どこに、誰に助けてっていえばいいの?

娘が療育園に通いだし3ヶ月程たった。毎日楽しそうに通っていることに安心していた。家でも朝の会を再現してくれたり、バスで流れる歌を歌ったり、連絡帳を楽しそうに眺めたり。服の着替えや靴の着脱など、やろうとすること、できることも少しずつ増えていき、よかったと思っていた。

この間、療育園の参観日だった。どんな風に過ごしているんだろう、クラスの子達はどんな様子なんだろう?と少しわくわくしていた。

当日、参観スタイルは、目隠しの画用紙が貼ってあるドアごしに覗くスタイル。朝の会の準備をしているところだった。目にはいったのは、椅子に座って待っている子供と後ろの方で地べたにべたーっと座ってじっとしている娘。どうやら、上靴を履こうとせず、先生が促しているところだった。娘は、わたしには気づいておらず、ぼんやり周りを見渡して口元はにやけていて、何ともいえない表情。強ばってもいないし、泣き出しそうでもない。何考えてるかわからい、けど、明らかに困っていた。

ようやく、ほんとにようやく上靴履いて、椅子も先生に手伝ってもらって用意して、座って、朝の会が始まった。娘以外、こんな様子の子供いなかった。

朝の会は、一人ずつ名前呼ばれて返事をして前に出て、「おはようございます。◯◯(名前)です。」と言って、自分の顔が印刷されたシートを壁のシートに貼るというもの。

呼ばれて前に出て、挨拶できる子もいるし、声を出さない子もいる。けど、みんな一連の流れは理解してて、さっさっとやっていく。娘は一番最後。

名前呼ばれてももちろん、離席しない。先生に促されて立つ。止まる。促されて前にいく。止まる。促されて何となく挨拶する。(もちろん声出さない)止まる。促されてシート持つ。止まる。…まるで壊れたロボット?という感じの動き。身体に力が入っていないし、表情も人形みたいで、なんか見ててつらかった。ああ、ここでもこの子はこうなんだって。

そのあと、水分補給で、呼ばれた人からコップもらって席でジュース飲んでたけど、それも、促されて立つ、止まる。促されて歩く、止まる。…を繰り返してた。ほかの子達はスムーズにできることが娘はできず言い方わるいけど、クラスの落ちこぼれという感じ。

製作の時間になり、色画用紙やテープやらで製作していたけど、それもやらない。ほかの子達は、意欲的にどんどん自分で進めていけるのに、娘はじーっとしてる。先生に手を添えられても、手に力を入れようとしない。心ここにあらず。

そのあと、リトミックやカラーボール使った活動のときのみ、自らの意思で動けていたかな?

冷静に見てようと参観中は心を平静にできてたけど、帰ってからじわじわーっと悲しくなった。その日の夜は眠れなかった。悲しみの次に沸いてきた感情は娘に対する疎ましさだった。ひどいけど。

クラスであんな様子だったけど、娘なりにせいいっぱい頑張っての姿だったんだと思う。発達障がいで苦しんでいるのは本人。それと上手く付き合っていけるように手助けして、励まして支えるのが周りの家族。一番の応援団として、何があっても味方で!スモールステップで進んでいけてるじゃないか!………

でも、なんだろう。もうつかれた。まだまだ、歩みだしたばかりなのに。心がつかれている。娘の発達のこと、初めて知らされたときは、自然に思えてたこと(娘のペースで成長できるよう支えようとか、笑顔ですごせるようにとか、何より娘がかわいいと思えてたこと)が、今は思えない。娘が癇癪おこしたり、自閉症特有の行動とるたび、「なんで?なんでできないの?なんでふつうじゃないの?」って思ってしまう。そして、最近娘に面と向かって「ママ、◯◯のこと、だいっきらい」ときつく言ってしまう。娘は、そういわれても泣きもしないし、全然別のこと言い出す。(例えば、「汽車ぽっぽっー」とか。そこでまた「あぁ、普通じゃない」と思う。)

コミュニケーションがとれないからといって、私が娘に対して感じてるマイナスの感情を娘なりに受け取っていると思う。そして、それは決していい影響は与えないと思う。むしろ悪い、悪すぎる。面と向かって「だいきらい!」とか言うなんて。でも止められない。自制心がきかない。どこかで壊れているだ。娘に「だいっきらい」という度、「誰かたすけて!」って言いたいんだ。

日常生活はこなせている。でも、助けて!って言いたい。誰に言えばいいんだろう。家族にいったら、「気にしないこと」っていわれた。そうじゃないんだ。そこで切られたら、もう言えないよ。

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