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日本語版の再創刊にあたって『LIVING ENERGIES⑥』

篠原さちえ

この記事は、2009年に発行された『LIVING ENERGIES Vol.6』からの転載の記事です。内容は当時のものとなります。

リビングエナジー6

※『LIVING ENERGIES Vol.6』は、こちらのサイトでお求めいただけます。

「リヴィングエナジーの日本語版を出す予定はないのですか?」という質問を、デヴオーラで英語版を目にされた方からいただくにつけ、どういう方法があるかしら、と考えあぐねていたところ、ある日クローディアから「サチはリヴィングエナジーの日本語版があったことを知ってた? 
ほら素敵でしょ!」と白いカバーのスタイリッシュなマガジンを 3 冊渡され、「わー!」と感激したのは未だ記憶に新しいところです。


さっそく江谷さんにメールで尋ねたところ、ご友人たちのサポートを得て監修発行されていたとのこと。私がオーラソーマ ® カラーケアシステムと関わる以前のことだったのですね。あれからはや 3 年、ここに日本語版復活の第一号を発行いただけることを心から嬉しく、勇断くださった江谷さん、秋元さん、そして翻訳を、ご協力くださったみなさまに深く感謝いたします。


デヴオーラ3


さて、デヴオーラとオーラソーマプロダクツ社(以下オーラソーマ社)がリンカン州にある、テットフォードという小さな村にあることは、みなさまはご存知かと思います。人口 500 人程度の村で、リンカン州東部、ウォルドと呼ばれる丘隆地帯にあります。ウォルドは英国の19 世紀の桂冠詩人、アルフレッド・テニソン卿の故郷としても知られています。テットフォードの場所を地図で捜される場合は、リンカン州の首都リンカン市から東にまっすぐたどり、スケグネスという海岸沿いの町を見つけてください。そのちょうど中間あたりに所在します。


イギリスには高い山はありませんが、それにしてもリンカン州は平地で、私の第一印象は、広大でどこまでも続く空とその色、雲の様子でした。そして夕焼けのそれは美しいこと。デヴオーラでの授業が終わって、特に秋の夕刻に庭に立つと、真っ赤な夕日が、黒くシルエットになった木々の間からゆっくりと沈んで行くのが見られます。


ブルーとイエロー、そしてレッドとの関係の理解が、インカーネーショナルスターまで落ちて行くのを感じます。そして反対側から上がってくるお月様が、気のせいでしょうか、日本の月よりひとまわり大きく見えます。
位置的にいうと、デヴオーラは村の北側に、オーラソーマ社は南側にあります。会社のラボや生産部、配送部は建物の 1 階を占め、スタッフ数は約 25 名、経理、IT などの事務所は 2 階にあり約 15 名、ASIACT 専属スタッフが 5 名、その他に 600 エーカーにわたる農場で働く人たちが 5 名ほどいます。

シャイアーファーム


オーラソーマ社の農場に関しては「ハグワージンガム農地に於ける神秘の寺院」という小冊子が発行されており、農場購入後に認識された未来の聖地としての地形・地勢 と、それに対する驚きと感激が記されています。この土地には、生命の樹とチャクラシステムがあることが確認され、現在までに第 7 と第 6 のチャクラ、及びゴールドの3地点に大きな石が置かれました。


今年、デヴオーラでのリスニング・トゥー・ザ・スター・ウィズインやレベル 2 ティーチャートレーニングに参加された方々は、ここでのチャクラウォークや立石を囲んでの瞑想を、マイクやクローディアとともに楽しまれたことと思います。さて、当地についてひととおりの紹介が終わったところで、ときおり質問をいただく、新しいボトルが誕生したときのオーラソーマ社での社員の喜びと超多忙な様子を、簡単にみなさまにお伝えしたいと思います。

2003 年春、私の入社後すぐに B103 ハニエルが誕生したときは、渦に巻き込まれたような気分で、世界中のディストリビューターや、ティーチャー、プラクティショナーでメールのない方たちにファックスを送信するとい
う仕事の一部を手伝いました。

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そのあと、カマエル、アズラエル、そして昨年 10 月のラツィエルと 3 本の誕生を経験しました。5ボトルの誕生がほぼ確実になると、マイクがまずラボに閉じこもります。周囲の何人かは気配を察して、仕事をしつつも、今か今かとそわそわしながら待ち受けます。

やがて、マイクがボトルを 1 本片手に高く掲げ、満面の笑みを浮かべてオフィスに入ってきます。そのボトルを目にして、あちこちからため息が、そして感嘆の声やつぶやきが聞こえてきます。そしてマイクのメッセージが録音され、それがタイプされている間に、マイクは生産部のマネージャーや他のスタッフへ指示を出し、クローディアが海外にいる場合は彼女に、そして親しい友人たちに電話で新ボトル誕生のニュースを伝えます。


生産部は、世界中のディストリビューターからの注文数を予測し、すぐに生産体制に入ります。何千本という本数が数日にわたって生産されるのです。
一方、マイクのメッセージは、日本の ASIACT に送られると同時に、ドイツ語、スペイン語などの翻訳が手配され、グラフィックデザイナーも関わり、オーラソーマ社からディストリビューターのみなさまに、ASIACTからティーチャー、及びプラクティショナーのみなさま全員にニュースが送られます。そしてもちろん、ただちに日本での販売登録手続きと日本語ラベルの作成に入ります。

このようにして、新しいボトルがテットフォードから世界各地へ発送されはじめるのを見るとき、深い感動を覚えます。特に、日本への輸出が可能になったときの喜びは格別です。これを書いている間に、アークエンジェロイに新たにカマエルが加わったというニュースが世界中に流れました。ラツィエルの誕生、苦味を甘味に変容していく錬金術的プロセスの 1 年後にやってきたカマエルから、そのプロセス上で向かい合う自分のシャドウを押しやることなく、目をそむけることなく自己受容を促し、女性性つまり直感を信じる勇気を持つことで、さらなる変容の一歩を踏みだす、というメッセージを受け取りました。

アークエンジェロイ

大天使カマエル誕生からちょうど 4 年となりますね。
オーラソーマプロダクツ社には、私の他に千霞子 ・マクヴェイという、もうひとりの日本人社員がおり、二人ともみなさまとデヴオーラでお目にかかれるのをとても楽しみにしています。よろしくお願いいたします。


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