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美術館に行ったら、ガイドさんを頼ろう

あと2週間でnote100日投稿達成というところで、スランプに陥りました。

「あれテーマに書こうかな、あ、前に書いたっけ。じゃあこのテーマで書くか・・うーん気に入らないな、消去。。」

こんなことを部屋にこもって繰り返していたらどこかに飛び出したくなり、取材旅行に行くことにしました。
というわけでいつも文章をテーマに書くこのnoteですが、番外編として今日明日は旅noteをお送りします。

場所はずっと行ってみたかった、千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館。
色彩科学の世界的企業DICが手がける美術館です。自然豊かな森の中にある建築美で有名な外観の美術館という

自然 × 建築 × 美術館

という私の好きな要素しかない場所を目指し、東京駅から出ている高速バスに当日飛び乗り、行ってきました。

高速を走ること60分。

着きました。広い・・
右手の太っちょの塔のような建物2つが美術館です。

久しぶりに美術館に行って思ったのは「ガイドさんがいるといないとでは、得られるものが全く違う」ということでした。

美術館ではよく学芸員さんが説明してくれるガイドツアーをやったり、最近ではイヤホンを通して聞く音声によるガイドもあります。
有名声優さんと美術館がコラボして、エエ声で絵のガイドが聞けるなんて取組も最近あるようですね。

私も今回DIC美術館のアプリをダウンロートし、受付で頂いたイヤホンをつけて回り「光の画家」として有名なモネの睡蓮の絵を見たとき。

お土産屋さんで購入した絵葉書

最初近くで見たときは綺麗な絵としか思わなかったのですが、イヤホンから流れるガイド音声で「ちょっと離れて絵を見てください」というので絵から2~3歩下がって見たところ、急に水面全体の光が見えて、絵から風が吹いてくるのを感じるということがありました。リアルで絵を見る豊かさをガイドさんにリードしてもらったような。

また全く違う絵で、白地に黒の矢印だけが書かれた変な絵があり、最初見たときはなんとも思わなかったのですが
「この絵はロシア革命時、政府や貴族たちが喜ぶ作風とは真逆のスタイルを目指し生み出された作品です」というガイドさんの声を聞いた途端、

学生時代オーケストラをやっていた頃に演奏した「革命」という曲が絵から聞こえてきたのを感じました。ロシア革命を描いた曲です。

超難曲で当時練習が苦しかった思い出しかなかったのですが、ガイドさんの声が自分の記憶の中の、音楽への愛情だけを掬い取って絵から見せてくれたような気持ちに。

この日はマンレイという現代アーティストの企画展最終日で、運よく学芸員さんのガイドツアーにも参加。

ガイドさんによると、このマンレイというアーティストは親父ギャグが大好きで、作品も名前はダジャレを多用したりしたらしく、小難しい現代アーティストさんと思いきや「マンレイさん、もしかして私とお友達になれそう・・?」と思ったり。

ちなみに私は今神奈川の逗子葉山に住んでいるのですが、そもそも逗子葉山に住むきっかけになったのは長年そこに住む友人がガイドしてくれて「素敵な土地だなあ」と思った経験からでした。

旅行ガイドさんの説明があるとその土地の見方が変わったり好きになるように、これからは美術館に行ったとき、今まで以上に積極的にガイドさんに頼ろうと思います。

広大な美術館には杖をつきながら熱心に作品を見て回られている方も3~4人おられ、アートは光であり、アートの光は人の魂の回復につながると感じたりしました。

旅ブログは明日に続きます。次回は波乱のランチ編です。