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ヌラ・インタービュー『LIVING ENERGIES⑤』

この記事は、2002年8月に発行された『LIVING ENERGIES Vol.5』からの転載の記事です。内容は当時のものとなります。

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※『LIVING ENERGIES Vol.5』は、こちらのサイトでお求めいただけます。


ヌラ・A. ミューラーはオーラソーマ社公認のプラクティショナーであり、また全レベルのオーラソーマ・トレーニングのティーチャーです。ヌラは10年間にわたり、オーラソーマのカラーシステムに関する彼女の深い理解を世界中で教え、分かち合ってきました。彼女の独特な方法にリードされて、生徒たちは自分自身の直感、愛そして瞑想に出会います。

ヌラは幾度となく訪日し、オーラソーマのコースを教えてきましたが、この度「レインボーウーマン・イン・ザ・ライト・オブ・オーラソーマ」と名付けられた新しいコースがイギリスのオーラソーマ・アカデミーから、3日間のリニューアル・コースとして認定されました。

ヌラと彼女の愛するパートナー、ラハシャ F. クラフト博士は、人間という形態をとった存在のスピリチュアルな目覚めを助け、冒険に満ちた限り無い体験を深めていくことを唯一の目的とするインナー・アンド・アウター・アドベンチャー社をオーストラリアに設立しました。オーラソーマのコーストレーニング、カウンセリングスキルトレーニング、カップルのためのタントラ・グループは、そこで提供されている重要なコースの一つです。

オーラソーマとの出会いとその後の人生を、ヌラが語ってくれました。

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「オーラソーマとの出会い」

私は1991年の春にインド・プーナにある和尚スクール・オブ・ミスティシズムで、愛に満ちたヒーラーたちのチームによるメタフィジカル・サージャリーを受けた後に、オーラソーマと出会いました。
コースの最後に、現在はセドナにある和尚アカデミーのオーラソーマ・ティーチャーであるタランガによる短いリーディングがありました。未来に向けて私が何に対して開いていくかを示す4番目のボトルはターコイズ/クリアーで、ボトルのメッセージは「ハートを通して輝く光を多くの人々とシェアする」ということでした。まさにそれは私の生涯を通して糸のように切れることなく、心の奥深く望んでいたことでした。

オーラソーマのボトルの美しさは、私のスピリチュアルなマスターである和尚の優雅な美しさを思わせました。彼のもとで私は何年も坐り、瞑想していました。和尚の沈黙の臨在と数多くの講話を通して、私のハートは限り無い叡智を吸収し、自己を認識し、ときには言葉や形を超えた完全な静寂のスペースの中に入っていきました。

1990年1月に和尚が肉体を離れた時、私は存在に対する深い感謝とともに、和尚の講話と静寂を通して受け取ったものを返したいという気持ちで一杯でした。具体的にどうやって、ということは、そのときは全く分かりませんでしたけれど・・・。オーラソーマと出会ったとき、私のハートはボトルたちの美しい色と香りに合わせて踊り始めました。叡智の言葉の一つ一つそして虹のような人間としての体験が、この光の中にもたらされたかのように感じられました。生に対する私の思いを映し出しているかのようなオーラソーマに恋をしたと言ったらいいでしょうか・・・。


「オーラソーマの学びのプロセス」

その頃インド全土を見渡しても、オーラソーマのバランスボトルはたった1セットしかありませんでした。幸いなことに私は頻繁にボトルを訪れて、さまざまな色の持つ波動にチューニングを合わせ、それらがどのように私に触れ、影響を及ぼしているかを感じる機会を持つことが出来ました。
オーラソーマ・トレーニングの体系についてほとんど何も知らないまま、私は友人たちにリーディングを始めましたが、オーラソーマについての知識は無くても、リーディングの相手を映し出す言葉が自然に流れ出て来ました。知識を得る前に、直感を通してオーラソーマと親しくなることが出来たことを、今でもとても良かったと思っています。

けれどヴィッキーの自叙伝を読んで、直感は鳥の片方の翼であり、もう一方の翼は知識であることを悟りました。オーラソーマの知識はさまざまな人々の経験と理解が統合されたもので、そこから学び教えられることが数多くありました。私は番号の付いたイクイリブリアムを白い紙の上に、金色の蓋とそれぞれの色を描き、直感で感じたこと、またコースや書物から得た知識などを、そのボトルの横に書き記すことを始めました。

これは私にはとても大切なものでしたので、金色のカバーの付いた高価な厚いフォルダーを買って、その中に色とりどりの宝石のようなボトルたちの絵を挟みました。そうこうしているうちに、オーラソーマについてもっと詳しく知りたくてたまらなくなり、イギリスに行ってティーチャーになるためのコースに参加することにしました。

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「オーラソーマを教えるということ」

イギリスでのコースを終えて、私は学んだことをプーナに持ち帰り、和尚コミューンでオーラソーマを教え始めました。色についてもっと学び、自分の直感を高めたいという人たちがだんだんと増えていきましたが、私にとって最大のチャレンジは独自の教え方を確立すること、そしてオーラソーマが明かしてくれるものを信頼するということでした。

マイク・ブースは、ファウンデーションコースからティーチャーコースまで、全てのオーラソーマのレベルにおける私のティーチャーでした。彼の持つ強さと英知を素晴らしいと感嘆する一方で、私には彼と同じ方法でオーラソーマを教えることは出来ないと何時も感じていました。むしろ、私の内側の女性性が持つ真実をトータルに受け入れ、そこから起こってくることを見つめることが大切なように思われました。

見せかけの知識を全て手放して、内側の知恵に耳を傾け、自分だけではなく全ての人々の内側にある深い叡智に忠実であることは素晴らしい体験でした。プーナでの始めてのコースを誕生させるに当たっては、共に学び、瞑想をしていた多くの友人たちが助けてくれましたが、その時私は友人たちの洞察にとても素直に耳を傾けることが出来たと思います。

マインドが知識として学んだことをボトルに当てはめようとし始めると、これ以上オーラソーマについて何も聞きたくないと思い、そんな時には自分の内側を空っぽにして安らぐことが出来ずに、ただ学んできた知識や映像に圧倒されてしまうということもありました。それは私の内側で起こっている統合のプロセスのように思われましたが、それでも時々学んだことを消化する時間が必要でした。

そのような自分自身のプロセスがあったので、初めて教えたオーラソーマのコースはただ知識を伝えるだけではなく、鳥の両翼、男性的なアプローチと女性的なアプローチとが出会う経験と直感に基づいたコースとなりました。エネルギーが頭に行き過ぎていると感じたときは、内なる我が家に戻り、知恵と直感が自然に涌き出る深い存在と結びつくよう瞑想しました。それにはポマンダーやクイントエッセンスがとても役に立ちました。

和尚コミューンはスピリチュアルな探究者が世界中から集まって出会う場所で、私は世界各国の人々から彼等の国にオーラソーマを紹介するようにと招待されました。さまざまな土地を旅して、魂の鏡であるオーラソーマの美しさをシェア出来ることは大きな喜びでした。私はオーラソーマを「内なる美容室」と好んで呼んでいます。

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「オーストラリアへの移住」

1996年にコミューンを去ってオーストラリアに移住してから、私の人生は基礎を固めて家を建て、ビジネスを始め、そして自然の中で友人たちとサポートしあいながら普通の生活を送ることに中心が置かれるようになりました。私の個人的な体験の中で、イクイリブリアムやポマンダー、そしてクイントエッセンスは日常生活を共にする親密な仲間のような存在となり、普通の生活の中にある愛や癒し、美、知恵そして明渡しを優しく思い出させてくれました。色と香りを受け取ることで、育まれ見守られているように感じたことも少なくありません。

今でも私はパートナーのラハシャ F. クラフトと共に世界中を旅しています。彼は「人と共に在るためのアート」‐カウンセリング・スキル・トレーニング(オーラソーマのトレーニング体系の一部としてオーラソーマアカデミー<ASIACT>により認定されています)‐を教えています。

私たちは二人で体験的なワークショップや瞑想グループをリードしていますが、その中でオーラソーマは私たちの自然な自己により近づき、リラックスするためのツールとなっています。オーラソーマを知らなかった人々が色と香りを通して、愛と光が自分という存在に触れていることをいとも容易く体験するのは、見ていて本当に驚くばかりです。

それは、我が家へ帰りつく旅の大きな支えのように何時も感じています。私たちの教育的なワークショップである「愛し合うパートナーたちのためのタントラ錬金術」では、オーラソーマは愛の新しい始まりに対して何度も何度も開いていき、古いパターンを落とし、瞬間瞬間に明かされる愛の教えを信頼するための重要な役割を果たしています。


「レインボーウーマン・イン・ザ・ライト・オブ・オーラソーマ」の誕生

今私にとって最もエキサイティングな出来事は、「クリスタル・ライト・グループ」と共同でブリスベーンにオープンした「クリスタル・リビング―今世界が必要としているもの」という名前の二軒の店舗です。そのうちの一つの店では、美しいクリスタルや宝石類、ニュー・エージの本、風水や種々の小さな宝物の他に、オーラソーマも展示しています。
人生により多くの愛と気づきをもたらすことを助けてくれる素晴らしい小さなツールや、叡智の言葉が一杯に詰まった本などを豊富に取り揃えています。

私は今、「レインボーウーマン・イン・ザ・ライト・オブ・オーラソーマ」(オーラソーマの光の中の虹の女性)という新しいコースを準備しています。マイク・ブースがこのコースを、オーラソーマのトレーニング・コースに付随するリニューアルのための3日間のコースとして認定してくれました。このコースでは、オーラソーマを愛する者としての私たちが、これらの小さな素晴らしい友人たちが持つ可能性を最大限に活用する方法を探究します。
このコースは自分自身のより深い存在に出会い、自己の中心にいる目撃者とその光に気づくための優しく女性的なアプローチを捜し求めている全ての女性たちにとって、大きなサポートとなるでしょう。

このコースについて簡単にご説明しましょう。

「レインボーウーマン・イン・ザ・ライト・オブ・オーラソーマ」は自分の好きな色と調和する、女性性という神秘が持つ多彩な側面を発見したいと願う、全ての女性たちへの招待状です。

ヌラ自身の言葉によると、

私はオーラソーマの色という鏡を通して映し出されるものを、それが何であれ、信頼し、意識的に出会い、愛を持って抱きしめるよう、女性たちをサポートしていきます。何故なら、それ自体が深い癒しと変容をもたらすからです。 <ヌラ>

「レインボーウーマン・イン・ザ・ライト・オブ・オーラソーマ」は、内側深くでリラックスし、自分自身を受け入れる機会を与えてくれるコースです。私たちは思考から感受性へ、そしてフィーリングへと入っていき、女性だけのサークルの中で分かち合います。瞑想、愛、タッチ、ダンスそして自分の内側の奥深くにあるものを祝いながら、癒しに向けて開いていきます。私たちは女性の知恵と知性を信頼することを学び、自然に備わった可能性の中からお互いをサポートしていきます。私たちは人生のチャレンジを、愛に満ちたハートで歓んで迎えます。このコースは女性性の神秘により多くの愛と気づきをもたらし、賢明な女性同士のつながりを広げていきたいと考えている女性たちのために作られました。

オーラソーマはその色と香りで私たちの自己発見の旅を共にし、女性性が持つさまざまな側面に光を当ててくれるでしょう。そして私たちは内側で眠ったままの愛、美、力そして知恵に、再び繋がることが出来るでしょう。

  人は虹のようでなければならない。生が私たちのため  
  に用意してくれているもの、その全ての色、多様性を
  味わい、生き、しかも強烈に生きなさい。全ての色を   
  トータルに生きた生のみが、あなた以上の何か、大き
  な何か、偉大な何かを、あなたの中に誕生させる機会 
  もたらしてくれる。
  あなたがゴールなのではない。
  あなたは土壌にならなければならない。
  そこに数えきれないほど多くのバラが花開く土壌にな   
  ることが出来れば、あなたにはそれで十分だ。
            OSHO ツァラトゥストラ #16

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レインボー・ウーマンのダンス

クリアー: 気づき、鏡のような質、自己の中心にある目撃、
分割されていない虹の中の光

レッド:  内なる炎の目覚め、愛と生への情熱、
性、そしてサバイバルの問題の癒し

ピンク:  やさしい心遣い、内側にいる恋人を思い出す、 美しいものへの愛、受容

コーラル:  女性の賢明さを忘れないでいること、女性同
士の関係性、母性、宇宙の子宮とつながる

オレンジ:  ショックやトラウマを癒す、フィーリングの 感覚を開き、腹とつながる

ゴールド:  あなたに授けられたギフトの宝石箱を開く。 内なる過去の知恵を今に映し出す

イエロー:  強さとパワー、完全性へと拡大していく。
投影や批判を止めて、分離感を融合する

オリーブ:  ハートの輝きが射し込む、互いの良さを認め る、競争ではなく協力、嫉妬や恨みを乗り越 える、全ては一人の為に、一人は全ての為に

グリーン:  常に新しい今という瞬間の存在における広が り、愛を与え受け取る、ハートのシンプルさ

ターコイズ: ハートのシンクロニシティ、私は誰? 
露の一滴が太洋の中に溶け去る、この瞬間か ら自然に生まれる創造的な遊び

ブルー:  女性の献身的な側面、創造的な表現

ロイヤル・ブルー: 直観的で物知りな神秘的女性

バイオレット:内なる男性性と女性性の統合とバランス、
単一性、瞑想

マゼンタ: 日常生活の中で神聖なギフトと可能性を生き る。愛と慈悲の人生を生きる

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