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BGマスター「おべべ」氏による、バトルグラウンド大規模調整案

【変更一覧】  

・削除
マーロックのタイドコーラー
卑俗なホムンクルス
マイクロマシーン
猟犬使い
魔獣
手動操縦のシュレッダー
アマルガドン

・新規追加
★1…小粒なる邪悪の騎士(※能力変更有り)、魔力の下僕、アルマイト・ロボペット
★2…グランマミー
★3…闇の睨視者、野生のビーストマスター
★4…顔を隠した放浪者、大釜のエレメンタル
★5…ゴリラロボA-3、マーガァ・マーガァグル(※能力変更有り)
★6…ネプチュロン

・グレード変更
ウレメンタル…★1→★2
ンゾスの落とし後…★2→★3
溶岩…★2→★3
ヴァ―メンの師匠…★4→★3
アルガスの守護者…★4→★3
鉄の師匠…★4→★3
強殻のクズ拾い…★5→★4
ジャンクロボ…★5→★4
怒涛のゴリアテ…★5→★4
筆頭家老エグゼクタス…★4→★5
ブラン・ブロンズビアード…★5→★6

・能力変更
ウレメンタル…本体、おつりとも3/3に
悪鬼の下僕…3/1に
やさしいおばあちゃん…2/1に
溶岩…4/5に
光牙の執行者…+2/+1から+2/+2に
厨房の悪夢ノミ…「自分がエレメンタルを手札から使用した後ボブの酒場にランダムなエレメンタルを1体追加する。」に

【解説】

では調整内容の解説や。
基本的な方針は以前のツイートで紹介したものと同じやからそちらを参考にしてクレメンス。
改めて解説するならば、大きな指針は以下の3つや
・エレメンタル全体の種族パワーを落とす。
・グレード5のパワーを落とし、中盤の高打点、勝ち組負け組の二極化を解消。
・弱構成、不人気構成の底上げ。

次に個別の解説に入っていくで。
まずグレード1でテコ入れが入ったのは「卑俗なホムンクルス」「悪鬼の下僕」「マーロックのタイドコーラー」「マイクロマシーン」「ウレメンタル」の4枚や。
ホムンクルスと悪鬼の下僕は悪魔の底上げとも関連しており、同時にグレード1のパワー格差の調整でもある。
ホムンクルスは雄叫びの2ダメージがどうしても大きく、トリプルが作りにくい、織屋で削れる体力が無くなる、フックタスクなどのヒーローパワーの邪魔になる…
様々な弊害だらけや。そこでこれと入れ替えで「小粒なる邪悪の騎士」を単なる3/2の挑発として追加することで、
デメリットのない平凡なスタッツの★1ミニオンとして選択しやすいものにしようと思ったんや。
悪鬼の下僕も体力3の勢力と相打ちを取れるようになることで、これまでほど酷い1ターン目のチョイスではなくなるはずや。
タイドコーラーとマイクロマシーンは単純に弱く、積極的に雇用したいのはピラマッドくらいでさほどシナジーもないため削除としたで。
ピラマッドにはスマンと思っとる。代わりのメカにはアルマイトロボペットをチョイスし、マーロックはまだ2種類残っているので据え置きや。

ウレメンタルは★1の中では格段に使い勝手が良く、タイドハンターや野良猫と比べてもトリプル作成が容易でゲームの高速化の一要因となっておった。
さらに手札から多数のエレメンタルを使用することでシナジーを発揮するエレメンタル種族の陰のMVP的存在でもあったため、
ここを★2へとテコ入れし出現率を低下させることによってエレメンタルの全体的な勝率を下げることにも一定の寄与をするはずや(代わりの★1が魔力の下僕)。
同じくエレメンタルへの調整として、溶岩を★3へと格上げしたで。溶岩は同じ★2のパーティエレメンタルによって攻撃力をバフすることも容易で、
序盤から不沈艦と化し中盤の大打点を生み出す要因となっていたので、登場タイミングを遅らせることによってそのようなケースを減らせるはずや。
他の★2では、★2の中で飛びぬけてパワーが高く、所持しているかいないかで序盤の勝敗を大きく左右していたン=ゾスの落とし子は★3へとアップグレードし、
適切なパワーの調整版としてグランマミーを追加。さらに禁錮番刈り入れゴーレムと比べてややパワーが低めだったやさしいおばあちゃんを攻撃力2へとバフしたで。

★3ではミニオンの出入りが多数あるで。
まず種族とのシナジーが薄く微妙なチョイスでしかなかった魔獣手動操縦のシュレッダーを削除。
そして複数のカードの調整が関連してくるんやが、後で解説するブラン・ブロンズビアードが★6に上がったことにより中盤での爆発的な強化の確率が減ったこと、
元々の単体のカードパワーは本来のグレードに見合っていないことから、アルガスの守護者強殻のクズ拾いをそれぞれ★3、★4へと降格。
これによってに挑発を付与しやすくなったこと、さらにほとんど同じ役割のヴァ―メンの師匠を★3へと下げることによって、猟犬使いはBGから退場することとした。
さらに★3にはそれぞれの構成を大きく強化するミニオンとして、闇の睨視者野生のビーストマスターを追加したで。
睨視者はもちろん憤怒の織屋構成の強化に。同じような役割のホガー船長と比べるとかなりグレードが低いが、これは織屋が自傷するミニオンである特性上、
早い段階に取れたとしても能力を発揮できる回数には限りがあること、そもそも★5の段階では体力が減りすぎてほとんど効果を発揮できない蓋然性が高いためや。
ビーストマスターは群れのリーダーと役割が被るところもあるんやが、母熊が取れるまで貧弱な獣構成のオルタナティブ、あるいは追加のリーダーとして
種族全体の底上げを狙いとして追加したものや。鉄の師匠も単純に★4ではパワーが低いため★3に降格やで。

続いて★4や。まずジャンクロボ怒涛のゴリアテを★5から移動。ジャンクロボは「最終構成には残らないが中盤の繋ぎには使える」ミニオンとしての配置や。
ゴリアテに関しては海賊の底上げであり、「アグロのように早い段階から高打点を出し、他のプレイヤーが完成する前に叩き落す」
という海賊のアイデンティティーを強化するものや。海賊に関しては最終構成を強くするよりもこちらのほうがふさわしいと思ったんや(そもそも攻撃6で★5血祭は難しい)。
また現在最も勝率の低い構成であるソウル・ジャグラー悪魔の救済としてヴォイドロードを★4に降格させる案も考えたんやが、
エレメンタルが弱体化することによって復権する可能性は十分にあること、そしてヴォイドロード★4ではさすがに強くなりすぎる懸念もあったことから、
折衷案として顔を隠した放浪者を追加することにしたんや。このミニオンはトークンも悪魔であり、さらに9/1とジャグラーのコマとして理想的なスタッツを誇っておる。

このグレードにおけるエレメンタルの調整やが、大変強力なバフ能力を誇り、★4であるためトリプルにすることも比較的容易で、
これだけで十分最終構成まで渡り合えた筆頭家老エグゼクタスは★5へと昇格。代わりに既存のカードから大釜のエレメンタルを追加や
大釜のエレメンタルは7/7と十分なスタッツがあり、攻撃+2もバリバリサイクロン山火事のエレメンタルと相性がいい一方、
他の各種エレメンタルのようにガチガチのシナジーを形成しているわけではなく、終盤は酒場の逆巻き風優しいランプの精から出てきてもバニラにしかならないため、
中盤の継戦能力は高めてくれるが最終構成の大幅な強化には役に立たないと、種族全体をマイルドな方向に調整することを意図したものや

いよいよ★5や。まず最も大きな変更は、このグレードで驚異的なパワーを発揮しているブラン厨房の悪夢ノミをどうにかすることや。
現在のバトルグラウンドは★4へとさっさと上げトリプルを作成しこいつらを狙う戦法が主流なため、それを取れたかどうかで勝ち組負け組の二極化が起こっておる。
ブランについてはそのまま★6への格上げでよし。マーロックはもちろん、混成でもよし、エレメンタルでもよし、適当にバフするだけでもまあまあ強い…
と1枚だけあまりにも柔軟性が高すぎたカードや。もはや★6のミニオンと比較しても最強格と言って過言ではないで。
ただしブランが★6になることで大きく影響を受けるのがマーロックや。元々ブランを取れるかどうかにほぼすべてを左右される構成であるため、
ブランがいない貧弱な状態のまま★4、★5を戦い抜くのは厳しい…ということで、★5にマーガァ・マーガァグルをオリジナルミニオンとして追加することにしたんや
マーガァグルの能力はマーロック限定の献身の英雄で、献身と違い自信もマーロックであるため強化が可能なこと、
そしてマーロック限定なのでブランなど弱いミニオンに聖なる盾がついてしまうことを避けられるという違いがあるで。これによってブラン取得前の貧弱なスタッツでも、
ある程度メカや混成軍団などに対抗できるようにしようというのが狙いや。

ノミに関しては本当にいろいろな調整案を考えに考え抜いた。まず前提としたのは、現在の「手札から多数のエレメンタルを使用することによって恩恵を受ける」
という部分は変更しないようにしようということや。しかしこれが本当に難しい作業で、具体的な案をそれぞれ検討してみると
・そのまま★6にする→遅すぎて使い物にならない
・★6にしてバフ量を+2/+2にする→うまくいくかどうかで余計二極化が加速する
・バフの対象をボブの酒場ではなく戦団のエレメンタルにする→カレクゴスと同じでつまらない
・バフの対象を自分自身にする→副官ガアァと被ってる
・バフの期間を「このターンのみ」にする→弱い
・使用した枚数ではなく「種類数」にする→あまり変わらない
・バフの対象をランダムな味方のエレメンタルとし、バフ量はプレイしたミニオンのスタッツに準じる→チビラグと被ってる
・元のカードを参照し、バフ量は+6/+6で固定した上でランダムな味方のエレメンタルをバフする→チビラグの上位互換
と、そもそもの起動条件がチビラグ、ガアァ、エクゼクタスと被ってる上に、
バフの対象を酒場にすれば強すぎるか遅くて弱すぎるかのどちらかに二極化し、戦団にすればチビラグガアァエグゼクタスのパチモンにしかならないという、
元々のコンセプトからしてクソカードでしかないことに気づいたんや。2時間くらい本気で考えてこの結論に至った。
となるともう根本的に効果自体を変えるしかない。しかし手札からエレメンタルを使用するというシナジーは維持したい…
そこでワイが最終的に考え出したのが、いわばあらゆるエレメンタルを「停滞のエレメンタル」化させるという効果や(凍結は無し)。
これによってノミ自身はエレメンタルを大幅にバフするカードではなく、むしろチビラグやエグゼクタス、ガアァと組み合わせてその補助をするカードへと生まれ変わったんや。
この効果はハマればトリプルを量産したり驚異的なポテンシャルを秘めている一方、優しいランプの精や逆巻き風のようにノーコストでミニオンがもらえるわけではなく、
エレメンタルとの強力なシナジーは保ちつつも、今までのようにノミ一枚でゲームを一変させることができるというものではなくすることができるはずや

ずいぶんとノミの説明が長くなったが、他の部分についてや。まずブランが消えたことにより弱体化した混成軍団への救済措置として、光牙の執行者はナーフ前の+2/+2へ
そしてかねてより★5に欲しいミニオンが少なかったメカやが、ブランが★6になりジャンクロボが★4になったことで、欲しいどころか関連カードすらなくなってしまった
ということでその穴埋めとしてメカバージョンの原始フィンの見張り番であるゴリラロボA-3を追加することにしたんや。
メカはマーロックと同じく下のグレードにも使えるミニオンが多数いるため、このような発見カードと相性がいいと思うんや。

最後に★6にはネプチュロンを追加。これはマーロックの強化を意図してというよりは、★6に関連カードが1枚もない状況を解消したいとの考えからや。
ちなみにBG初のオーバーロードミニオンとなるが、これは本体とトークン全て売り払うだけでも最低4コインになることを考えるときわめて妥当でありそのままでええと思うで。
そしてアマルガドンは削除。どの構成でも最終的に狙うことになるという多様性の無さも問題やが、何より猛毒+聖なる盾の組み合わせがプレイヤー感情を大きく損ねることを考慮しての判断や。

以上、これがワイのバトルグラウンド大型アップグレード案や。
質問や意見があれば、アジアTOP100でありレーティング12000Kを誇るこのワイに気軽に聞いてクレメンス( `ー´)ノ

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