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国際ロマンス詐欺、仮想通貨詐欺に引っかかってしまった男の手記

真っ先に思ったのは、僕はなんて馬鹿なんだと。
少しは頭がいいつもりでいたんですよ。少なくとも馬鹿ではないつもりでした。もう何の説得力もありません。
自分の馬鹿さ加減を大々的に人生に刻み込んでしまった。

保険で細々と運用していた300万円、銀行に預けていた80万円、そして楽天から借り入れた50万円。合計430万円。もう返ってきません。

それでも生きて頑張っていたら稼ぐことのできる額です。
詐欺に遭うと被害額1000万円以上というケースも珍しくないと聞きます。消費者金融から多額の借金をしてしまったケースもあるそうです。
この程度で済んで良かったと思うところなのかもしれない。

今までも別に傲慢だったつもりはないけど、これから僕はますます謙虚になりそうです。周囲に一人もいないですからね、こんなやらかしをした人は。

あなたは、詐欺になんか引っかからないよって思いますか?

僕は思ってました。

詐欺を働く人間がどのようなやり口で人の心に入り込んでくるのか、そして人はどのようにして他人を信じるのか。
僕に語れることはほんの一例ですが、思い出しながら書いていこうと思います。お付き合いいただけたら嬉しいです。

実は、一連の詐欺行為がいよいよ佳境という頃(実行犯目線の表現になってしまいました。すでに取り返しのつかない状況でしたが、僕はもうこれが詐欺であると確信していて、あくまで相手の設定に乗っかってやり取りを続けていました。)、僕は実行犯の弱みを見つけ、駆け引きを持ちかけました。

今回書きたいと思っていることのひとつです。
あらかじめおことわりさせてほしいのですが、そこだけ有料コンテンツにしようと思っています。
お金に余裕のある方数人の目に留まったら大変ありがたいです。
今回の出来事、僕にとっては悪い夢がずっと続いているような、胸をずっと押し潰されているような、でもそれをエンタメとして楽しんでもらえるならありがたいことです。

思い返せば迷惑ばかりかけています。本当に情けない。

僕がこのように発信することで、詐欺被害がわずかでも減りますように。
あわよくば、詐欺被害を未然に防ぐことに少しでも貢献できますように。

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