抽象的な恋バナ(ぎりぎり)

大学時代、季節外れにただ天気がいいだけで行った二人だけの海水浴場で、当時仲が良かった先輩に撮ってもらった写真を見返して思う。
あの頃のわたしは猛烈に、何か消えかかった淡い恋の希望を大切に信じていて、その情熱みたいなものがたとえば瞳とか髪、すべてに宿っていて正直かわいかった。本当にかわいかった。実際よくモテた。
高校時代の巨大な失恋を引きずっていてものすごくダサかったのだけれど、結局誰のことも好きにならなかったストイックさは褒めたい。

こういう書き散らしがあっても、たまにはいいでしょう。

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