つよくやさしかった さっちゃんが遺していってくれたもの
さっちゃんが亡くなった
2年間、癌と闘いぬいて
さっちゃんと知り合ったのは
小学校の『オヤジ・オカンの会」だった
子どもたちとドッジボールして、花火して、
水鉄砲して、泳いで、キャンプファイヤーして、
走って、遠足行って、笑って、カレーライス食べて
打ち上げでベロベロになって
さっちゃんは、登校班の当番でも
いつも笑顔で、子どもたち一人一人の名前を呼んで
「いってらっしゃい!」「かわいい服、よう似合ってるでぇ!」と
声をかけてくれていた
子どもにも声をかけることが出来ない