」

2008年9月1日。  立花里子さん好きは「めちゃイイ!」で書いてますが、これはご自身の著書です。 <ネットで調べてみる>  2008年にすっぱりと引退されましたけど、いまもお美しいんだろうなあ。

【忘却度50%】コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」

2008年7月6日。  何がきっかけで読んだのかは忘れましたが、名作です。  近未来、荒廃した世界を、南に向かう父と息子の話。  この数年後、ヴィゴ・モーテンセン主演で映画化もされたのですが、そちらもすばらしいです。  話は完全に覚えてますが、その記憶がもはや映画のほうが大きいと思うので、大好きですけど忘却度は50%としました。 <ネットで調べてみる>  ある事情から人口が半分となった日本で、物言わぬあるものを連れて、ときに暴徒に襲われ、ときに集落の人々に助けられながら

【忘却度40%】「Stewardess : Come Fly With Me!」

2008年5月5日。  これもエアラインブームの2冊目です。  前の「Airline Design」ほどではないですが、これもビジュアル豊富。60〜70年代の飛行機とスチュワーデスは本当に絵になります。 <ネットで調べてみる>  そしてこの約10年後、ずっと私の中にあった「70年代の海外への憧れとエアライン文化」は、「70年代東京の街やファッション」と「70年代、洋画吹き替えのアテレコスタジオ」と結びつき、1冊の小説となりました。  自分の作品の中でも5本指に入るくらい

【忘却度20%】「Airline Design」

2008年5月5日。  昔から漠然とあった、「昔のエアラインブーム」の始まりです。  自分が子供のころ、あるいはそれ以前の飛行機、空港、海外旅行などまだ夢だったころの外国への憧れ。私、なぜかずっとそういったものに強い郷愁を感じていました。  そしてこの数日前、銀座の博品館でドイツherpa社の飛行機ミニチュアを初めてみてぐっときてしまい、さっそくアマゾンでまずパンナム機から買ったのでした。  そのとき一緒にエアライン関係の本も3冊購入(2冊は洋書)。  その中でもこの「

【忘却度30%】アーサー・C・クラーク「幼年期の終り」

2007年11月25日。  これも「星を継ぐもの」同様、いまさらすぎましたね。  古典中の古典、名作中の名作。  人類の終焉説、この小説に賛同です(子供か)。 <ネットで調べてみる>  ちなみにこの日の日記。 「息子と2人で、11:20品川発のぞみで大阪。ユニバーサルポートホテル。初USJ。スパイダーマン、バックトゥザ・フューチャー、ウォーターワールド、夕飯、ET。  眠れず深夜、アーサー・C・クラーク「幼年期の終り」読み始める。5:00まで」  なんでそんな日に読んで

【忘却度30%】谷崎潤一郎「痴人の愛」

2007年9月18日。  前項に同じく、「硬くない人」(仮題)の参考で再読しました。  これも若いときには、主人公の男の馬鹿さ加減が理解できないんですけど、年を取ると、あまりにもあっさりと(自分が同類か否かはともかく)わかってしまう。 <ネットで調べてみる>  3回映画化されてるんですが、私は最初の宇野重吉さん・京マチ子さん版を見てなかったです。  2回目は船越英二さんと叶順子さん。  いちばんよく覚えてるのは3回目の小沢昭一さん・安田道代さん。ナオミが誘惑する青年は田

【忘却度30%】檀一雄「火宅の人」

2007年9月18日。  このとき書いてた(若い愛人持ちの初老の男が出てくる)小説の参考にと書いました。中高生のころに読んでたと思います。  このときほど、本は二度読むものだなと思ったことはありません。  子供のころ、まったくわからなかった難しい話が、この年で読むとあまりにもわかりやすく簡単に腑に落ちたからです。  一応、檀一雄(もう娘の女優、壇ふみさんも知らない人が多いんだろうなあ)が子沢山の家庭を持ちながら、愛人と放蕩生活を送る話です。 <ネットで調べてみる>  ち

【忘却度70%】佐藤ゆりな写真集「秘めごと」

2007年9月14日。  グラビアの歴史の中で、そんなに有名ではないかもしれないですけど、佐藤ゆりなさんの本作の前の「ラブホテル」という作品が(写真集・DVDともに発売)衝撃的な名作で、それ以前とそれ以降の「過激さ」の定義を変えたと私は思ってます。  なんだ急に。 <ネットで調べてみる>  テレビなどに出るタレント的なグラビアの人でなく、私がとりわけ好きだったのは、佐藤ゆりなさんと大塚麻恵さんでした。  顔のタイプは違いますが、共通点は「過激なんだけど上品」。

【忘却度60%】ジェームズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」

2007年7月26日。  名作中の名作をいまさらで読みました。  そりゃ衝撃です(子供か)。 <ネットで調べてみる>  やっぱりこういう古典というか名作は読んでおかなくちゃと、これ以降、いまさらシリーズが始まります。

【忘却度40%】「クララ しあわせをさがして」

2007年3月24日。  「スイミー」で書きましたが、これも運命の出会いの本。  前項の金栗四三のエピソードも入れた、このとき書いてた小説。前にもちょっと書きましたが、高校時代に水泳部で遠泳をやっていた女の子2人の物語でした。そしてその遠泳の舞台は江ノ島。  という執筆とはまったく関係なくこの日、息子と江ノ島水族館に行きました。  いま書いてる小説の舞台だなあとそれだけでも感慨深いんですけど、このとき売店で目に飛び込んできたのがこの本。しかも展示品かぎりの在庫1冊(ビニー

【忘却度80%】寺村輝夫・和田誠「ぼくは王さま」

2007年3月2日。  「エルマーとりゅう」で書きましたが、私の子供のころの愛読書を、今度は自分の子供に読んであげてるという。  でももう忘れてるんだよなあ。そんな思い出の本くらい覚えておけよですが。  2作目からイラストは和田誠先生ではなく、丸い柔らかいタッチになったことは覚えてます。 <ネットで調べてみる>  私がボケたら、子供に読み聞かせしてもらいましょう。