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【はじめてのインボイス(3)】栄光?のゴール

インボイス登録してからはじめての年度、確定申告を始める前はとにかくドキドキしていた。

何かしらでつまずいて一日がかりになるやもしれないと、エネルギー切れにならないために、スキー土産の甘酒と浪花屋の柿チョコを用意して、マイナンバーカード、スマホと共に MacBook の前に座った。

ウェブブラウザ Safari で、「マイナポータル 実証ベータ版(https://myna.go.jp/beta/ )」にアクセスする。

ログインボタンを押して、パソコン画面に表示された QR コードをスマホの「マイナポータル」アプリで読み取り&マイナンバーカードを読み込ませて、マイナポータルの中に入る。

確定申告の事前準備は済んでいる。「e-Tax で確定申告をはじめる」ボタンをクリックで、さあ始めるわよ。

おばちゃんの場合は「(昨年度の)保存データを利用して作成」でレッツゴー。

ボリボリ。パクパク。

オーソドックスなスイートチョコ味1袋を食べ切ったところで、確定申告の作成〜送信は終わった。(ここはやはり、笹だんご味から行くべきだった)

e-Tax は年を追うごとに使いやすくなっている。入力する金額等も、Google スプレッドシートで帳簿を作成済みだから転記するだけで大変ではない。

ただ、マイナポータルから e-Tax への導線のわかりにくさと、毎年ビミョーに変わる「確定申告書等作成コーナー」の入力フォーム(ユーザインタフェース)を理解するのに、手間取った。

これは毎年感じるのだけど、慣れてきた頃に入力が終わって「ああ、来年もこんな感じでやればよいのね」と思っていると、次年度はまたビミョーに変わる。これ、一体いつになったら落ち着くのかしらね。

一番心配だった消費税の申告には「2割特例」を選んでいた。

2割特例ってのは、売上にかかる消費税の内、2割だけ納めればよいという期限付き(3年間)の小規模事業者のための負担軽減措置のこと。(消費税が100円の場合、20円を納税)

2024.2.22訂正追記「計算はもっと複雑だった」

2割特例だから消費税が100円だったら20円と書いてしまったけれど、おおよそ20円ぐらいの金額です。きっちり20円ではないです。自分の送信記録を確かめたら、

(1)課税標準額
(2)消費税額=(1)に係る(受け取った)消費税✖️0.78(消費税10%の場合)
(3)控除対象仕入税額=(2)✖️0.8(2割特例)
(4)差引税額=(2)➖(3)(1,000円未満の端数は切り捨て)
(5)地方消費税の課税標準となる消費税額=(4)
(6)譲渡割額=(5)✖️17/63(100円未満の端数は切り捨て)
(7)消費税及び地方消費税の合計(納税額)=(5)➕(6)

上記はおばちゃんの例です(人によって詳細は異なります)。

計算するとおおよそ2割ぐらいの数字になります。適当なことを書いてしまい申し訳ない。

(以下、元記事の続き)

おばちゃんはウェブデザイナーで登録しているから「第5種事業」にあたる。事業区分からいくと仕入率が2番目に低いので、2割特例はだいぶありがたい。

国税庁ウェブサイト「No.6505 簡易課税制度」より

上図は簡易課税制度のみなし仕入率の表。事業の性質によっておおよその仕入率は揃うから、経理の負担を減らす場合に使われる。(免税事業者と取引が多い場合も簡易課税制度を選ぶのだろうな)

経過措置期間終了の3年後はまた面倒くさいことになりそうね。

消費税の支払いは、一番ラクそうな「コンビニ支払い」を選択した。意外だったのは、ファミマとローソンが対応で、セブンイレブンが不対応だったこと。自宅付近はファミマだらけだから助かったけど、人によっては残念かも。

2月17日に即納(モザイクだらけ)

確定申告〜消費税の支払いまで終わって郵便受けを見たら、税務署から「インボイス制度に関する確定申告のお知らせ」が来ていたよ。

できれば1ヶ月前、せめて1週間前には届けてくれ・・・


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確定申告やってみた

WEBデザイナー(自営業)のおばちゃんです。最近はBlenderネタ多めです。