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忘却図書館 00年代ベスト

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2022年8月の記事一覧

【忘却度40%】西原理恵子「パーマネント野ばら」

2006年10月3日。  西原先生の中でもトップクラスに好きな作品。号泣です。 <ネットで調べてみる>  菅野美穂さん主演の映画がまた最高で。  菅野美穂さんはもちろんですが、小池栄子さんの芝居がすごくよくて。ラストの2人のやりとり、たまらないです。  ダメだ、書いてるだけで涙出てきました。

【忘却度30%】カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」

2006年8月31日。  大好きな小説です。それ以上のことは言えないですね。 <ネットで調べてみる>  映画化作品もすばらしかった。アンドリュー・ガーフィールド、よかったなあ。

【忘却度60%】美香「モデル美香の美人ガイド」

2006年6月。  日記に記録ないんですがいまでも書棚にある本シリーズ。刊行時期でここに入れました。  この時代、私はいろんな女性誌で仕事してました。連載したことあるのでも、Oggi、Frau、Very、ananなど。他の女性誌も単発でよくお声かけしていただいてました。  これの何が嬉しかったって、ふだんは買わない女性誌が届くこと。そこには可愛らしい女性、きれいな女性が、これまた可愛くきれいな服、メイク、髪型で山ほど載ってるわけです。  気に入ったページは片っ端から切って

【忘却度30%】リリー・フランキー「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

2005年7月1日。  本作は「エンタクシー」という雑誌で連載されてるときから読んでました。  最終回は涙と鼻水止まらず。  その後、出版前に作る「プルーフ」(見本のようなものです)もいただいて、それでもぼろ泣きでした。 <ネットで調べてみる>  本書にまつわる個人的な話が実はいくつもあるんですがひとつだけ。  本書が文庫になったとき、帯が8種類作られて、それぞれ著名人がコメントしてるんですが、ひとつだけ、著名人ではない匿名のコメントがありました。  偶然にもそれ、私の

【忘却度60%】「別冊サブラファイナル川村ゆきえ写真集」

2005年4月30日。  この前月、私の本を好きと言ってくれたので大ファンになった川村ゆきえさん。  新刊を買ったらここでもまた、私の本を「感動した本」で挙げてくれてました。  …………好き(超単純)。 <ネットで調べてみる>  これもいま見てもまったく古びてない。  表紙にもなってる首輪とボンデージのカット、いいなあ。  たまたまですけどこの月、私はある官能的な(SM的な)小説を発表してます。

【忘却度30%】松本隆対談集「KAZEMACHI CAFE」

2005年3月24日。  やはり本書でいちばんよく覚えてるのは、大瀧詠一さんのお話。  ざっくりまとめると、「歌唱」というものは技術で声を作るということだという趣旨なんですけど、なぜ松本隆さんが作詞された曲で、大瀧さんが歌った曲はなぜ飽きないかということまで語ってらして、これが面白いうえに深くて勉強になります。 <ネットで調べてみる>  あと松任谷由実さんが、松本隆さんの詞があまりに女性の心を描いてるので、「貴様は女か!(笑)」とつっこまれるくだりも好きでした。

【忘却度70%】マルト・ブロー「黒衣の下の欲望」

2004年6月17日。  恵比寿有隣堂で購入。  フランスの女性弁護士が、自らのSM的主従関係とセックスを描いた作品。  これは完全にジャケ&タイトル買いです。  最後主人公は、ご主人様から他のご主人様に「譲渡」されるんですよね、確か。 <ネットで調べてみる>  後年私、官能的な小説を書いてます。そしてそこそこヒットしたりしてます。この時点でそういった小説を書きたいとは思ってたんですが、この「黒衣の下の欲望」を読んだことが、「あ、自分でも書けるな」というきっかけのひとつ

【忘却度40%】西原理恵子「毎日かあさん」

2004年3月19日。 (2022年現在、本書についていろいろあったことは聞いたうえで、当時の素直な感想を書きます)  2017年の14巻まで、発売されるたびに買ってました。  もともと西原先生の大ファンのうえに、おそらく子供も同世代(私の子供も2018年で大学生)。そりゃもう大笑いしつつ、ぼろぼろ泣いてと、全部の感情を揺さぶってくれました。  森久美子さん吹き替えのアニメ版は見たことないんですけど、小泉今日子さんと永瀬正敏さんの元夫婦共演の実写映画は見ております。おいお