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【ユニオンアリーナ】AP回復イベントを脳死で入れてないか?

こんにちは。
おばじろうです。

今回の記事は全タイトルの全色に配られている3/1でAPを2つアクティブにするイベントカードについての考察になります。

皆さんはユニオンアリーナにおいて、どのような基準でデッキを構築していますか?

私はつい最近までこのようにしていました。


「まず、ファイナル枠とスペシャル枠を4枚ずつ積んで...」


ちょっと待った!!!!!!

今回私は"ここ"に着目し、「それは本当か?」と疑問符を付けたくなり、記事を書くことにしました。
(こんな安直な組み方をしているのは私だけな可能性もある...)


SRカードについてみんなが議論、考察を進めるように、
私はこのカードについても考察をし、適切にメリットとデメリットを理解した上でプレイすべきだと思うわけです。

と、いうわけでさっそく目次からいきましょうか。


問題のカードとその効果

AP回復代表、七草はづき。
選出理由:かわいいから。以上。

みなさんこのカードをきっと見慣れていることかと思いますが、まずはこのカードの効果について、おさらいしたいと思います。

「おさらいなんかいらね。」

とか言ってる不届きものはぜひ読み飛ばしてください。
筆者もそちら側です。


このカードは3/1でアクションポイントを2つアクティブにするという効果を持つイベントカードです。

また、固有のトリガーも有しており、その効果はなんと!
最後のトリガーで出てきたら、ライフを1枚延命できるという破格の効果です!

後述しますが、そもそもユニオンアリーナというゲームは1ターンの行動が3回までと制限されているゲームなので、行動数を一回増やせる効果はとんでもなく強いですし、トリガー効果も積み得にしか見えません。

しかし、本当に強いところだけでしょうか?
私はこのカードがいいところしかなさすぎて、まるでマルチ商法のような怪しさをどうしても感じてしまうのです。。。


この効果の裏に隠された代償

字面メリットしかないように見えるこのカードに代償があることを皆さんは把握していますか?

おそらく、使用しているデッキ次第ですでにデメリットを把握している方はいるかと思います。

このカードが手札にたくさんきた時、困った経験はありませんか?

その時はたくさん動けて強い。楽しい。
その快楽が終わった後、皆さんはきっと気づきます。



手札がないことに。


そうです。このカードはいわばドーピングと同じなのです。

その一瞬はたくさん動けるけど終わった後は悲惨なことになる。

そういう性質を持ったカードなのです。


この代償を知ってて使うのと知らないで使うのでは話がだいぶ変わってくると思います。
なぜなら、この類のボードゲームは手札の枚数が勝負を分けることがざらにあるからです。

手札が多ければ多いほど、そのターンの行動パターンは指数関数的に増加します。
だからたくさんドローできるデッキは強い傾向にあるんです。
宿儺、白夜叉、強いですよね?

また、ゲーム全体で見ても、ワンゲームで引いてくるカードの枚数は限られているわけです。
ワンゲームでデッキの50枚が必ず使い切られるわけじゃないゲーム性上、構築時に想定した動きのパターンの"再現性"が重要です。

ワンゲームで引いてくるカードのうちの1枚をこのイベントカードに消費するわけですから、多少なりともデッキの再現性が落ちることも知っておいてほしいです。

トリガーすらも代償を伴う

このカードは効果のみならずトリガーも優秀です。
が、実はこのトリガーにも代償があります。

このトリガーは発動すれば、負けそうなゲームで逆転まで考えられる非常に強力な効果です。
しかし、"発動すれば"というのが肝です。

冷静に考えてみてください。
このトリガーの発動条件はライフのうち最後の1枚であることなのです。
単純に考えれば、デッキに4枚入ってるうちの1枚が"そこ"になければならないため、確率にして4/50で8%。
8%の確率で発動するトリガー効果なんです。

ここでソシャゲを普段からやってる人は確率高いとか言い出すんでしょうけど、私はそこを許しません。

皆さんは構築時、手札事故の対策をしますよね?
ネットやノート上にも転がっている手札事故の確率を示すページをみると、デッキの事故率はみんな大体9%です。

9%の事故は起こらないと信じるのに、8%のファイナルトリガーは発動すると信じるのですか?

そういうことを人は都合がいいというのです。

このことを踏まえて私はこのイベントカードはトリガー無しと同等に扱ってもいいと思っているのです。
この、トリガー無しと同等というのがこのイベントカードの代償なのです。

代償をも超えうるメリットについて

ここまでこんなに代償があるんだよと謳ってきたこの記事ですが、メリットもめちゃくちゃでかいのでそれについて書いていきたいと思います。

まず、効果の説明の際も書いたことですが、1ターンの行動が3回と制限されているユニオンアリーナにおいて、1回行動を増やせることはものすごく大きいです。

また、トリガーについても、実際プレイしているとファイナルトリガーで勝敗がひっくり返るゲームはいくつか見受けられます。
特に、デッキパワーが近しいデッキ同士の対戦となると、トリガーで勝負が決するといっても過言ではないので、ファイナルトリガーは"発動さえすれば"超強力です。

さらに言うと、ユニオンアリーナというゲームは運の要素に大きく左右されるゲームです。
どんなスポーツでも、ゲームでも同じことですが、

勝てばいいんです。

つまり、多少の手札リソースの消費や再現性の低下があっても、結局、ほしいカードをピンポイントで引いてくれば勝てちゃうんです。

大型大会の場合10戦やそこらで決勝まで行くわけですから、極論を言って仕舞えば、10戦上振れを引けばいいゲームなんです。

だから、再現性は下がっても、爆発力の向上のためにこのイベントを入れるというのはとてもアリだという話です。

プレイング次第では別の役割も持てる

このカードは手札が減ることがデメリットだと先述しましたが、実はこのデメリットは消すことができます。
どころか、全く逆のメリットに変えることができます。
そんな要素がユニオンアリーナというゲームには用意されています。

それが、エクストラドローです。

このイベントによってAPを回復する分をエクストラドローに割くわけです。
そうすれば、手札はイベントを使った上で1枚入ってきて±0、そのターンはAPを3つ使える...

「あれ?」と思いました?
そうです。何もやってないことになるんです。
「これがデメリットを消すどころかメリットを生み出すということにはならないだろ」と思いましたよね?

手札だけを見ればそうです。
しかし、ここでみるべきはデッキ全体です。

ユニオンアリーナにおいてデッキの"再現性"が重要だということは先述しましたよね?
皆さんは手っ取り早くデッキの再現性を上げる方法をご存知ですか?

簡単です。
デッキの総枚数を減らせばいいんです。

例えば、デッキの中にこのカードがないと始まらないという1種類のエースカードがあるとします。
従来のデッキならば50枚で構築するはずで、デッキの中に同じカードは4枚しか入れられないので、デッキ内のカードを引く確率は4/50です。(とんでもない概算)

確率を多少わかってる人ならわかると思いますが、この確率を上げる方法は、、

①分子を増やす
②分母を減らす

の2つです。
①は同じカードを4枚しか入れられない関係上、同じ効果のカードを持ってくるしかありません。
それについてはデッキごとに対応が異なるので、ご自由にお考えくださいなのですが、
②については今回のイベントカードで遂行することが可能です。
何もやってないことになる4枚のカードを入れられるということはデッキが46枚になるということと等価なのです。

これによって、デッキの再現性は多少なりとも上がるということです。
デッキ内にブランクがあるようなイメージですね。

実はこの運用方法はみなさんもよくご存知であろう、"宿儺の指"と同じ効果にする運用方法です。
宿儺の指もドローしてした分のAPを無かったことにしてますよね?
(つまり宿儺デッキはデッキが42枚で戦っていることになる...そりゃ強い..,)

このような役割で、本題のイベントカードはデメリットをメリットに変えて運用することができるのです。

選択できることこそが最大の強み

ここまで代償とメリットという形で色々案を出してきましたが、私自身はこのカードのメリットはその選択制にあると思います。
ここまでの話、トリガーのデメリット以外は全て手札で処理することができます。

つまり、手札が良ければAPを回復する用途で使えばいいし、手札が不安ならエクストラドローに割けばいいわけです。

選択できるというのは強力な権利です。

かの有名なダーウィンもこう言ってました。

「最も強い者が生き残るのではない、最も賢い者が残るのでもない、唯一生き残るのは変化できる者である

ユニオンアリーナにおいて効果を選択できるカードは少ないです。
状況に合わせてどう使うかを選べる。
そんな強力な効果だと考えたら今まで何となく使ってたこのイベントカードも使い方をわかってくるのではないでしょうか?
(適当に面を広げるためだけに使わないでねってことです)

で、結局強いの?弱いの?

さて、ダラダラと話してきましたけれどもようやく結論です。
このカードが果たして強いのか弱いのか。
結果は明白です。

強いです。
いや、クソ強いです。
えぐい強いです。

そりゃ当たり前です。
デメリットに対してメリットが大きすぎます。
ただ、使う時にメリットを意識してくださいねというお話です。

あとがき

ここまで読んでくれた方、この拙い文章をここまで読み切るとはだいぶ物好きですね(笑)
ありがとうございます!

そういえば、話は変わりますが、こちらの前回の記事、たくさんの人にいいねをもらえました!

めちゃくちゃ嬉しい!
ありがとうございます!

これでノートのモチベーションがものすごく上がったから今後もたくさん書いちゃおうかななんて思ってます(笑)

その時はまた読んでいただけたら喜びます。

私は今後ようやく開催されるシャニマスの争奪戦に向けて全力で準備を進めたいと思いますので、もし心に余裕があれば応援してやってください!

それでは、みなさん良きユニアリライフを!

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