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月はいつも見ている 〜兎〜

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過食症を抱える風俗嬢と、定職をもたない6歳下の青年との同棲物語。
何事も中途半端だった今年で55歳になるじじぃ。クオリティーは求めずまずは小説を完結させることを目指…
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「月はいつもみている ~兎~」 目次

プロローグ 第1章 出会いep.01 https://note.com/obatuji/n/na2f5ab01e38e ep.02 https…

【月はいつも見ている 〜兎〜 】第1章 ep.08

「いらっしゃいませ!」 正に隠れ家とは、このことなんだろう。外は全く人の気配は感じなかっ…

【月はいつも見ている 〜兎〜 】第1章 ep.07

数分前に出てきたばかりの駅へ、逆戻り。忘れ物をした訳でもないのに、そんな気分でヒロミと共…

【月はいつも見ている 〜兎〜 】第1章 ep.06

「ほんと申し訳ない」 「いいですよ、店長には色々よくしてもらっているから」 「明日は、し…

【月はいつも見ている 〜兎〜 】  第1章 ep.05

※過食嘔吐に関する、症状等の表現があります。 「え〜もう上がるんですか?あと2本ばかしお…

【月はいつも見ている 〜兎〜 】  第1章 ep.04

駅で酔い潰れた女性を介抱して数日たったある朝、彼女のことを忘れかけてきたある朝、7時半ぐ…

【月はいつも見ている 〜兎〜 】  第1章 ep.03

嫌味をいくつか言われた駅員さんは、私たち駅の階段を降りるまで付き合ってくれた。 「すいません、ありがとうございました」 今会ったばかりなのに、私は彼女の友人になりきっていた。さっきまで顔面蒼白だった彼女の顔色は、かなりよくなってきたようだ。 「大丈夫です。歩けます。」 腰に回していた、わたしの手をゆっくりと丁寧にわたしの方に返した。まだおぼつかないけど足はしっかりとしてきた。駅からマンションまでは、目の前にあるので5分もかからない。 「かなり飲んじゃいました。ダメで

【月はいつも見ている 〜兎〜 】  第1章ep.02

「おはようございます!」 私が、この挨拶をしたことにより店の奥にいる何人かの男性従業員た…

【月はいつも見ている 〜兎〜 】  第1章 ep.01

1993年4月 満開を過ぎた桜、冷えたアスファルトを朝露あさつゆと一緒に散り落ちた花弁で彩り…

【月はいつも見ている 〜兎〜 】  プロローグ

1993年3月 ある都市の主要駅から少し離れた駅のちかく。 列車の快速電車も止まらない駅だが…