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ティーチャーズ アップデート『LIVING ENERGIES⑥』

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2008/3/25
マイク・ブース

初めてオーラソーマ®システムに出会ったとき、ヴィッ キーが作った小冊子の中に表現されていた、オーラソー マシステムはどこから来たのかを述べた一行に、私は惹 きつけられました。私たちが、特にこのシステムの複雑さを理解しようとするとき、ルーツや源について考えることは、ときにはとても助けになります。

静けさを超えた光の一点から 

これが、オーラソーマシステムがどこから来たのかに ついて、ヴィッキーが初期の頃に念頭においていたことです。私は、何年にもわたって、何度もこの表現を見てきました。この考え、アイデア、概念の中のなにかが、 私をこの色のシステムに強く惹きつけたのです。
「静けさを超えた光の一点」。その概念と同様に、もう ひとつ私が話したいことがあります。それは、私たちが オーラソーマシステムで実際になにをしようとしている のかということです。本来の目的に戻ることは、よいことだと思います。なにに対して貢献することが、私たち の意図なのでしょうか。その答えの一部は、私たちは 「解決に貢献しているのか、それとも問題に貢献しているのか」 ということです。

オーラソーマは光の身体を意味します。オーラは光、 ソーマは身体です 

各チャクラは、第 1 チャクラの上に第 2 チャクラがあるという側面からみると、一列に垂直に並んでいますが、 身体のまわりにはエネルギーの帯域が複数あることに触 れたいと思います。それを、私たちの存在の水平面と呼びましょう。垂直の側面は三つのスターの相互作用と整 列しています。ソウルスター、インカネーショナルスター、 アーススターです。

オーラソーマシステムを分かちあうとは、実は光の身体を形成することを分かちあうことです。私たちは、一 人ひとりがどれぐらい自分の光の身体のことについて 知っているでしょうか。私たちが探求し、発達するプロ セスにいることについて分かちあうことは大胆な仕事です。

光の身体を探求することには、二つの側面があります。 光の身体の垂直面は、容易に理解できます。それは、私 たちは虹の存在であり、下からレッド、いちばん上がバ イオレットとなっています。それ以外の他のエネルギー センターは、その間に位置します。このようにして光の身体の垂直面を形成しています。

光の身体の水平面は、エネルギーセンターの虹です。 水平とは、地面に平行という意味です。私たちが、身体の内臓やチャクラ、あるいはエネルギーセンターに関連した光、そして色の違いについて語るとき、私たちは光の身体の水平面について言及しています。 色の相互関係に関連するものすべて、例えば肉体面に 関した色の位置や、色が互いに関連しあう異なったあり方は、光の身体の水平面です。エネルギーセンターのどれもが、漏斗あるいは管として説明できます。エネルギー を出したり、受け取ったりして、いわゆるトランシーバー の働きをしています。

「上にあるがごとく、下にもある」は、光の身体の垂 直面に対する理解のもうひとつのレベルです。私たちの ポジティブな意図や、善良な考え、平和や愛といったも のすべては、私たちの頭頂部から上昇し、私たちの上にあるものによって受け取られます。ネガティブな感情や 困難な課題への自己同一化のような、前記とは違った考 えやフィーリングは、大地に下りていき、大地によって 吸収されます。もし、すべてがこのように起こるなら、 そのときは光の身体の垂直面の理解のはじまりと言えま す。

もし光の身体の中にある、この垂直的動きに気づきが あるなら、それは水平的関係性にも光を与えることができます。「私たちがなにをするのか」から「自分のしていることをどのようにするのか」に自己の認識をシフトするとき、そこに最大の効果が生まれます。 光の身体に関するオーラソーマシステムの理解の全容は、質に基づいています。私たちが「なに」をするかよりむしろ、自分のしていることを「どのように」するのか。
 
光の身体を形成することは、意識に自己の認識を実際にもたらすことです。自分がなにをしていようとそこに質をもたらすことです。これが垂直軸の中で特に重要です。それが身体上で落ち着くところはハートの中であり、 そのときハートが私たちのゴールドの領域である、お腹の中にあるスターにしっかりとつながります。

それがハートの中でグラウンディングするのは、ハー トは光の身体との質的関係性が表現される場所だからです。 あなたがオーラソーマシステムを分かちあうなら、それは光の身体に関してなのですが、それを表現しているボトルは B8 です。このボトルは、さまざまなレベルでオーラソーマシステムを表しています。  すべての色はイエローとブルーから生まれ、そしてオーラソーマシステムの107 本のボトルのすべての色の組み合わせは、ヒューのイエローとブルーが一緒になって表現されたものです。

下層にあるブルーは意識の経験の基盤です。その青さのブルーから個としてのアイデンティティのイエローが現れはじめます。
それは第一細胞を思い起こさせます。私たちが知覚したブルーの背景に現れる小さなイエローのスターは、人間としての条件を持った命の体験以前にあった原初の経 験を思い起こさせます。私たちすべてを人間とならしめるものは、ブルーの背景にある小さなイエローのスターの記憶です。 意識的観点から述べると、B8 は人間の条件に入る記憶とリンクしています。 オーラソーマの数字は偶然にも 8 です。オーラソーマ という名前を作っている文字を数字に変換すると、それぞれの文字の前と後ろに 1 があります。

  A u r a – S o m a  1 3 9 1 1 6 4 1 = 全部の数字を足すと 8 です  

B8 はアヌビスと呼ばれ、ハートが重いのか軽いのかを量ったエジプトの神です。光の身体の理解を考察するとき、オーラソーマシステムでは、すぐさま私たちはアヌビスとの関連を持ちます。アヌビスを通して、私たち は「自分のしていることをどのようにするのか」という質に関連づけます。
ハートは重いのか、それとも軽いのか。自分のしていることに愛をもたらしているのか、もたらしていないのか。自分のしていることがなんであれ、そこに思いやりや暖かさ、気づきと安らぎの質をもたらしているのか。
なぜなら、それが光の身体を形成することを助けるからです。それが、自分が誰であるかというアイデンティティに質的な関係性を持つことを助けるからです。それとも、私たちは自分がなにをしているかということにアイデンティティをもたらすのか。ハートは重いのか、それとも軽いのか。

B8 [ アヌビス Anubis ]


光の身体を形成することは、「自分がなにをしている のか」から「自分がしていることをどのようにするのか」 にアイデンティティをシフトすることに主に関係してい ます。これは、水平面というよりは、むしろ私たち自身 の中にある垂直面との関係性です。私たちが、お腹にあるスターに注意を向けることの結果として、水平面の中 で垂直面それ自体がグランディングすることがハートの中で起こります。

オーラソーマシステムの観点から言うと、質へのシフ トとの関連において、ハートが真実の基盤を持つ前に、 自分自身のお腹のゴールドの領域に、意識をグランディ ングさせることが必要です。  オーラソーマシステムに働きかけることは、実際は ゴールドに注意を与えることであり、スターから生きる ことを可能にするためには、光の身体をいかに発達させ るかなのです。これが、身体のまわりにあるフィールド の中に、真のオーラが広がっていくことのはじまりです。 このようにして、実際にそれが起こることを可能にします。

肩から上に注意が向けられる習慣的なパターンは、お腹の中にある光の身体の発達に反して働くなにかがある ことをいつも意味します。オーラソーマシステムを分かちあうことは、とても楽しい機会といえます。なぜなら、 私たちは人がもっと深く呼吸をすることを思い起こさせ ながら、光の身体の形成に関連した基盤となるなにかに ついて、自分自身にも思い起こさせているからです。  B8 を見るとき、私たちはその機会をまさに見ていま す。そこにある可能性とは、私たちが「自分のしている ことをどのようにしているのか」に関連して、自らのハー トを軽くすることです。

リターンジャーニーはとても重要です。B8を見るのに、 そのリターンジャーニーも見る必要があります。アウトワードジャーニーのボトルは、生命の樹を上がる旅とし て見ることができます。リターンジャーニーは、生命の 樹を下りる旅です。  私たちは、光の身体の垂直のアクセスについて語って きましたが、それはアウトワードとリターンの概念の中にもあります。

上昇する旅と下降する旅は「上にあるよ うに下にもある」の表現として見ることができます。アー ススターからソウルスターへ、そしてソウルスターから アーススターへ。リターンジャーニーでは、自分の発見 したものを分かちあいはじめることで、統合が起こりま す。分かちあうことを通して私たちは、発見されたもの の中で統合された質の、より深い理解を得ることができます。

B86    [ オベロン / 妖精の王様 ]


B86にはターコイズの上層にクリアーがあります。ター コイズとの関連における意識、気づきとして上層の光を 見ることができます。ハートの中のハートとの関連にある光でもあります。個性化の旅の中では、ハートのクリエイティブなコ ミュニケーションが強調されます。個性化の道にある光 は、光の身体を理解することに向けての旅がはじまると ころがどこであれ、そこから進んで行くことを意味しています。個性化について言える定義は、私たちの条件づけのパターンに関連して、自分自身に向けての旅の中で、 精神疾患や神経症のどんなレベルからはじまろうと、私たちはもっとセンタリングし、もっと統合され、集合に つながっていくことができる、ということです。

そこに意味されていることは、私たちは、まず自分の 個人的な視野、個人的な色の理解からはじめます。それから、色が、意識それ自体の一部として私たちが認識するなにかになります。 まず最初に、私たちは色の鏡の中に自分自身を認識し ます。そして、自分の個人としての見解から、自分の条件づけのパターンの見解から、概念的になにかを認識します。そして自分が経験してきたものが色の中で鏡に映しだされます。それによって、自分が世界に表現しはじめるであろう自分の質、つまり自分のギフトや長所がなんであるかを、より深いレベルで理解することに導かれます。

個性化の道に光を照らすことは、光の身体を形成する旅に強烈さをもたらすことでもあります。また、それは ターコイズの旅を活性化させることとして知られています。
私たちがこの旅をはじめないかぎりは、B86 の中に 表現されているように、胸の右側に位置する小さなセン ターであるアナンダカンダは、その位置が右側から中心 へ向かって進むことをはじめません。  私たちは、さらに個性化され、もっと私たちが統合さ れるプロセスの中で、自分の中で発見する条件づけのパ ターンがなんであろうとそこから旅をはじめます。旅の はじめには、ハートの右側にある小さなセンターである アナンダカンダに光がもたらされます。

この活性化を理解することは大切です。個性化のプロ セスは、それが起こることの願望と意図があって深まることができます。私たちが、自分の人生にエネルギーを 与えることで、初めてゴールに達することができます。 もし、私たちのゴールの一部が、光の身体を形成するこ とであるなら、光の身体を形成することがどういうこと なのか、そのゴールにいかに達成するかということを理解する必要があります。

86 という数字は、86 と一緒にあります。8 との関 連において活性化、あるいは目覚めがあります。もし私たちが 86 の中にある、6 と一緒にある 8 を見るとき、そ れは 8 のリターンジャーニーの中にあるプロセスを私たちが理解することを助けます。(アヌビス)8のストーリー に関連して(6 の)新しい血が、新しい生があります。  光の身体を形成する中にあるオーバーソウル(OverSoul)との関係で、6 は自分の中にある女性性と男性性 の原理の統合として見ることができます。それがターコ イズの上層にあるクリアー、ターコイズとの関連におけ る光、あるいは意識の強烈さである B86 という形で表 現されるとき、アナンダカンダが右側から中央に向けて 動きはじめながら、個性化のプロセスを深めるプロセスになります。

B14   新しい時代の叡智

クリアー/ゴールドの 14 を見ることで、もうひとつ のヒントが見つかるかもしれません。14 は 8と6 を足し た数字です。ターコイズのプロセスが、どのように実際 に展開するのかを理解する必要があるからです。  8 という光の身体を目覚めさせることがなにを意味しているのか、それを理解するには、ターコイズのプロセスの背後にあるものを理解する必要があるとも言えます。8 と 6 を足すことで 14 になり、それは私たち自身の ゴールドの領域へ、光や注意をもたらすことを述べてい ます。

スター、真のオーラへ、光、あるいは注意を向けることは、私たちのまわりにあるフィールドの中に、真のオーラのホログラムを広げる可能性につながりを与え ます。そして、それが実際に光の身体の形成の表現となります。
ゴールドへ光をもたらすことは、自分自身の中にある 智慧の源に、内なるティーチャーに、真のオーラに、私 たちがなぜここにいて、その真の目的がなんであり、「自 分のしていることを、どのようにするのか」といったこ とに注意を与えることと同義語なのです。

「自分のしていることを、どのようにするのか」という ことは、自分のアイデンティティを、自分のしているこ とから、自分がなにをしていようとそれに質をもたらすことにシフトすることにと同じアイデアです。

質問:「お仕事はなんですか?
答え:「私はオーラソーマティーチャーです」

私たちはこの質問に対して、もっと深みと誠実さを 持って、素直に答えられるでしょうか。  

「私は光の身体について分かちあっています」

光の身体を形成することが、なにを意味しているのか を理解することは、自分がなにをしているのかという自 己同一化をやめることです。私たちの注意は「自分のし ていることを、どのようにするのか」に向けられます。
世間において「ところで、あなたのお仕事はなんです か?」という質問に対して、「私は思いやりと暖かさをも たらそうとしています。

気づきと安らぎを、自分のして いることにもたらそうとしています」と、答えることが できるでしょう。これは、世間ではどの程度受け入れら れるでしょうか。「私は医者です」あるいは「私は精神 科医です」「私はこれです、あれです」というアイデン ディティに包まれている人に、これがどのくらい伝わる でしょうか。

もし人類が、自分がしていることに自己同 一化することから、「自分のしていることを、どのように するか」に向けて自己同一化について変化をはじめたら、 それは革命的なステップになるでしょう。

その進化のステップは、何千年ものあいだ私たちが 実践し、発達させてきたことから、なにか新しい、なに か異なったものに向けてのステップとなります。今まで の私たちは、「ホモサピエンス」と呼ばれるものであり、 そしてこれから私たちが向かっているものは、「ホモル ミナス」と呼ぶことができるものです。これはオーラソー マシステムだけのアイデアではなく、人類はホモルミナ スへと進化のステップを踏んでいます。

1983 年にオーラソーマシステムは、スピリットからの ギフトとして与えられました。私たちが働きかけている ものは、今まで何千年ものあいだ私たちが基盤としてき たものとは違ったものに基盤をおく人類へ向けての、進 化のステップの一部となのです。 ホモルミナスと光の身体を形成することは、同じこと ではないのでしょうか。

ホモルミナスになるためには、 私たちの存在の他の側面ではなく、光の身体へと気づ いていくことに人類がシフトすることが必要ではないでしょうか。 オーラソーマシステムにおいてワークをしている方た ちは、ホモルミナスへの進化の新しい境界へ向かうパイ オニアではないでしょうか。これは光の身体の形成との 関連で役に立つ、助けになるものでしょう。

「新人類」のパイオニアになるということを真剣に考えて見ましょう。
オーラソーマが光の身体を意味しているということにおけるパイオニア。ホモサピエンスからホモルミナスへの進化の状態の中で、人類のこの新し いステップの先駆者であること。ホモルミナスに向かう 動きの中では、自分の中で発見する条件づけのかぎり において、光の身体の形成とはなんなのかを理解する 必要があります。それは、光の身体に関連して水平軸の理解をすることです。

垂直軸にいたるとは、ハートとの関連における質的シ フトをすることです。私たちが自分の内側にあるゴール ドに意識をもたらさないかぎりは、質的シフトにいたる ことは不可能です。それは B8 + B6 が B14 になることの中で表現されています。
こういったことは、色の数字の普遍的言語を通して明 白であり、オーラソーマはその表現です。

またオーラソー マシステムをこの世界にもたらしたヴィッキー・ウォー ルという女性について考えてみてください。14 の1と 4 を足すと 5 になります。ですから彼女は、実際にこの世の中に光の身体、ホモルミナスが発達するのを助ける手段として、このシステムをもたらすために、スピリットが選んだ道具であったわけです。  

オーラソーマシステムの数秘学的基盤である 8 の背後には、86 を通じて 14、5 のつながりがあります。5 は私たちにオーラソーマシステムの創始者を思い起こさ せ、オーラソーマシステムのはじまりに、実際に彼女を 通してこの世界に生まれたボトルであることを思いださせます。

B8 アヌビス =オーラソーマ  
B86     =B8 のリターンジャーニー、 アヌビス、正義
B86 はアナンダカンダの動きを描きます。
8 + 6    =14
B14    =智慧、私たちの中にあるゴールド の意識
1 + 4    = 5
B5     =ヴィッキー・ウォールの最も好きなボトル
B92 グレーテル= B14 のリターンジャーニー
B92     =光の身体のさらなる発達
B83     = B5 のリターンジャーニー
 

B14 のリターンジャーニーは、コーラル/オリーブグ リーンの B92 です。92 も光の身体の発達に関するなにかを示しています。
ペールコーラルのエネルギーは第 2 身体を形成します。光の身体のさらなる発達に向けて、 光の周波数の中でエネルギーが変化するとき、それは電 磁場、生体エネルギーの現れとなります。
私たちが虹の身体を見るとき、私たちは、私たちの存在 の肉体部分をレッドとして見ます。肉体はひとつの見方 ではレッドです。

肉体を超えた生体エネルギー、電磁場がコーラルであり、それは肉体とエーテル層の間(ギャップ)です。そのギャップは、私たちが肉体との関連において第 2 身体、 エーテル体を形成することの潜在力を意味しています。
このギャップがコーラルと関連しているのは、レッド とオレンジの間はコーラルだからです。コーラルに光を あてるということは、第 2 身体の働きがはじまることを 実際に意味しています。

ペールコーラルのエネルギーは、私たちがなにをして いようと、私たちの存在の質的表現がどのようにされて いようと、新しい意識であり、新しい気づきです。それ は私たちの中で一体なにが起きていようと、それに気づ いているという側面であり、それがコーラルの中に光を もたらすという意識的な知覚です。新しい人類。

ペールコーラルは、グレーテルの形でクリアー/ゴードのリターンジャーニーとして、とても意義がありま す。
私たちは、自分自身の中でゴールドに意識的な注意 を向けることができます。真のオーラ、自己のゴールド の領域にあるスターに注意をもたらすことができます。  私たちは光の身体の形成のプロセスをはじめることが できます。これは、オーラソーマの理解のひとつである、 光の身体の形成である個性化の道に光をもたらすことの 確認です。

ここで、オーラソーマシステムの見地から見た、色の理解の全体像の中で、おそらく最も誤解されている色の ひとつについて話しましょう。  オリーブグリーンを新しい視点で見る機会です。私たちは、トレーニング中には特定の色に対する特定の概念 があり、「オリーブの意味を自分は理解している」とい うような概念を持っているわけですが、オリーブの理解 に関しては、おそらくその意識的な意義について、実際 にじゅうぶんな強調がなされていないかもしれません。

それがあまりにもあいまいで難しい概念であるため、私たちはオリーブの意味と個人的につながって理解する ところまではいきません。 特に光の身体の形成というシークエンスの中において そうです。「オリーブ」についてもう少し詳細を述べる なら、今まで注意を向けてこなかった、オリーブの他の いくつかの側面の理解を与える必要があります。大天 使ラツィエルの下層にあるペールオリーブに関連して、 オーラソーマシステムの現在の状況を探求していきましょう。

オリーブのストーリーは、苦味と関連があります。木 になっているオリーブの実を私たちは考えます。それは 苦い実で、今世と過去世の両方にある経験の苦味を映 しだしています。苦味がなにか価値のある甘いものに変 わるまで私たちが持っているものです。苦い思いには、 たくさんの理由があります。それは私たちの失望であり、 期待を裏切られた感じであり、騙されたと感じたこと、 なにかを信じて、結局それが自分の思ったとおりではな いと分かったことなどです。  私たちは、その苦味をどこに持っているのでしょうか。 ハートの下、太陽神経叢の上にそれを運んでいます。オ リーブの苦味との水平面の関係性があります。それは確 かに横隔膜の部位です。 

色の観点から言うとオリーブは、ブルーがイエローに向 けて伸びたところにあります。オリーブには、ブルーよ りもイエローの方がたくさん入っています。バスケット やボウルに関連して述べるなら、オリーブの理解には、 少しの知性と、質的には、たくさんのフィーリングとの 関係性があると言えます。  オリーブはイエローバスケットに根づいており、感情 とのつながり、世界への感情やフィーリングとの関係性 に基盤を持っています。

B92 グレーテル Gretel

B92 の中に与えられた理解は、 ハートの下、太陽神経叢の上にある横隔膜の周辺の領 域にある苦味を手放すことです。太陽神経叢に根っこを 持つ自分の中にある収縮を手放すことです。認められな いことへの恐れ、尊重されていないという恐れに関して、 アイデンティティの中に根付いている苦味です。それが 自分の人生の目的をどのように堕落させているかに気づ くようにならないかぎりは、私たちは手放すことをあま り気にとめたりしません。

そうなって初めて、認められ ることを求めているアイデンティティとの関連において、 私たちは苦味を手放すことの価値を見はじめるのかもしれません。  その症状の究極的な麻痺状態は、行動しても自分がじゅうぶんでないだろうことを恐れてなにもしないでいるときです。この恐怖は、経験できることのポジティブ な表現を表す、ハートの女性的リーダーシップの対極に あります。

過去の失望に関する苦味をまず手放す必要があります。そして、認められることへの必要性とアイデ ンティティに関連した恐怖を手放す必要があります。  オリーブのエネルギーに伴う垂直的関係性とは、聖霊 と私たちの内側にあるクンダリーニの力としてのオリー ブと同じ意味です。この部分が、ふだん誤解されている オリーブのエネルギーです。

これはオリーブエネルギー の目覚めであり、苦味が手放され、スピリットの甘さに なります。  聖霊の目覚めの力として、私たち自身の中にあるクリ エイティブな力であるクンダリーニが、身体の中で上昇 しはじめます。その内側に横たわる目覚めのエネルギー は、ある種の苦味を含んでいます。 

次に、オリーブは蛇とつながりがあります。自分自身の中のクリエイティブな力として蛇を認識することは苦い経験です。しかしそれを育めば、それはなにか甘いものになる可能性があります。それは自分の中でひとつになることの原理である可能性でもあります。私たちは、自分をもっとはっきりと見つめ、目覚め、自分の中にある ごまかしのなにかによって誘惑される苦味を克服するこ とが必要です。

オリーブの経験の中には小さな逆説的意味が存在しま す。もし自分の中で目覚めていると信じ込んでいるのが 『私』であるとしたら、そしてそれが単にエゴのもうひとつの側面であるとしたら、あるいは偽りの人格のひとつの側面であるとしたら、そしてそれを真実の目覚めで あると私たちが思い込むとしたら、それは極めて苦い経 験ではないでしょうか。  そこで、目覚めるとは実際にはどういうことなのか、 という可能性に目覚めることができるでしょう。それは スピリットの甘さであると言えないでしょうか。  

クンダリーニの目覚めに関連したオリーブの概念があ ります。そして、聖霊との出会いはもうひとつの概念を 紹介しています。それは「聖霊は、そのヒーリングの目的のために、それ自体とは異なるすべてのものを表面化 させます」。これはおそらく、ひとつの概念、考えとも 言えますが、またオリーブを生きることの現実とも言えます。

私たちが障害に出会うたびに、自分の中で抵抗に出会うたびに、私たちはそれを聖霊の行為の実現として見ることができるでしょう。
私たちは、苦い経験や自分の中 に見る失望の経験の苦味を、目覚めのプロセスの中で、 いかにしてスピリットの甘さに変えていくことができるでしょうか。

ジャッジからエネルギーを取り除き
自己受容に至り
失望やだまされたというフィーリングを克服することができ
自分がじゅうぶんでないことに自己を同一化しない。

こういった現象のすべてが、オリーブの経験の周辺 にあります。ですからオリーブと垂直的関係性の核心に 本当に至ることは難しいのです。
グレーテル、B92 ペールコーラル/オリーブ(B14 の リターンジャーニー、クリアー/ゴールド)を、グレー テルの下層にあるオリーブの経験と見方から考察して みましょう。
私たちの内側にある智慧に光をあてること の経験です。第 2 身体の形成が、グレーテルの中に暗 示されています。その一部は内なるティーチャーに光をあてることです。

「自分のしていることを、どのようにするか」

という質に関する同一化に移行しはじめます。 これはまたオリーブの経験に目覚めることのはじまりで す。ペールコーラルのエネルギーと関連したクンダリー ニのオリーブの蛇の目覚めが、グレーテルのシンボリズ ムが私たちに伝えていることの可能性を作ります。

なぜシンボリズムが、ここまで話してきたことを実際 に示しているのでしょうか。真のオーラの広がり、ルミナスエッグの広がりは、苦味を受取り、どのように聖霊 に出会うかということの表現だからです。私たちが見るものは、真のオーラの領域でサポートされているひとつ のルミナスエッグだけではありません。実際に私たちは、 それが三つに反響されたものを見ます。上は喉の辺りか ら下は真のオーラまで広がったものがひとつ、もうひとつは上は頭上から、下は根っこあたりまで広がったもの、 そして三つ目は、いちばん大きく身体全体に広がっています。

光の身体を形成すること、私たちの光のフィールドを作ることは、本質的に内面のプロセスです。それは、また内側の進展が起こるとによって外側に現れます。  ルミナスエッグ、あるいは光の身体は、内なるプロセ スの結果として形作られはじめます。そのプロセスには多くのレベルがあり、そのひとつはオリーブのエネル ギーの本質を理解し、苦味を手放し、失望や裏切られた 気持ちを手放すことです。それによって私たちは、自己の真実の目覚めへのオリーブの甘さに至ることができます。私たちがどこへ行こうと、なにをしようと、そこに至ったときは、私たちはそこにいる、ということをゴールドは語っています。

ある意味では、それは内なる状態の完全な状況を強 調しています。内側にあるゴールドとの関係においては、 すべてのものが完璧であり、私たちに必要なことは、そ れにつながることだけなのです。私たちは誰もがゴール ドを持っているけれど、それにつながる必要があるとい うことです。

条件づけ、遺伝経路の中にあるすべてのパターンは、 私たち自身の中にあるゴールドを洗練させるためのうってつけの材料です。ゴールドは、すでにそこにあります。  それは私たち一人ひとりの中にあるものの一部です。 私たちがどれくらい知っているか、どれぐらい知らない かというのは問題ではなく、それは関係ありません。  誰もが自身の中にゴールドを持っています。人がやる 必要のあることは、自分自身の中で洗練の錬金術的プロ セスに入ることです。ただそのゴールドに注意を与える だけで、それが世界にその姿を現すだろうことを意味しています。

聖霊と出会うということは、この洗練のプロセスに抵抗している、自分自身の中にあるすべてのものに直面す ることも意味します。  クンダリーニの上昇、クリエイティブな力の上昇、根っ こで目覚めが起こるということは、クリエイティブなプ ロセス、自分自身の中にある神聖な力のようには見えな いものすべてに私たちが出会うであろうことを意味しま す。神聖の力が本当に実現するために、抵抗をお祝いし、 困難さをお祝いし、混乱をお祝いしましょう。なぜなら、 それはおそらく私たちが、その道中にあることを意味しているからです。

グレーテルは、オリーブをお祝いすることでもありま す。それは過去の抵抗を手放すことであり、それに同一化しないことです。そういった状況の中で、自己同一化 しないことが可能であることを発見し、自分がなにをし ていようとも、質をそこにもたらす方向へ、もっと自己 を同一化する位置に立つことができることをただ知って いることです。コーラルのエネルギーとの関連でクンダリーニが上昇 することに関して、コーラルとターコイズは対極にある と言えます。この二つは両極性、補色を通じてお互いを サポートしています。ですからコーラルの強烈化は、86 番の中に見るターコイズの強烈化のバランスでもあります。

小さな白い鳩はグレーテルの中にあるターコイズのエネルギーの中のチャレンジを見ています。白い鳩は聖霊、 クンダリーニの力の上昇を表しています。そしてそのプ ロセスの中で、どのようにして自分自身という聖杯の中 に聖霊が受け取られるかを表しています。そのことはま た、もし過去の苦味、失望、だまされた感覚に私たちが 自己同一化しなければ、個性化のプロセスの中で起こっ ていることでもあります。こういったことすべては自己 欺瞞に同一化さます。  

苦い思い、自己欺瞞、だまされた感覚といったものは すべてオリーブの現象であり、それらはすべて変成され、 変容されることが可能です。そして、これから起こる さらなる目覚めの可能性を与えるものの一部でもありま す。もしクンダリーニが上昇して、私たちが聖霊に出会 うとすれば、それは自分の嫌っているもの、解決の難し いものすべてを表面化させる可能性があります。なぜな らそれがオリーブの経験の本質だからです。それがコー ラル、新しい意識の目覚めとつながるとき、こういった ことに出会うことは避けられないのです。

内なるゴールドに注意を向け、内なるティーチャーに つながり、自分自身のゴールドの内側にあるスターを育 みましょう。こういったことはすべて目覚めの方向への 導きになるでしょう。私たちの中にあるそういった力が、 聖霊の存在が発達するのに必要なものを経験させ、そ れによってその目覚めは必ずやオリーブの課題に直面す ることへと導きます。これは光の身体の形成に関連した ペールコーラルとターコイズの強烈化との関係性です。

では、この話の最初からのプロセスを復習してみま しょう。例えば「どんな仕事をしているのか」という問 いが持つ意味はなんでしょう。
世間で私たちがオーラソーマシステムを分かち合うときに、私たちは光の身体の形成に関するなにかを分かちあっています。私たちは 8 について、なにに自己を同一 化しているのかに関連して、質的なシフトの概念を見て きました。 「私たちがなにをするのか」から「自分のしているこ とをどのようにしているのか」に私たちはエネルギーを 移行することができます。
B8 アヌビスのメッセージの 主な強調はここにあります。これはオーラソーマシステ ム全体の数秘学のまとめであり、さらにそれはイエロー /ブルーです。107 の異なった色の組み合わせにワークすることすべての理解の基礎です。

おそらく古代エジプト人は光の身体を本当に信じ、光の身体を理解していた最後の文明のひとつでした。羽は、 また光のシンボルでもあります。ですからハ―トの重さ を羽で量ることは、存在の軽やかさ、ハートの羽のよう な質にバランスを取ることです。  羽は、天使や、羽根のような質、光の身体のもうひと つのシンボルとも関連しています。
ですからそのシンボ ルは、存在の軽やかさや、存在の質をとてもはっきりと 語っています。私がここで話していることは、なにか遠 くにあったり、空想や寓話物語のような私たちに手の届 かないものではないということです。それはとてもリア ルなものです。

もし私たちが、天使的な質との関連にお けるハートの重さとしての羽のシンボルの本質を理解す るならば、それは実はまさにここに存在しています。そ して、それはこの瞬間にもたらす質と関連しています。 もし、私たちの物質的側面である肉体の中にグランディングすることができれば、実際のところ私たちがどこに自己を同一化するかに関連したシフトの問題だけなのだということに気づくことができれば、それは存在の 質的な本質に違いを作り、私たちはもっと私たちの天使 的な質と調和することができるようになります。これは一瞬ごとに可能なことです。

8(すべての潜在力を示す)のアウトワードジャーニー から、86(8 のリターンジャーンー)へのシフトを私たちがするとき、これが非常に強調されます。私たちが、 ハートの中にあるクリエイティブなコミュニケーション に関連して、自分自身のなにかを分かちあうときに、光 が個性化の旅に照らされます。そのようにして光の身体 が離れたものではなく、身体の中でグランディングし、 もっと今ここに在るようになることが可能です。86 とし て一緒になっている、6 に関連した 8 の目覚めです。

光の身体を分かちあうこと、光の身体へ目覚めることとは、ハートのクリエイティブなコミュニケーション に関連したなにかです。ですから、あなたの中にある ゴールドに根づいているのであれば、クリエイティブな コミュニケーションを信頼してください。自分の中にあ るその智慧を本当に信頼してください。そして、あなた がそのプロセスが展開することを許すとき、自分にとっ て準備のできたハートのクリエイティブなコミュニケー ションが表現されることを許します。あなたがそれをす るなら、あなたは第 2 身体である光の身体を形成し、そ れは聖霊に関連するなんらかの影響をもたらすでしょ う。やって来る抵抗や失望、だまされたという感覚に不 安にならないことです。なぜならそれはプロセスの一部 だからです。それをお祝いしましょう。なぜって、それ はスピリットの甘さがどのようなものでありえるかを学 ぶための、目覚めの一部だからです。

私たちはまた 8、86 のストーリーの続きとして 14 -5 を見ました。そしてまたオーラソーマティーチャーの視 点からすると、B83(ターコイズ/ゴールド)という 5 のリターンジャーニーを見ることも適切です。なぜなら、 私たちが教えるとき、ヴィッキーがこの世界にもたらし たもののリターンジャーニーを分かちあっている、と言 えるからです。これは実際に今まで私たちが述べてきた ことの確認ではないでしょうか。  内側の智慧に関連したハートのクリエイティブなコ ミュニケーションは、まさにストーリーの完結です。そ れは光の身体の形成の本質であり、光の身体についての 教えの本質でもあります。B83 の下層に見られる自己の 中にある智慧を信頼することが、ハート(B83 のターコ イズに見られる)からのクリエイティブなコミュニケー ションを私たちに可能にします。この実践が個性化の旅を浸透させ、強く動かします。

83 と 92 が共通に持っているものはなんでしょうか。 両方とも足すと11 になります。そして 11 のストーリー の一部を私たちは理解しています。すでにそれを話して きました。それはオーラソーマシステムのストーリーと それがなんであるかに直接的につながっています。  ここで、オーラソーマという文字の最初と最後に二つ 1 があることを思いだします。最初の AURA の A と AURA の最後の A、SOMA の S と SOMA の A、こ れらは実際に二つの入口のようです。したがってオーラ ソーマシステムのストーリーは 11 のスターにも関連して いることは驚くことではありません。  

92 と 83 はどちらも足すと11 になり、B11 はクリア-/ピンクであり、ピンクと関連する光です。それは自己 受容の課題です。私たちが自己受容の課題に光を照ら すほど、光の身体との関連で私たちが論じている原理が もっと起こりえます。自己受容は、たくさんの課題のド アを開ける大きな鍵のひとつです。  ヴィッキーはこのボトルは、このシステムをまだ分かっ たと言えず、実際にボトルの効果や、色の効果が分から ない方に紹介できるすばらしいボトルのひとつだと言っ ていました。おそらく、その方たちはボトルを使ったけ れども、「それを使ってみてなにも感じなかった」ので しょう。  他のボトルを使ってなにも効果を得られなかったと言 う方へ、このシステムを紹介するのに、このボトルを使 うことをすすめますと彼女は言いました。そのことから、 あなたはなぜそれが光の身体と関連しているかという意 義と、11と入り口との間にある、つながりを理解しはじめることができます。

B11 エッセネボトル

自己受容の課題に光を照らすこと、それに光を照らす ことは、それに気づきを持つことを意味しています。自 分自身を受け入れてない部分はどこでしょうか。私たち の人生で、自分が望むものよりもむしろ望まないものを 作っている領域に光をどのように照らすのでしょうか。 それは 11 によって与えられる機会であり、思考とフィー リングとの関連で責任を取ることです。

エッセネ派がしたことはなんだったでしょうか。彼らは人生のあらゆる側面に天使を呼び起こしました。なぜ なら彼らは存在の光の側面、光の身体を可能なかぎり実 現したいと願っていたからです。  思考とフィーリングに関して責任を持つこと。どうしてでしょうか。エッセネ派の信条は、あらゆる思考と フィーリングがビーイングを作るということでした。

そのビーイングは必ずしも具体化するとはかぎりません。 これに関連した概念は、私たちは自分の考えたものにな り、自分の感じたものになるということです。ですから 自己受容に関したこの課題では、私たちがどのように感 じ、自己同一化に関連して暖かさや思いやりに質的シフ トをすることがとても重要です。  

ピンクのエネルギーは、ピンクに光を照らすことの基盤になります。光をレッドに強烈に照らすこと、それは目覚めの可能性を意味します。  私たちは、11 が入口のようであることについて述べて きました。私たちがドアを通るたびに、私たちは 11 を 通リ抜けます。ドアの両端は 11 のようであり、なにかの入口です。

どの入口においても、私たちはもっと意識 的にもっと光をもたらすことができます。 11 は意識のマインドの上層が光であり、無意識/潜 在意識のマインドである下層にピンクがあります。下層 にあるピンクのエネルギーは、実際はすでに肉体に光が あります。ですから、身体にもっと意識をもたらすために、 上層に光を持つ以前に、すでに身体に光をもたらしていると言えます。

思考とフィーリングに関連して責任を取ること。私たち は、自分に可能なベスト以下のことに自己を同一化して いるのでしょうか。それとも自己同一化をより自分が好 ましいと思う質に向けてシフトしているでしょうか。  静けさを超えたところにある光の一点からやって来る ものに向けて私たちはシフトするのでしょうか。

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