スピリチュアリティとわたし　田熊ゆい

どんなに忙しく子育てしながらでも、仕事しながらでも、スピリチュアリティを生活に取り入れることはできます。それは、目に見える物事にとらわれ過ぎず、「毎日を丁寧に生きる」を実践することに通じ、より豊かな人生を楽しむことではないでしょうか。
―田熊ゆい

　オーラソーマのセラピストではない私が今回、ご縁があり、せんえつながら「どのようにして日常にスピリチュアリティを取りいれているか？」を語りたいと思います。
　私にとってのスピリチュアルとは、母なる大地や愛、宇宙を感じ、時にはリンクさせることだと思っています。
　思い返せば、人生の節々にスピリチュアルな物事に触れるチャンスが多々あり、また、そういった目に見えないものが好きだったと自覚しています。大きなきっかけは22 歳の時に占い師として1 年間、原宿占いの館「塔里木( タリム)」で働いたことです。占い師現役中に、かなり感覚、第六感が研ぎ澄まされたように記憶しています。
　特にタロットカードを触っている時間は小宇宙を感じていました。
　そこから、占いの館勤務時に同じ職場の仲間達と占いあうと、皆口を揃えて起業が向いている！と後押しされ、半ば勢いで企画会社を立ち上げることになっていました。占いで培った直感勝負のザ・キャリアウーマンでした。
　現在、子育てをしながら徐々に社会復帰をしようとしているところですが、自分のインスタグラムを見返してみると、普段の生活にスピリチュアリティが染み付いていることを再確認しました。

　オーラソーマやAEOS のファンでもありますし、使うことにより細胞レベルで身体が喜ぶのを実感しています。どうしても頭でっかちになりがちな癖がある私が、これらの「魔法グッズ」を使うとマインドが“ 思考” を通り越え、胸の奥にあるサナギが蝶になるように羽化し、解放された気分になるのです。
　また、プロフィールで「I’ll tell you what is Real organic beauty」とうたっているように、魂も含め根源の美を追求していくことを人生の仕事だと思い、生きています。
　メンタル、フィジカル、フード、ビューティ、ファッション、すべては繋がっていて、世の一般常識や誰かの意見を鵜呑みにするのではなく、柔軟に受け入れながらも直感を信じ、必ず自分の腑に落ちるところまで考え、暫定的結論を導き出す。そんな生活をして十数年になりますが、食べ物が非常に重要で、いわゆるクリーンイーティングを基本にしていると、感受性が高まります。
　ストイックではありませんが、オーガニックな食べ物を中心にバランスよく。魚や肉も食べています。できる限り、F1 種、遺伝子組み換え作物、農薬、白砂糖、粗悪な小麦粉、その他人工的な添加物、原発由来の放射性物質は摂らないようにしています。
　健康管理では、ハーブ、漢方、ホメオパシーを取り入れ、いわゆる風邪薬すら飲みません。
　とにかく、余計なものをなるべく身体に入れないようにしています。すると、感覚が磨かれ、自分に必要なものと、そうでないものがわかるようになりました。
　魂の器である肉体もしかり、適度な運動も欠かせません。
　週1、2 回のストレッチワークアウト、アンティグラビティヨガ、ボクササイズ等、肉体を快適に保つのも重要です。
　健全な肉体に健全な魂が宿るのは、自らの身体で実証済みです。( 笑)
　その中でも、ここ1 年、月1 回通っている身体からアプローチしていく瞑想が、特によいように思います。
　鎌倉山にある「心身調律サロン禅」ではバークレー発祥のローゼンメソッ
ドをベースにしたオリジナルのボディワーク( 脳腸トリートメント) が受けられ、回数を重ねる度に、どんどん思考がクリアになり心にゆとりができていくのがわかります。
　例えるなら、モノがグチャグチャに押し込められたバッグを、すっきり整頓してくれて、あ！と思ったらすぐに取り出せる状態にしてくれている、というか... 人に優しくなれるというか... 毎日雑念だらけの私が、雑念は雑念で受け入れながらも、それすら小さいポーチに区分けして整理ができるまでに。長年、とっちらかり気味を自負していただけに我ながら驚きです。
　私のように子育てをしながら仕事をしている人から、政治家や専門職など、より精神性を高めることが必要な人まで通っていると聞いていたのも納得！の成果が出ています。
　皆さんも同感いただけると思いますが、どんなに忙しく子育てしながらでも、仕事しながらでも、スピリチュアリティを生活に取り入れることはできます。
　それは、目に見える物事にとらわれ過ぎず、「毎日を丁寧に生きる」を実践することに通じ、より豊かな人生を楽しむことではないでしょうか。

　―What you feel is what you are!!―　あなたの感じたものであなたは出来
ている

　この言葉を、世の中に発信する為、スピリチュアリティな暮らしをしている人間のはしくれとして、2017 年夏に「湘南ヘルシスタ」を発足。ワークショップやマルシェなどを通じて湘南周辺に住む女性に「気づき」を与える機会を仕掛けていこうと企んでいます。

田熊ゆい

自然美研究家“OrganicBeauty”
18 歳でモデルデビュー、CM を中心に雑誌などに出演。20 代半ばに起業し、美容・ファッションの企画、施設のプロデュースの傍ら、ビューティジャーナリストとして多方面で活躍。結婚をきっかけに鎌倉へ移り住み、湘南での自然育児が注目を集める。2012 年に英国国家職業資格「チャイルドマインダー」・小児救急救護法国際認定カード取得。湘南HEALTHISTA 主宰。

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Yui Takuma

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