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デザインの可能性

初めまして。
グラフィックデザイナーで、
株式会社モンスターズの代表の尾花龍一(おばなりゅういち)です。

本日11月2日
サッポロ黒ラベルの有馬記念缶の発売日

このnoteでは

・競馬との関係
・競馬とデザインの可能性
・競馬和アート

をお話したいと思います。


競馬との関係


そもそも私は、小学校5年生の初めてみた競馬に心を奪われました。

1993年有馬記念

そうご存知の方も多いと思いますが、トウカイテイオー奇跡の復活です。
田原成貴騎手がTwitterを始められたのはサプライズでしたが、

その田原ジョッキーのインタビューでの男泣きの姿を見て、私も騎手になりたいと思ったのが、小学5年の12月。競馬との出会いでした。

私はそこから、『将来は騎手になる!』と宣言し、
中学3年の頃に競馬学校を受験をするも、不合格。

競馬学校は、分かりやすく言うと高校と扱いは同じ様なもので、中学3年から受験ができます。
ただし、私の頃と今とで募集要項も変わっているので、
詳しくはこちらをご覧ください。

高校へ行くことももちろんできたのですが、
競馬学校は20歳まではチャレンジすることができるので、高校へは行かず、
北海道の育成牧場の方へ住み込みで就職しました。
しかし、非常に厳しい騎手への道の壁に結果的に塞がれてしまい、
騎手の夢は断念。
この瞬間に競馬との関わりは、一度離れてしまいました。


競馬とデザインの可能性


その後、競馬ブックの方のインタビューにも掲載しておりますが、
(11月1日昨日発売しておりますので、是非(笑))
デザインという道に進んだわけですが、

グラフィックデザイナーは夢がある職業と、伝えたい。
そして、夢と繋がることができる職業だとも伝えたい。

この事はまた別の記事で書く様にしたいと思いますが、
競馬にもそのデザインやクリエイティブの可能性で、
より多くの人に伝えれないかと考えた時期がありました。

実は、最初に映像という手段でのアプローチだったのですが、
それが、ノーワン号のオークスに向けてのSNS用のPR映像の制作でした。

当時Twitter上で再生数が3万とか4万再生数を出し、
競馬の市場にデザインやクリエイティブをもっと活かせば、
もっと伸びる可能性があると手応えと可能性を感じ、
一つの結果を出す事はできたのですが、
どうしても競馬市場に映像の必要性を共感してもらえず、
もちろん私の力不足でしかありませんが、その先に続く事はありませんでした。

その結果、自分だけでも発信できることをと思い、
そして日本のデザインの良さを発信できればと思い、

競馬和アートが誕生しました

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競馬和アート


競馬和アートは書を活かした表現ですが、
そもそも書の歴史は、
日本へは6世紀から7世紀頃、飛鳥時代から奈良時代にかけ、
仏教とともに写経として書道が伝わりました。
書には思いを宿す力があるとされてますが、
競馬にはたくさんにロマンや思いがたくさん詰まっているスポーツだと、
私は思っています。
その書の力で競馬のロマンや思いを形にできればと思ったのが、

競馬和アートでした。

SNSで、知り合いの馬主さんの馬や人気馬の競馬和アートを発信したところ、
沢山の反響をいただいていたある日に、
本日発売の有馬記念缶のお話が生まれることになりました。

競馬和アートを見て、競馬に興味を持ってくださったファンがいる様に、
デザインやクリエイティブには、人の心を動かす力があると思っています。
それはまさにデザインやクリエイティブだから出来る事でもあると思います。

そして、自分の夢だった事に繋がることができる、
数少ない夢のある職業だと思います。

まだまだ話せば長くなりそうなので、
ひとまず競馬和アートのきっかけをお伝えできればと思いますが、

有馬記念缶は、その可能性の一つだと思っています。
競馬和アートを発信してすぐの頃に、
この形で、JRAのお仕事をする。
その言葉が、こういう形となった事に、
可能性を感じ取ってもらえたらと思いますし、
もっと沢山の人に競馬はもちろん、

デザインの持つ可能性を、

伝えていければと思っています。
そして、競馬に夢をもらった私がいるように、
競馬にも沢山の夢やロマンが詰まっています。
その部分を感じる事で、競馬の楽しさが2倍にも3倍にもなると思います。

今はまだ競馬場へはすぐには行けないかもしれませんが、
是非競馬場に足を運んでその夢やロマンを感じ取ってもらえたらと思っています。

急いで書いたので、至らぬ点、多々あるかもしれませんが、
ご精読ありがとうございました。

株式会社モンスターズ
尾花龍一


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