見出し画像

FP3級に合格しました

去年のことになってしまいますが、ファイナンシャルプランニング技能士試験3級に合格しました。

ご近所に住む仲良しご夫婦がお金の勉強を頑張っているのを見て
「よ~し私も試験を受けて、お金について体系的な知識を身につけるぞ!」
と決心したのが試験3ヶ月前。
 
本屋さんへ向かい、分厚いテキストを購入。家に帰ってさっそくテキストを開くもすぐに撃沈。
金融知識が全くない私にはテキストに何が書かれているのか、最初さっぱりわかりませんでした。
 
例えば、試験の不動産分野(人が一生でする一番高い買い物が家のため出題範囲に含まれるそう)のところでは
 
「家を建てるとき、4mの幅のある道と敷地が接していなければならない。これを接道義務という」
 
とテキストにあります。
しかし4mである根拠や、敷地と道が接していないといけない理由などは一切書かれていない。
よくわからないまま丸暗記で乗り切ろうとするも、いつまでたっても合格点には遠く及ばない日々。come back 10代の脳みそ。
 
試験2週間前「このままでは落ちる・・もう試験代、振り込んじゃったのになあ」とピエン状態だったころ、救世主が出現。
丁寧に解説してくれるyoutubeチャンネル(ほんださん)との出会いがあり、巻き返しをスタートしました。
 
先ほどの接道義務については
 
「家が火事になった時のため、消防車が敷地に入ってこれる道を確保する必要があり、それが4mなのは車と車がすれ違えるギリギリの幅だから」
 
だそうで、動画ではこうした調子で基礎から説明して下さり、脳みそツルツルの私にもようやくテキストに書いてあることが理解できるようになってきました。

全部で6時間の動画を2回見て、問題集5周に過去問1年分を解きまくり、なんとか試験当日に間に合ったという感じでした。
あとあと聞いたところによると、テキストだけで理解できずスクールに通う人も多いそうですので、ほんとに無理せずその道の人に教えてもらった方が良いと思います。
 
さてFP試験を受けて早数か月。あのとき理解し覚えた知識のほとんどは忘れてしまいました。
それでも試験を受けて良かったと思うのは、お金と自分との関係性が少し良くなったことです。

以前はお金のことになると「難しい・よくわからない・私にわかりっこない」と逃げるように最低限のお付き合いしかしないようにしていました。
しかし今回「がっつり話してみたら意外と相手のことを知ることができた」という発見があったことが、何より良かったです。
 
私がお金のことを考えると恐くなって不安になるのは、お金のことをよく知らなかったから、だったようです。

主観ですが、3級はあくまで教養知識、人の相談に乗るには2級、それ1本で食べていくためには1級合格が必要かなという感じです。
それでもお金全般(税金・保険・年金・不動産・相続)と一度向き合ってみたい、という方にはおすすめの資格試験だと思いました。

 


最後までお読みくださり、ありがとうございます。 サポートして頂いたお金は取材や書籍など、記事執筆のために大切に使わさせて頂きます。