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オーラソーマが もたらしたもの Byコマラ・ローデ「LIVING ENERGIES②」

あなたの「声」は、どんな声ですか?

高い声、低い声、やさしい声、怒った声…
わたしたちの「声」は、その時々の感情を映し出し、また誰ひとりとして同じ声の人はいません。

声を録ると、コンピューター画面のカラフルなグラフの中に、声のエネルギーが波形として現れます。

12色そして12音階の中に、あなたの声のエネルギーが映し出されるのです。

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1983年にイギリスで誕生した「オーラソーマ」は、ヴィッキー・ウォールが瞑想で得た啓示をもとに生み出したカラーケアシステムです。

オーラソーマでは、色のエネルギーは私たちの身体にあるエネルギーセンター、「チャクラ」に対応していると考えます。

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そこへさらに、「音」を反映させた画期的なヒーリングシステム「サウンドレゾナンス」を開発したのが、ドイツのオーラソーマティーチャー、コマラ・ローデです。

色のエネルギーは身体エネルギーと深いつながりがあり、音とも深く関連しています。

あなたの声は、身体のどの部分のエネルギーと共鳴しているでしょう。
声は、あなたの本質も、抱えている課題も、ヒーリングに必要な音までも教えてくれます。

この記事は、そんな「音」によるヒーリングの第一人者、コマラ・ローデが「オーラソーマ」について語ったもので、「LIVING ENERGIES 第2号」(1998.2.22発行)からの転載です。

※サウンドレゾナンスについてはこちらをご覧ください。

※「LIVING ENERGIES②」はこちらからお求めいただけます。


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私はいつも色を通してものごとを見ていました。

色のフィルターを通してものごとを受け取り感じていたのです。

すべての色の躍動感、色の織りなす明暗、空の様々な青い色など、どれほどのニュアンスがあることでしょうか。

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光が自然の中で形成する様々な色・・・この感覚が私に理解をもたらし、私の深いところでさまざまな感覚を呼び起こします。

太陽が沈むと、数分のうちに牧草の緑は完全に違ってしまいます。
あるいは雲が通り過ぎるとすべてが違って見えます。
その色と知覚との関係にいつも強く惹きつけられていました。今思うと、私は色を通してかなりロマンティックにものごとを見ていたようです。色はそのさまざまなニュアンスで私の感覚を開いてくれました。

私は1992年にオーラソーマに出会いました。
私の友人が90種類近くあったボトルから4本の好きなボトルを選ぶようにと言ったんです。それがいったいなんなのかわかりませんでしたが、しばらくそれらの色をながめたあと、やっと自分の好きな色を選びました。

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すると私は泣きだしたんです!

私はびっくりしました。私は非常に興味をおぼえ、オーラソーマのシステムについて学びはじめました。
今では、私はオーラソーマの一番資格のある(アドバンスコースまで教えられる)ティーチャーの一人です。

もう随分前のことですが、私は集中治療室の看護婦として働いていました。私はいつも人が身体を離れるとき何が起こるのだろうということに非常に興味がありました。

多くの人が、臨死体験をした人は、トンネルを通して強い光を見たとか、あるいは一連の色のついた光を見たと報告しています。

何かそこには個性や心身(ボディ・マインド)を越えた認識、何か身体が存在する前にあったものがあるように思われます。

この質問、生と死の移行の間に何が起こるのか、ということはいつも私の胸の中にありました。そして色はこの神秘と結びついているように思われました。

私がオーラソーマのリーディングをはじめたとき、それぞれの人が選ぶ色がその人の深い無意識の認識を現していることを発見して驚きました。

私はそれらは身体が生じる前にすでにあったエネルギー、生から生へと持ちはこんでいるエネルギー、を認識している可能性があるということがわかったのです。その人と一緒にその深みを開いていくことはとてもわくわくすることです。

オーラソーマは私の人生にもとても大きく影響しました。

私にとってのオーラソーマとは、オーラソーマは、私の内側にいつも存在していたものに触れることができるようにしてくれたということです。

例えば、智恵はわたしの中にすでにあったものですが、長い間ずっと隠されていました。
私は、ティーチャーとしてリーディングをする際にはその人が自分自身の直観、自分自身の知性を発見するのをサポートします。
誰も自分の直観を見いだすための教育を受けてきませんでした。西洋の教育のほとんどは外側に目を向けています。

オーラソーマは、毎日色を通して受け取るメッセージに注意を向けるとことで、マインドの理解を越えたところで、自然のすべてのものごとのなかに自分自身を認識することをサポートしてくれています。

それは私が学校では習わなかったことです。

例えば、私が赤い花を見たとします。
この色は同じ波長で振動する他の全てのものと関連するメッセージ、暗号を持っています。

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この花は、私を癒すことのできる、私が全体と一つである感覚をもたらしてくれる、あるいは、おそらくはあまり生き生きしていない私の身体のなかのヴァイブレーションと再び結びつくようにしてくれる、そういう特別な質を反映しています。

こういうことに対して気づき理解していくプロセスが私がオーラソーマで教える主なテーマのひとつです。

私は自分の部屋にオーラソーマのひとそろいのボトルの棚をおき、毎日眺め、そのメッセージに耳を傾けています。

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その色についての知識というのはそれほど重要ではなく、その色の波長に自分を開いていくことで得る体験が大切なのです。

それは意識的なマインドを通してよりも、何かある感覚、第六感のようなものを通して受け取るものなのです。私にとってはこれがインフォメーションを受け取る鍵です。それと溶けあって、それが自分にどういうふうに影響するのかを見ていくのです。

私が看護婦だった頃、部屋に入っていくと、患者の様子や臭い、声の調子で、その人が死ぬ準備ができたかがわかりました。それはある感覚を通した知覚で、その知覚は信頼できました。

オーラソーマを教える時、説明する必要はなく、この種の知覚を信頼することへと開いていくのです。

私が教えはじめて以来、この知覚を自分の内側に持っていない人に出会ったことがありません。ですから私がすることはこのスペースが表れるように、表面にでてくるようにとサポートすることです。

オーラソーマのコースは、時空を越えて、自分自身のカラーコード(色の情報)を認識することを学ぶ機会を提供します。

つまり、オーラソーマはそれ自身、無理強いしない魂のセラピーであり、色の意識は私たち自身の内側の非常に深いところにあるようです。

ここでまた、私は体外離脱体験をした人たちの体験、彼らは魂が身体を離れるときに光と色について語っているのを思い出します。

このレベルに結びつくには教育は関係ありません。主婦であろうと博士であろうと、三歳の幼児であろうと物理学者であろうと、同じです。どのボトルに惹かれるかということについてあなたは内側で知っているのです。

そしてこれを選ぶことで、あなたは知識とは関係のない認識に橋を架けているのです。

オーラソーマのトレーニングでは色について多くの情報がありますが、主なガイドラインは、内側から知るというスペースに結びつくようになるということ、そしてこの知覚と結びつき信頼するということです。

ヴィッキー・ウォールはこのことを、「魂の鏡」と言いました。

人々はいろんな理由でオーラソーマのトレーニングを受けに来ます。それは興味のあることですが、意識的なマインドでは理解しきれません。それは私に刺激を与え、私はそれと共に成長します。それを引き出しにしまってそれでおしまいというわけにはいかないのです。それは神秘です。いつも神秘であり続けます。

私がオーラソーマのバランスオイルを身体に使いはじめた時、私はバランスとハーモニーの感覚に気づきました。

それは私にとって新しい感覚でした。
何か自分自身を愛でケアーしているような感じです。

この地上ではほとんどが悲惨な状態にあります。
自然の中に出てみれば、自然に対して、人類に対してどれほどの破壊がなされているかを見れば明らかです。
汚染、病気、騒音、悪臭・・・私は自分自身に対してもっと責任をとる必要があると気づき、自分の周りの環境や自分自身の身体に配慮しはじめました。犠牲者である立場から抜け出て、積極的に配慮するようにしたのです。

私はベルリンに住んでいましたが、服の色に配慮するようにし、もっと注意深く、自分の色を外でも使うようにしました。

数カ月後、家にあったオーラソーマのボトルのピンクが漏れはじめたのに気づきました。

すべてのピンク色が色あせていったのです。

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確かにベルリンは多くのピンクのエネルギー、世話や愛を必要とする町です。どうすればこのエネルギーを環境に取り戻せるのだろうと思いました。そこで自分の部屋をピンクに塗ろうと決心しました。するとボトルからピンク色が漏れるのが止まったのです。

愛がその神秘を伝えてくれます。私は教えるときにもコンサルテーションの時にも、説明しようとはしません。

色についてさらに理論を持ち込む必要はないからです・・・私の色との結びつきは色に対する愛に関連しています。その愛は内側で呼び起こします。それは定義できるものでもなく、言葉で表現できるものでもありません。

私たちは定義できないものをいつも靴箱にしまっておこうとします。
それを感じなくてすむように、それについてそれ以上考えなくてすむように。

もしそうなら私はオーラソーマにとっくの昔に興味をなくしていたでしょう。

私は王のために壁に絵を描くように頼まれた画家の話を思い出します。

彼は3年間というもの完全に自分の絵を描くことに没頭しました。ある日その王がその絵がどこまで進んでいるかを見にやってきました。彼はその絵にどんどん近づいて行ったかと思うと絵の中へと入っていき、消えてしまいました・・・ その絵は神秘への扉を開いたのです。

色に関する多くの本は、限定された、論理的な、左脳に有益な知識の情報を与えています。

そうすることで、紙の文字にしてしまうことで色の神秘を取り除き、愛を消し去ってしまいます・・・私たちが神秘への扉、愛への扉を閉じてしまうことで、私たちはその瞬間瞬間に開いて、話すことの責任を取り除いてしまいます。

私がオーラソーマのリーディングをするとき、私は高度に訓練を受けてきていますが、毎回毎回、これら4本のボトルは私にとって全く新しいものとして映ります。

それは私がそのボトルについて何を知っているかとか、その人について何を知っているかということではなく、その瞬間、その人とボトルと、その特定された時との間で、何が開示されるかです。同じボトルが誰か別の人に選ばれたとすると、全く異なった意味になってしまうでしょう。それが、未知のなかにとどまるという、挑戦です。

どんなセラピーの道具もカテゴライズし類別し意識的マインドを知識で養うための方法として使うことができます。あるいは・・・そこで非常に多くのものが開示されうる希な瞬間を提示するための道具としても用いることができます。

オーラソーマは科学ではなく、誰かがボトルの前に立ち、「もしこれからの人生でずっと一緒に過ごすとすればどのカラーコンビネーションですか」という質問とともに、自分でボトルを選ぶとき、隠されたギフトが発見される機会がそこにあるのです。

そうして、自分の人生のなかに取り入れるものとして自分が認識した色とともに、バランスオイルや、ポマンダー、クイントエッセンス、ティンクチャー、あるいは自分の家の壁の色などとともに、自分にあったと思うやりかたでワークすることができるのです。

しかし第一にそれを選ぶ能力、それを認識する能力は、その人の中にあり、それが第一歩なのです。それは自分を愛する、自分に配慮を施す、自分自身の意識に責任をとるということの確認であり、ヒーリングのはじまりでもあるのです。

このプロセスは、誰か他の人が自分の知っていることをあなたに話し、あなたはそのことを意識的に覚えようとするというような、私たちが受けてきた一般の教育とは矛盾します。

このプロセスは誰かがあなたのボトルのリーディングをしその解決を提案するということを遥かに越えるものです、それは意識的マインドを遥かに越えています。

第一にすべてフィルター、条件付け、を作り上げているのは意識的マインドなのです。教育を受けてきたのは意識的マインドなのです。ですから私たちは盲点に入って、見ようとするようなものなのです

オーラソーマでは、私たちが生まれてきた源であり、そしてこの肉体をはじめとするすべてのレベルに表れている魂のレベルに対する深い理解からはじめるのです。

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コマラ・ローデ

コマラは国際的に有名なセラピストでありティーチャーです。
彼女は多年にわたる豊富なリーディングとコンサルテーションの経験を持つ有資格の自然療法医です。コマラはエネルギー場における音声と色彩の共鳴現象を専門に研究してきており、「サウンド・レゾナンス・トレーニング」と「サウンド・レゾナンス・ヴォイス・スペクトル・コンサルテーション」を開発しました。
アリゾナ州セドナにある和尚アカデミーのメンバーです。









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