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2019年9月の記事一覧
不幸を煮しめたような女の類型について
最近そんな感じのババアから相談をもらったんだよね。はるか太古のむかしにはセフレだった女だ。1年に1回くらい頼みもしない近況の連絡がある。不幸になるたび見せにくるなババアと毎回追い返すんだけど、匿名で自分を中傷していた男の正体が、セッセと好意を捧げていた男だった不幸にはさすがに同情して俺まで泣けてきた。ほんとうに、馬鹿な女だと思った。
「んとね、その男はおまえのことをなんとも思っていないから。相手
大切なひとの死を悼む、ということ
正しく悲しむことは、実はとても難しいことなのかもしれない。これは笑い話ではないんだけど、むかし母親を亡くした同僚が、郷里に帰るのにわざわざPS4を持ち帰った話を聞いたことがある。父親はすでに亡くしていたと聞いていたから、彼にとっては実家の家財の処分とか相続とか、実務的な問題としても大変な不幸のはずだった。なぜPS4を?と思わないでもない。ただ、当時の俺たちはゲームの仕事をすることも多かったから
人間関係を切るときの判断基準
質問が長いんだよ。
俺はよく短気を起こして人間関係を断ち切ってしまうことがよくあるし、そのことを後悔していたりもするんだけど、一方的に人間関係を断つ動機として正当なものは「相手のコミュニケーションに卑怯をみたとき」だけだと思うよ。「卑怯」というのは「堂々としていない」という意味で、たとえば仕事をバックれたまま音信普通になるとか、コミュニケーションを取らなければいけない理由が相手側にあるのに、
小僧に語るバイク指南
おまえはバイクについてキャスをしろと質問を重ねてきたやつだな?仕方ないから答えてやろう。
俺の場合、バイクの愉しみはむき出しの命をヒラヒラさせながら走ることに馬鹿げた快感があることなんだけど、これは要するに生前に自分好みの棺桶を選ぶ愉しみとほとんど同じだ。結局、自己満足にすぎないんだよ。250ccもあれば移動の点で不自由はないし、機能性や燃費などは差し置いて「自分にいちばん似合う棺桶」を選ぶ観
衰退する地方をどうするの問題
そうだな、このまえ仙台に帰省したとき東北大の敷地だった森にマンションができまくっていたのが気になったんだけど、あれは県内や東北各県からの流入を反映した現実だと思う。実際いま地方では人口の流出が進んでいて自治体の行政サービスをコンパクトに集中させるために過疎地からの移住を促している市町村もあるんだけど、これには日本全体の少子高齢化による人口減少と産業構造の集中が背景にある。俺も常々日本の諸問題の